日本財団 図書館


25 越中(えっちゅう)いさみ太鼓保存会(だいこほぞんかい) (富山県)
 
 
演奏曲 飛龍(ひりゅう)
 
 約750年前の長承2年、現在の富山県砺波市野村島鎮守桑野神社の神事に起因し、御神体安置の時に打ち鳴らしたのが始まりと伝えられています。
 戦後、昭和27年に復活し、2年後富山県では最初に「保存会」を結成して県内外に数多くの出演をしてきました。平成15年には保存会結成50年を迎えました。
 保存会結成以来、大人の部と少年部があり、伝統継承に努めています。子供の時からずっと参加しているメンバーも数多く、親子で活動しているメンバーもおります。
 いさみ太鼓の基本となる演奏は笛と地方に合わせて打ち込む曲打ち太鼓ですが、近年は古来の伝統に時代感覚も取り入れた新しい発想の曲も演奏しております。
 
26 金光藤蔭高等学校(こんこうとういんこうとうがっこう)和太鼓部(わだいこぶ)“鼓響(こきょう)” (大阪府)
 
 
演奏曲 炎馬(えんば)
 
 金光藤蔭高等学校和太鼓部には“鼓響”という名前がついています。これには私たちの太鼓に対する熱い想いが、太鼓の音のように、遠くまで、心の奥底まで響き渡って欲しいという願いが込められています。また「こきょう」という音は「ふるさと」という意味の「故郷」にも繋がっており、ふるさとの懐かしさや安らぎを感じられるような温かさと、ふるさとの山のように頑として動かない力強さの両面を持ち合わせた太鼓打ちとして、舞台に立ちたいという気持ちも同時に込められています。私たちは、この“鼓響”という名前の由来を大切にし、より一層精進を積み重ねていきたいと思います。今年は「炎馬」という曲を演奏します。振り付けよりも音を出すことを重視した勢いのある曲です。一昨年、昨年に引き続き三度目の出場ですが、精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。
 
27 山木屋太鼓(やまきやたいこ)クラブ (福島県)
 
 
演奏曲 吹乱風(ふきらんぷう)
 
 私達の住む山木屋は阿武隈高原の中央に位置し美しい自然に囲まれたとても環境の良いところです。平成13年3月、産声を上げた「山木屋太鼓クラブ」は、当時10名足らずからの出発でした。子どもたちの健全育成と、故郷を思う心を育てようと、創作曲は山木屋の地への思いを込めたものばかりです。日本太鼓連盟公認指導員の斉藤通夫氏にアレンジ指導を受け、地吹雪をイメージした「吹乱風」で全国に発進したいと思います。大好きな太鼓を、故郷・山木屋の地に届くよう、打ち響かせたいと思っています。
 
28 青森県立名久井農業高等学校(あおもりけんりつなくいのうぎょうこうとうがっこう)名農豊穣太鼓(なのうほうじょうだいこ) (青森県)
 
 
演奏曲 TAKE BEAT
 
 名農豊穣太鼓は今年度の4月に結成されたばかりです。
 古来より農耕民族である日本人は五穀豊穣を願い、また自然に感謝する意味をこめて、太鼓を打ち鳴らしてきました。
 農業高校生である私たちも、豊かな実りを迎えることができるようにとの願いをこめ、名農豊穣太鼓を結成し、演奏に励んでいます。
 私たちの高校がある青森県名川町は、上に名久井岳、下には馬渕川が流れています。お米、野菜はもちろん、サクランボを始めとする、様々な果樹、そして豊かな自然に囲まれて、私たちは毎日夜遅くまで練習をしています。
 まだ、結成して1年ですが、やる気と気合だけではどこにも負けないつもりです。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION