(3)防犯環境設計に基づく防犯診断
ア 第1回ワークショップ意見概要
≪暗がりによる不安≫
JR湖西線高架沿、JR西大津駅〜京阪皇子山駅までの高架下、皇子山公園内等において、暗さへの不安(特に日没以降)に対する指摘が見られた。
≪人通りが少ない≫
皇子山公園における夜間の人通りの少なさに対しての指摘が見られた。
≪若者のたむろ≫
駅前コンビニエンスストア、JR西大津〜京阪皇子山駅の乗り換え通路等における若者のたむろによる不安に対する指摘が見られた。
≪マナー違反、迷惑行為≫
西大津駅周辺・高架下における落書き、不法投棄、放置自転車、等のマナー違反・迷惑行為に対する指摘が見られた。
≪その他≫
人口増加に伴う開発段階であることから、整備部分と未整備部分とのギャップがあり、危険度を増しているという指摘が見られた。
新住民側としては旧住宅地側のことがよく分からないという指摘も見られた。
イ 不安感アンケート調査結果
≪不安感マップ分析≫
【不安に感じる理由】
不安に感じる理由としては「暗い(235件)」という回答が最も多くなっている。続いて駅前やコンビニエンスストア前での「若者のたむろ(130件)」に対しての不安感も高くなっている。
【不安感箇所の環境特性】
西大津駅およびJR、京阪高架沿いといった、住民の通勤・通学などの日常動線に対して不安感が集中している。特に高架沿い道路における夜間の暗さ、人通りの少なさ(電車到着時とのギャップが激しい)、駅前周辺での若者のたむろも不安を煽る要因となっている。皇子山公園内通路においても不安感が集中している。
図表2-15 西大津駅周辺地区不安感マップ
(ワークショップ作成版)
(拡大画面:169KB)
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図表2-16 西大津駅周辺地区不安感マップ
(不安感マップアンケート調査結果)
(拡大画面:185KB)
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≪ヒヤリハッとマップ分析≫
【犯罪遭遇内容】
皇子山公園、高架下を中心として不審者(ホームレス、痴漢など)の目撃情報が多数を占めている。
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