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≪侵入に要した時間・侵入を諦める時間≫
 
●侵入に要する時間は5分以内が9割
●犯罪者の7割が10分以上時間を要すれば侵入を諦めている
 
 実際に侵入に要した時間は「3分以内」(68%)が最も多く、次いで「3分以上5分まで」(21%)となっている。侵入を諦める時間は、「3分」(29%)が最も多く、次いで「10分」(20%)、「5分」(19%)となっている。
 侵入時間が5分以内と比較的短時間であり、犯罪者の7割が侵入に10分以上時間を要する場合には諦めるといった結果となっており、出入口の二重ロックの徹底」「ピッキング対策・防犯ガラスの設置」などにより、侵入しにくい環境をつくることが有効であることがわかる。
 
図表1-30 侵入に要した時間(n=86)
 
図表1-31 侵入を諦める時間(n=86)
 
≪犯行を諦めた理由≫
 
●人気・人目を感じたり、侵入に時間を要することで犯行を諦める傾向がある
 
 犯行を諦めた理由としては「家人・近隣者に気付かれた」(22%)が最も多く、次いで「室内に人の気配を感じた」(19%)が多くなっており、侵入にあたっての監視性が確保されていることなどが重要であるといえる。
 その他の回答としては「鍵がかかっていたため」等が見られ、各世帯での防犯意識を高め、施錠を徹底することが重要であるといえる。
 
図表1-32 犯行を諦めた理由(n=86)
 
≪物色した対象物・窃取した物≫
 
●机、かばん、たんす等から現金を盗まれるケースが多い
 
 物色した対象物としては、「机」(28人)が最も多く、次いで「かばん・バック」(24人)、「たんす」(22人)が多くなっている。
 窃取した物としては、「現金」(59人)が最も多くなっている。
 
図表1-33 物色した対象物(n=86, 複数回答可)
 
図表1-34 窃取した物(n=86, 複数回答可)







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