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≪犯行前の下見での留意点≫
 
●犯行地周辺環境の監視性の有無、侵入建物の防犯レベルの確認
 
 犯行前の下見において、犯罪者が留意する点としては、「付近に人目・人通りが少ない」(44人)が最も多く、次いで「侵入しやすさ」(39人)が挙げられている。その他の回答としては「金品所持の有無」等がある。
 犯行地周辺環境の監視性の有無、侵入対象建物の防犯レベルの確認など犯行前の下見で行われていることがわかる。
 
図表1-25 犯行前の下見での留意点(n=86, 複数回答可)
 
≪侵入建物の選択理由≫
 
●周辺地域の監視性が低く、留守がちの世帯が被害対象となっている
 
 実際に侵入した建物の選択理由としては、「付近に人目・人通りが少ない」(32人)が最も多く、次いで「家人が留守である」(28人)、「金がありそうだから」(20人)が上位を占めている。
 
図表1-26 侵入建物の選択理由(n=86, 複数回答可)
 
≪留守確認方法・侵入口・侵入方法≫
 
●日暮れ後の電灯点灯の有無により、留守確認が行われている
●無施錠により侵入盗犯罪の遂行が容易に行われている
 
 留守確認方法としては、「日暮れ後の電灯点灯の有無」(33人)が最も多くなっている。
 侵入口としては「表出入口」(33%)が最も多く、次いで「窓」(29%)、「勝手口」(27%)となっている。
 侵入方法としては「無締り(無施錠)を探す」(43%)が最も多く次いで「窓ガラスをこじ破る」(20%)となっている。その他の回答方法としては「窓ガラスを打ち破る(投石等)」等の大胆な侵入手口もある。
 表出入口の無施錠が多いなど、防犯意識の低さが侵入盗犯罪の遂行を容易にさせていることがわかる。
 
図表1-27 留守確認方法(n=86, 複数回答可)
 
図表1-28 侵入口(n=86)
 
図表1-29 侵入方法(n=86)







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