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参考2-1: ヘボン式ローマ字つづり
・ヘボン式ローマ字のつづり方は下表のとおりである。
・備考は昭和29年12月9日付内閣告示第1号の「ローマ字のつづり方、そえがき」及び新村出編『広辞苑第四版』1991の「ローマ字のつづり方、ヘボン式の備考」による。
・備考2.4.の符標は、明治18年に羅馬字会(日本の有識者による書き方取調委員会)が発行した『羅馬字にて日本語の書き方』及び昭和21年4月1日付運輸省達第176号の「鉄道掲示規程、修正ヘボン式によるローマ字のつづり方」を参照した。
・なお今日いうヘボン式は、慶応3年にヘボンの提唱したつづり方が先の羅馬字会の提言によって修正されたことから、明治後期から修正ヘボン式と呼ばれ(小泉保『日本語の正書法』1978)、戦後になって標準式あるいは単にヘボン式と呼ばれるようになった経緯がある。
 
 
備考1. はねる音「ン」はnであらわすが、ただしm、b、pの前ではmを用いる。
2. はねる音を表わすnと次にくる母音字またはyとを切り離す必要がある場合には、nの次に「-」(ハイフン)を入れる。
3. つまる音は、次にくる最初の子音字を重ねてあらわすが、ただし次にchがつづく場合にはcを重ねずにtを用いる。
4. 長音は母音字の上に「−」(長音符標)をつけて表わす。なお、大文字の場合は母音字を並べてもよい。
5. 特殊音の書き表わし方は自由とする。
6. 文の書きはじめ、および固有名詞は語頭を大文字で書く。なお、固有名詞以外の名詞の語頭を大文字で書いてもよい。
 
参考2-2: 角ゴシック体の書体例
・日本字及びアルファベットの角ゴシック体には、次の例などがある(カッコ内は書体名)。
 







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