| ○ハシイタ取り付け  戸立水押の上部を上棚ラインに沿って切り落とし、厚さ7センチ、幅40センチの桧材のハシイタ(端板)を取り付ける。   ハシイタの取り付け   ○船首隔壁(仕切り板)取り付け  艫(船尾)とオモテと呼ぶ船の前の甲板を支える壁面となるシキリ板(隔壁)を取り付ける。通称「セギイタ」と呼ぶ杉の4センチ厚板で、舳先(端板)から335センチ、トモ(床)から145センチの位置に内側からはカイオレ、外側からは頭釘で固定する。   9/24(木) 甲板の根太の取り付け  板子(フダテとも呼ぶ7寸幅杉板、厚さ8分板)を支える根太(杉2×2寸5分角)の取り付けをする。板が張られるオモテ(船首)とトモ(船尾)の仕切り板(隔壁)から両端に向かって張られる甲板を支える角材で、船尾は50センチ間隔で入れられる。   ○船首・船尾甲板根太入れ  甲板を張る板を受ける根太(2×2.5寸角杉)を50センチ間隔で入れる。   船首甲板用根太入れ   10/1(金) 船首。船尾の甲板張り  すでに入れておいた根太に杉板1寸2分をもって2寸5分のスクリュー釘で固定する。板は左右から張り込み、最後に中央の板をカケヤで攻めるセメツギで行い、最後の板は互いに外に釘打ちする手法で納め甲板を張り終える。胴の間の(客間)となる場所は滑り止めのため鉋仕上げをしていない8分の杉板(幅7寸)を中心から左右に並べ、取り外しができるようにする。   船首部分(甲板張り完了)   側面部分(上棚内側と板子の根太)   |