9/11(土) 両ナカダナ(根棚)取り付け完了
ナカダナ取り付け(船首右舷)
ナカダナの取り付け(船尾側)
ナカダナの組立状況
9/12(日) トダテの取り付け
杉の2寸5分板を2枚合わせ2メートル×80センチと広くした材料から、シキ取り付け部で71センチ、高さ60センチ、幅150センチに切り出し、トモジキの端に据え、7寸カシラ2本で固定し、ナカダナも添わして5寸カシラでとめる。
9/13(月) ウワダナの加工と取り付け
(右舷ウワダナ作り)
ウワダナは3枚の板を乗せながら継いでいく乗せ継ぎ方法で行い、すでに取り付けられたナカダナの天端にウワダナ(上棚)材を当て基本材となる1枚目の寸法を拾う(写し取る)。こうしてナカダナの天端ラインを写し取ると一旦板をはずし、ミヨシに近い曲がりのきつい部分は焼き曲げして板を馴染ませる。さらにそのラインに沿って釘孔を7寸間隔で記し、平ノミとツバノミを使って前孔を明ける。それをナカダナの上に乗せ、外側から4寸カシラ(釘)で固定する。その上に2枚目の板を乗せ最初と同様1枚目の天端(接合面)を写し取って切り出し、それを再び乗せ1枚目と2枚目の接合面を擦り合わせノコで挽いて透き間をなくす。位置が狂わないように1枚目と2枚目を直線の墨で記しておき、内側にツバノミで明けておいた釘孔に5寸オトシを差し込み5寸間隔で上下から打ち込む。3枚目は船の中央あたりから船尾にかけて、艫のマクリ(反り)と同じ角度でトダテ天端まで上がるウワダナを継ぎ足すが、1、2枚目と同様材料を天端にあて「クチヒキ」と呼ぶ二股の墨さしでラインを転写して切り出し、同様に接着面を擦り合わせて釘打ちして固定する。同様に左舷も行い、ウワダナの取り付けを終了する。
ウワダナ(上棚)製作(1)
ウワダナ(上棚)製作(2)
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