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第4章 高潮モデルの検証
4.1 計算ケース
 表4-1-1に示した擾乱を対象に、波浪推算をおこない、高潮の計算をおこなった。対象領域は表4-1-2および図4-1-1、2に示す領域である。また、計算条件もあわせて表4-1-2に表す。
 
表4-1-1 対象擾乱と計算条件
対象擾乱 Wave Setupの有無 備考
T4216
(周防灘台風)
 
T9119  
T9918  
仮想台風 T9918経路
+枕崎台風の中心気圧
 
表4-1-2 波浪推算の計算条件一覧表
 
4.2 波浪推算の検証
 図4-1-2において抽出した4地点において、風速・波高・周期の時系列を図4-2-1、図4-2-2に示す。周防灘海域の台風9119号と台風9918号については、苅田港で観測されている風速・波高・周期の時系列を併記した。実測値と比較すると波高ピーク時での対応は比較的良いと考えられるが、風速・波高とも値はかなり小さく再現されている。波高ピーク時付近での分布図は資料編に載せる。
 
図4-1-1 波浪推算の流れと領域図
(拡大画面:161KB)
 
図4-1-2(a) 周防灘海域の波浪計算格子図(格子間隔:1分:約1.7km)
 
(1)33.800°131.075°
(2)33.750°131.500°
(3)33.500°132.000°
(4)33.000°132.250°
 
(1)は苅田の波高観測地点
 
図4-1-2(b) 有明・八代海域の波浪計算格子図(格子間隔:1分:約1.7km)
 
(1) 32.600°130.600°
(2) 32.500°130.500°
(3) 32.333°130.417°
(4) 32.167°130.250°







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