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(注15)能の翁面と同じ形式・表情の面。能の翁面より小型。
 
(注16)催馬楽の歌。「あげまき」は少年のこと。
 
(注17)「色」は「尋」「ひろ」のあて字。
(注18)坐っていたが。
 
(注19)そちらへ参りましょう。
(注20)千早振は「神」に掛かる枕言葉。神代の昔から長く栄えるように祝って。彦三は「ひこさ」、「ひこさ」は久しいという意味。
(注21)「そよや」は囃子言葉。
(注22)「三きやく」は「三極」で、天地人のこと。
(注23)瀧の水は冷々と流れ落ちて、夜の月をあざやかに浮かべている。水際の砂はさらさらとして朝日の光を映している。能では「渚の砂、索々として、朝の日の色を朗じ、瀧の水冷々として、夜の月鮮やかに浮かんだり」とある。
 
(注24)能では「天下泰平国土安穏今日の御祈祷なり。在原やなぞの翁ども」。
 
 
(注25)「アシワラヤ」は「在原や」。在原は在原業平のことでろうか。『伊勢物語』の歌の中に出てくる翁のことであろうか。しかし、この解釈には少し無理があるように思う。
 
(注26)どういう翁だ。それはどこからきた翁だ。「とうも」は「どの」(殿)。
 
 
(注27)左右の足のカカトを上げ下げするのは、どういう意味があるのであろうか。返閇(へんばい)の意味ではなかろうか。返閇は地の霊を鎮める足の呪法。
 
 
(注28)何故、翁様を頭の上に乗せるのであろうか。静岡県で行われてる「おこない」という行事では、翁の曲の時、翁の面を頭の上に乗せ、祭文を読む。その意味はどういう意味か明らかでない。
 
 
(注29)長寿を祈る喜びの舞だから。
(注30)一舞。
(注31)目出たい言葉。呪文。雷が鳴ると「くわばらくわばら」というが「萬歳楽萬歳楽」というところがある。萬歳楽は舞楽の萬歳楽と関係があろう。「一さし舞おう」というが、能では舞はない。萬歳楽は全国各地に残っている民俗芸能の中に今日伝わっているが、その演じ方はまちまちで一定しない。







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