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(2)古仁屋港
 
(1)港湾の立地条件
・背後圏は、瀬戸内町であるが、道路事情の改善により、名瀬港からの輸送貨物が増えている。
・内湾であり、常時、波浪に洗われることはない。
 
(2)港湾における廃棄物等の保管状況
・フェリー岸壁背後に、ビン、バッテリー、廃家電などが保管されている。
 
(3)港湾の清掃状況
・定期的な港の清掃は行なわれていない。
・港湾の一部には、ゴミなどの散乱が目立つため、ボランティアが港の清掃を行なうことがある。
 
(4)問題点等
・名瀬港との静脈物流上の機能分担の明確化。
・古仁屋港におけるリサイクル資源の保管(リサイクルステーション)機能の具体化。
 
図−1.3.2 古仁屋港の平面図
 
(3)湾港・早町漁港
 
(1)港湾の立地条件
・湾港の背後圏は、喜界島全体であるが、飛行場滑走路の前面であるため、船舶着岸は昼間以外に限定される。また在来貨物の取扱いは時間、岸壁面から制約されている。
・早町漁港は、湾港が台風時で利用できない時の代替港であり、また在来貨物を取扱う港湾である。
・湾港、早町漁港とも、台風時には岸壁が波浪に洗われ、直背後地でのリサイクル資源の保管は難しい。
 
(2)港湾におけるリサイクル資源の保管状況
・湾港では、特に保管は行われていない。
・早町漁港では、使用済自動車の一時仮置きが行われている。
 
(3)港湾の清掃状況
・港湾の一部に、ゴミなどの散乱が目立つため、年に2回、県の土木事務所や地元土木業者、港湾運送事業者、農業協同組合がボランティアで港の清掃を行なっている。(湾港)
・波が荒れて港に廃棄物が大量に打ち上げられた場合などは、港湾運送事業者が清掃を行なっている。(湾港)
 
(4)問題点等
・湾港の利用の制約(飛行場滑走路の前面にあるため船舶着岸は早朝、夜間のみである。在来貨物は扱かっていない)。
・湾港におけるリサイクル資源の保管(リサイクルステーション)の可能性の検討。
 
図−1.3.3 湾港の平面図
 
図−1.3.4 早町漁港の平面図
 
(4)亀徳港・平土野港
 
(1)港湾の立地条件
・亀徳港は徳之島の玄関港であり、島全体が背後圏である。
・平土野港は、フェリーが発着するが背後圏は天城町である。台風時には、亀徳港の代替港となる。
・亀徳港、平土野港とも台風時には岸壁が波浪に洗われるため、直背後のリサイクル資源の保管は難しい。
 
(2)港湾における廃棄物等の保管状況
・亀徳港新港地区では、廃家電がコンテナに保管されている。
・亀徳港本港地区では、使用済自動車、スクラップがコンテナで一時保管されている。
 
(3)港湾の清掃状況
・年に1度「海の日」に建設業協会などが清掃を行なっている。(亀徳港)
・漁協が年に1回港の清掃を行なっている。(平土野港)
(亀徳港、平土野港とも人の出入りがない所でゴミなどの散乱が目立つ)
 
(4)問題点等
・港湾におけるリサイクル資源の保管(リサイクルステーション)の可能性の検討(亀徳港)。
 
図−1.3.4 亀徳港の平面図
 
図−1.3.5 平土野港の平面図







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