同様の原理で、離調時の異常応答波形についても帯域制限による対処が可能である。パルス幅0.1μsの5MHz離調した入力波形に対する帯域制限の効果を、図3-43に示す。同図のように、帯域制限によって、櫛状の異常波形(c)が正常な波形(e)となる結果が得られた。
図3-43
帯域制限による応答波形への効果(5MHz離調)
(a)入力波形(時間領域)
(b)入力波形(周波数領域)
(c)帯域制限前(時間領域)
(d)帯域制限前(周波数領域)
(e)帯域制限後(時間領域)
(f)帯域制限後(周波数領域)