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2003年7月11日(金)19:00〜21:00
障がい者とのかかわり方2
障がい者就労支援ネットワーク/特定非営利活動法人わーく北九州理事長
藤井 豊美氏
参加者:12名(一般10名 大学生2名)
内容>ご自分の生い立ち・経歴を交え、障がい者雇用・就労についての問題点を報告
まず 障害の 害という字がきらい 私たちは害ではない それを強くアピールしたい
[(生い立ちと経緯)]
昭和29年小倉南区生まれ 小学校5年生の時 友だちと防空壕を掘っていたとき 土砂に埋もれそして腰から下(脊髄)に損傷を受け下半身不随になる。(肢体不自由 脊髄損傷による両下肢運動完全麻痺です)
救急車で運ばれ 病院を転々とし 死に物狂いの苦痛に耐えながら治療を行う。1ヶ月間泣きっぱなしで動けないはがゆさで 親兄弟に当り散らし人生をあきらめた。が なんとか立ち直り義務教育のため北九州市立「肢体不自由児施設 足立学園」に入園。その施設で初めて自分以外の障がい者をみて、重度障がいは自分だけでないと知った。中等部に入園し ごはん 歯をみがく 障がい者との手助けや共同によりかかわりができた。18歳になる1年前に退園し、大分県別府市亀川の作業所施設と授産所施設「太陽の家」へ入所 作業所では給水リレーの製造ラインに従事 また授産所では 注射針のラインからシャープのやぐらコタツの組み立てで働く。若さゆえ虚勢(つぶされる)を張り反発し 自動車免許が欲しいため施設を退所。その後 農協共済別府リハビリテーション施設へ入所 自動車免許を取得し小倉に戻るが仕事がなく、新聞広告で見つけたタクシーの配車係に応募。採用
[健全者との関わり]
健全者の社会に入ったのが初めてで教育も訓練も受けていない。いじめ、空車 実車のコマ送りミスや運転手とのトラブルがあったが8年間勤める。相手が仕事のため本気で ぶつかることで 人間としての良い関係が出来ていった。一緒に遊びにいくことはもちろん出来ないと思えることをさせたりする。それが心地よかった。障がい者自身の勝手な解釈が健全者との隔たりを作っている。そう思った。仕事自体また人間的な関わりは同様だった が収入があがらず健全者との格差を感じ始める。
[独立・今日の仕事]
友人3名で印刷会社 (有)足立を設立。一般書籍からチラシ版下作成を印刷会社から請負う事業を生業とし事業を行う。就労に関して自分以外の障がいの度合いを理解しないと障がい者雇用は 難しいと感じる。クライアントが求めているもの(安く 早く いいもの)をクリアしないと商品に まる障がついて価格が 1/3 に下がる。経営者が障がいを理解(勉強)することが必要である。甘えなのか 出来ることなの等のサポート体制が必要。また障がい者においても 同じ障がい者同士で固まらず 壁を作ることは避ける。公傷 私傷で障害年金が違うのはノーマライゼーションではないと思う。就労支援をするのは 営利企業では出来ない思いがあり NPO(わーく北九州)を取得した。設立して教育 経営者のたいへんさ 現実と思いが一致しない 試行錯誤と続けている。インコムジャパン有限会社設立 福祉ビジネスを始める。組織的に大きくなる必要はない。大きな企業が長く関わってくれるように 仕事をつくっていかなければならない。一方で、就労支援フォーラムを開催したり 官主導型委託事業で在宅就労支援SOHOや JOBサポーター(コーチ)制度の養成 定義づけ 高齢者と障害者の相互就労サロンつくり を行っている。就労支援(福祉系)には必ず、メンタルケアの支援が必要である。就労を通して社会との接点を見つけたい。NPOがバックアップすべきことだと思う。
就労支援と生活支援 就労は お金が発生 就労サロンは実務訓練であって 生活支援(サロン)は終了次第出て行ってもらわないと成り立たない。障がい者の自信 在宅就労の第二ステップを作った。支援企業・財政基盤 原資をどこで稼ぐかが問題。NPOで仕事を受けた場合はすべて障がい者との仕事として共同する。クライアント(企業)が市民活動に積極的に参加し 理解しようとする試みや広がりが大切。多様な障がいがあり、障がい者自身 居心地がいいところを探している。そして、身体的悩みの情報を探している。言わなくても分かり合えるのことはなく、関わり合い コミュニケーションをして分かり合えることが大事。障がい者は特別な存在ではない。与える福祉だけでなく、就労を与える場の提供が最も重要である。
[<参加者の感想>]
・ 知的障害者施設で 働いている。知的障害者はコミュニケーション障がい・就労支援・サポートの方の理解が大切 障がい者がいることにより就労支援が うまくいくこともあり、また他の方の理解する教育が必要と感じた。
・ 人間にとって 仕事をすることは大事そして 権利でありすることで自らが伸びていく。そういう場が与えられないといけないと感じた。商品価値それに 似合ったものを作らないと売れない 現実はとてもシビアなのだと思った。障がい者・女性・男性・高齢者でも働ける就労の仕組みができればよいと感じた。
・ とってもいい話しをしていただいた。渦中にいると自分の生き方・もやもやした自分に気がつかない。社会が悪い錯覚に陥る。皆で支えあって弱者との関わりを通して自分自身の振り返りが出来る。関わられた方の思いがつながり生かされていく そんな社会や時代になればよいと感じた。
・ いい話しを聞かせていただいた。自分自身を盛り立てて 子どもの将来に向けていろんな情報を伝えていく。アピールする。感じる。以心伝心 コミュニケーション 相手に伝える努力をする。ことを共感した。
藤井さんの生い立ちから、いま起こしている会社のこと いろんなたくさんのお話しを伺いました。とても力強い方なのだと思いました。 |
受講された皆さんも いろんな質問をされ、そして熱心に聞き入っていました |
障がい者同士でも 分かり合えない。そして障がい者雇用・障がい者支援 与える福祉だけでなく 障がい者自身が働ける環境が必要 いろんなお話が聞け とても 勉強になりました。ありがとうございました |
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