日本財団 図書館


2003年6月13日(金)19:00〜21:00
障がい者とのかかわり方1
社団法人北九州市障害福祉ボランティア協会 事務局長
古賀 由美子氏
 
参加者15名(一般 11名 大学生 4名)
 
内容>社団法人北九州市障害福祉ボランティア協会発刊 いっしょに歩こう!!を参考
 
 1981年の国際障害者年から 障害者への見方が 一変した。それ以前は 施設内に全てを管理し入所させるのが良いとされていたのが ノーマライゼーション(地域みんなでサポートをしていこう)の意識改革によって社会的不利益〔バリア〕をはずす試みがされた。
 
[障害者とのかかわり]
 あまり深く考えない ごく自然な関わり 基本的に障害のことを正しく 理解してもらいたい。
 
[障害って何だろう]
(1)環境のバリア
 段差がある。乗り物が車椅子ではのれない。生活が出来ないしずらい住宅が多い ハード面のバリア
(2)制度のバリア
 障害者を排除する 進学や就職の時等障害者を排除する
(3)情報のバリア
 聴覚障害の方が多く感じる コミュニケーション障害 自分以外の障害が見えない まちづくりしていく中で具体的にどこをとればいいのか 障害によって差がありすぎ まん中の意見を取り入れるようになる。気をつけているが障害者同士の 差別があったりする。
(4)心のバリア(一番大切)
 考え方が変わっていけば制度も環境も交わらずにはおれない
 国際障害者年をきっかけに、ノーマライゼーションの考えに基づき生まれ育った地域で生活することが一番だという考え方に交わって在宅福祉・地域福祉へと整備されていった。ホームヘルパー制度・自立生活の考え方・自分で自分のことを決めていく(自立生活)→周りの人に助けてもらう
 全てが保護されていたものが 失敗危険を冒す権利をもらった。 大事なこと
 つらい目に会った時に学んだり、障害者であるために 成長するための権利がなくなっている気がしていた。
 
[特別扱いと配慮は違う]
 特別扱いの差別に気がつかない 障害者自身も楽なのでそちらに流れがち
 それなりの役割をもらうことにより 仲間意識 特別視から共存しているなと感じる。
 だが 障害の度合い 障害の種類によって出来ないこともあることを忘れないで欲しい。
 見かけでは解らない障害 がんばる人(映画等)に光が当てられているが 障害の度合いでがんばれない人もいる がんばれない人はダメなのではなく ありのままの受け入れることが大切
 障害者として生きていくことがマイナーではない考え方に変え、本人や健常者に情報を流していく必要がある
 障害者として不幸であると思えない 障害を感じない社会をつくることが大切である。
 いろんな障害があることを知っておいてもらうと関わりかたに不安がなくなるのかなと思っている。
 
[視覚障害]:声かけが必要(危ない あぶない 何が危ないのか理解できない)
 具体的に解りやすく話すことが必要。 お金の確認 お札の判別 大きさ
 白い杖は絶対さわってはいけない
[聴覚障害]:みんなが手話が出来ると考えられているので困る
 学校では(口の読み取り)を教えたり、中途障害の場合は要約筆記を使ったりする。
 補聴器使用時は 普通の声でしゃべる
[松葉杖]:カサがさせない ゴムが滑りやすい 横の人にあたったりする
[知的障害]:一概にいえない ゆっくり こだわりを自由にする じっくりと付き合うことが大事
[精神障害]:一くくりにできない
 障害者だからこれを言ってはいけないとか同情されることがあるがそれは差別であってそれを言ってもらう姿勢が人間関係を形成すると思っている。ゆっくりと付き合うことが大切
[言葉を選ぶ]
 ハンドブック作成等は 常に神経を使う。精神病院 クリニックの専門家や同じ関係者でもクレームが出たりする。
字ずらにすると とてもむずかしい 解ってよ の世界は全然ない。じっと待っていても 言わないと解らない。
 私はこうなんだと言って言いあったとしてもわかってもらうようにする。
 ボランティアも時として、障害者親子に納得できない、共感できない場面があったりする。そんな場合は協会スタッフと納得するまで話し合う。
ノーマライゼーションの考え方
 地域みんなでサポートしよう 家族と他人をはっきり分けるという考え方が 強い
 自分達で解決しようとする。助けてといえないで不幸な選択をしたりする。のではなく地域で支えていこうという考え方が 広がればいいが日本ではあまり 広がらない
[障害児の問題]
 障害の子をもっている関係 親同士・先生同士 同じ悩みをかかえていた
 障害児ネットワークを広げている 学童保育クラブの受け入れが出来ない 地域とのつながりが 希薄
 本当は誰でも受け入れることになっているのに なかなかそれが受け入れられず 後回しになっている。
 
[質疑応答]
Q1 ボランティア協会は何をしている機関なのか?
 1981年国際障害者年 翌年にできた団体 ボランティアと依頼側の調整をする場所がなかったので それを障害福祉にこだわって問題を解決していく機関 ボランティアで出来なかったことを運動としていく
 ニーズが高い講座をしたりして 人材を育成していく 職員は1名 ボランティア会員300名くらい
 団体会員30数団体
Q2 障害がわかってからの教育の進路はどうなっているのか?
 療育センターから 障害の種別によって 養護学校にいくか 普通校にいくか 親自身の考え方で異なるが 卒業しても就職が 見つからない
 養護学校から普通校に行くことが 一概に良いとはいえない。普通校の中に養護学校を作る方向に進んでいる。
 
 障がい者との かかわり方については 特にかまえる事もなく 障がいについて理解し普通に接する事が一番良い。印象的でした。
 
 いろんな障がいについて、勉強しました。障がい者同士も 障がいの度合い障がいの種別によって理解があいまいなのだと初めて知りました。
 
 当日、講師の古賀さんは 松葉杖を使用のため雨がふったら すべるのでどうしようと思っていた とおっしゃっていました。いろんなご苦労があるのだなと思いました。
 ありがとうございました。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION