住民(2,300人)に水を(貯水池ポンプ修理計画)
対象地域:ザンビア
申請隊員:和田 浩史郎(平成14年度1次隊・理数科教師)
申請内容:
カンブーデポンプ・コンパウンド(世帯数300、人口2,300)は、貯水池はあるが、設置されているモーターポンプが故障しており、政府に交渉しているものの修理のめどが立っていない。そのため住民はほぼ2年間、遠い小川から水を汲まなければならない生活を強いられている。
ポンプの修理により、生活用水はもちろんのことクリニックや消防署にも水を供給することができ、河川の汚染を防ぐことができる。自給農家が多く、現金を捻出するのはむずかしいが、住民たちの努力により修理費用の40%は彼らが出資できることになっている。
また会議を重ね、水の利用条件や周辺の環境整備を計画し、永続的に水を利用できるよう検討していく予定である。
支援金使途:ポンプ修理費用
活動の経過と報告:
業者側の都合等で12月10日に工事が完了し、その後再びポンプが故障する事態となり、2月25日にようやく再工事が終了した。
最終的に住民約2,300人が水を供給されるようになり、首都ルサカや近隣の都市でコレラの発生があったが、安全な水によって感染症を防ぐことができると、住民も安心し、喜んでいる。
住民をまとめることの難しさ等さまざまな障害があったが、任期中に工事完了し、安全な水を供給できるようになったことはたいへん嬉しい。
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