シマ用電気釜購入
対象地域:ザンビア
申請隊員:藤東 喜史(平成14年度1次隊・理数科教師)
申請内容:
隊員の配属先であるジャセ女子中高等学校では、全校生徒の約9割(850名以上)が親元を離れ、学校敷地内の寄宿舎で生活している。
寄宿舎の食堂ではとうもろこしの粉から作るザンビアの常食シマを850名分調理しており、大きなシマ用の電気釜が使われているが、過度の使用頻度が原因で故障し、しばしば生徒への食事供給に困難が生じている。
生徒の学力・健康・発育等の問題を考えると、安定した食事の供給はとても重要である。また今年度から1クラス増やす計画もあり、電気釜の数を増やすことにより、連続使用による故障回数も減り、安定した食事を生徒に供給することができるようになる。
支援金使途:シマ用電気釜購入
活動の経過と報告:
購入予定だった業者の価格が上がってしまったため、新たな業者を探さなければならないなどの問題もあったが、6月2日に南アフリカ共和国より電気釜が到着し、設置後試し炊を行い、正常に機能することを確認した。
今後、生徒へ配給する食事量が増えるとともに、連続使用による故障が減少し、安定したシマの供給と、修理費用の軽減が可能になる。
メンテナンスについても、これまでどおり専属ワーカーとコック、寄宿舎担当職員によって維持管理が行われる。
このプロジェクトを行うことで、通常の隊員活動からは得られない貴重な体験をすることができ、たいへん勉強になった。
|