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付表6 十和田湖における漁獲量及び遊漁者数
漁獲量(kg) 遊漁者数(人)
ヒメマス ワカサギ サクラマス コイ・フナ エビ ヒメマス コイ
1974 S49 18,488   1,399 306 6,403 1,429 6
1975 S50 27,627   2,550 684 3,600 4,746 42
1976 S51 27,985   1,930 252 3,106 3,802 40
1977 S52 34,213   1,691 104 2,260 4,429 89
1978 S53 40,518   1,880 124 3,084 7,230 90
1979 S54 32,814   1,141 422 2,398 9,915 190
1980 S55 41,923   476 426 1,221 10,264 356
1981 S56 52,772   462 535 886 11,914 547
1982 S57 53,368   541 1,092 654 12,405 607
1983 S58 60,259   604 1,312 95 15,575 858
1984 S59 52,266   541 835 48 12,790 1,001
1985 S60 2,306 84,671 768 1,070 450 4,984  
1986 S61 3,008 33,817 490 1,004 873 10,320  
1987 S62 5,526 5,944 506 1,064 22 6,467  
1988 S63 5,933 1,904 401 813 31 3,880  
1989 H1 44,740 1,804 206 1,238 69 7,886 885
1990 H2 21,722 90,788 219 1,071 92 6,430 1,002
1991 H3 19,252 142,181 1,330 1,561 240 5,068 831
1992 H4 2,508 34,079 870 2,231 518 3,504 785
1993 H5 2,655 3,765 420 1,526   1,792 696
1994 H6 8,584 6,304 105 1,119   2,703 742
1995 H7 4,236 23,217 120 585 9 3,158 962
1996 H8 5,433 25,771 128 570   1,813 802
1997 H9 14,129 8,280 145 600   2,399 700
1998 H10 39,089 25,309 215 450   4,599 482
1999 H11 15,610 29,318 245 555   3,588 503
2000 H12 2,949 31,563 734 2,392 33 1,844 389
2001 H13 2,899 19,182 616 1,329 14 1,535 372
2002 H14 4,232 49,190 702 1,201 11 1,108 414
注1)下線または斜体の値以外は、各年度(昭和49年度以降)の十和田湖増殖漁業協同組合業務報告書から引用した。漁獲量は、地区別漁獲量の合計であり、この漁獲量には採卵親魚は含まれていない。
注2)下線の値は、各年度の青森県内水面水産試験場事業報告書または十和田湖資源対策事業調査報告書に記載されている遊漁券の発行枚数である。
注3)斜体の値は、十和田湖増殖漁業協同組合からの聞き取りである。
 
付表7 体重区分別ヒメマス及びワカサギの主要な胃内容物
体重区分 1983年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年
6月 30g未満   陸生
昆虫
ユスリカ類 陸生
昆虫
  ユスリカ類 ユスリカ類 陸生
昆虫
  陸生
昆虫
陸生
昆虫
30g以上60g未満   陸生
昆虫
陸生
昆虫
陸生
昆虫
陸生
昆虫
陸生
昆虫
ユスリカ類 陸生
昆虫
陸生
昆虫
陸生
昆虫
魚類
60g以上150g未満 陸生
昆虫
陸生
昆虫
陸生
昆虫
陸生
昆虫
陸生
昆虫
陸生
昆虫
ユスリカ類 魚類 魚類 魚類 魚類
150g以上300g未満 ヨコエビ類     魚類 魚類 陸生
昆虫
ユスリカ類 魚類 ユスリカ類 魚類 ヨコエビ類
300g以上 ヨコエビ類           ヨコエビ類       魚類
ワカサギ   カイアシ類 ユスリカ類 カイアシ類 ユスリカ類 カイアシ類 ハリナガミジンコ ゾウミジンコ ゾウミジンコ ゾウミジンコ  
8月 30g未満 カイアシ類     陸生
昆虫
魚類 カイアシ類 魚類・ハリナガミジンコ     カイアシ類 魚類
30g以上60g未満 カイアシ類   魚類 陸生
昆虫
魚類 魚類 魚類   ユスリカ類 魚類 魚類
60g以上150g未満 ハリナガミジンコ 魚類 魚類 魚類 魚類 魚類・カイアシ類   魚類 魚類 魚類 魚類
150g以上300g未満 ハリナガミジンコ   ヨコエビ類 魚類 魚類 ヨコエビ類 ハリナガミジンコ 魚類 ユスリカ類 魚類 魚類
300g以上 ヨコエビ類   ヨコエビ類   魚類 ヨコエビ類 ヨコエビ類 魚類 ユスリカ類 魚類 魚類
ワカサギ     ゾウミジンコ ハリナガミジンコ ゾウミジンコ ゾウミジンコ ハリナガミジンコ 陸生
昆虫
ゾウミジンコ ゾウミジンコ ゾウミジンコ
10月 30g未満 ハリナガミジンコ 魚類     ハリナガミジンコ ハリナガミジンコ   陸生
昆虫
  ハリナガミジンコ ハリナガミジンコ
30g以上60g未満 ハリナガミジンコ ハリナガミジンコ     陸生
昆虫
ハリナガミジンコ   陸生
昆虫
ゾウミジンコ 魚類 ハリナガミジンコ
60g以上150g未満 ハリナガミジンコ ハリナガミジンコ ヨコエビ類   ハリナガミジンコ ハリナガミジンコ          
150g以上300g未満 ハリナガミジンコ   ヨコエビ類     ハリナガミジンコ          
300g以上                      
ワカサギ   ハリナガミジンコ ゾウミジンコ ハリナガミジンコ ハリナガミジンコ ハリナガミジンコ ゾウミジンコ ゾウミジンコ ゾウミジンコ ゾウミジンコ ハリナガミジンコ
注1)胃内容物として出現した生物群の中で不明消化物を除いて最も優占していた分類群を記載した。
注2)空欄は調査個体なしまたはすべて空胃個体
 
調査測線 調査期日 開始時刻 終了時刻 概況
東湖1 平成15年
9月17日
10:10 11:10 基点から約50mまでは比較的勾配が急で水深は6mを越えたが、それ以降はなだらかで200m地点の水深は8.7mであった。
底質は岸近くで砂礫、30m付近からは泥であった。
水生植物は測線上のほとんどの範囲に生育し、基点から70mほどまでは数種類が混生していたが、それ以降はカタシャジクモが優占していた。
平成15年
10月8日
10:50 11:20 水生植物の生息限界は、水深14m、離岸距離約600mであった。
400m付近から600m付近まではヒメフラスコが散在した。
東湖2 平成15年
9月17日
11:50 12:40 全体を通してなだらかな傾斜であり100m地点で水深3.5m、200m地点では水深5.5mであった。
底質は岸近くで砂礫、40m付近からは泥であった。
水生植物は測線上のほとんどの範囲に生育し、基点から120mほどまでは数種類が混生していたが、それ以降はカタシャジクモが多かった。
西湖1 平成15年
9月18日
9:30 10:30 全体を通してなだらかな地形であり100m地点で水深4.1m、200m地点では水深6.7mであった。
底質は岸近くで砂礫、60m付近からは泥であった。
水生植物は基点から120mほどまでは数種類が混生していたが、それ以降はセンニンモが優占する状況であった。
平成15年
10月7日
15:30 15:55 水生植物の生息限界は、水深9.8m、離岸距離約400mであった。
400m付近にはヒメフラスコモが散在していた。
西湖2 平成15年
9月18日
11:00 11:40 基点から急峻な地形であり、50m地点で水深10mを越えていた。
底質は岸近くで砂礫、25m付近からは泥であった。
水生植物は基点から30mほどまでは数種類が混生していたが、それ以降はヒメフラスコモのみが生育する状況であった。
北湖 平成15年
10月8日
10:00 10:20 基点から急峻な地形であり、40m地点で水深10mを越えていた。
底質は岸近くで砂礫、15m付近からは泥が混じっていた。
水生植物は基点から25mほどまでは数種類が混生し、35m付近までは珪藻類が優占した35mより沖側には水生植物はみられなかった。
総括 野原ほか(1999、2001)で記録された水草は今回も全て確認され、センニンモやヒメフラスコモは深場に多い頃向にあった。
ヒメフラスコモなどのシャジクモ類は透明度の2倍程度まで生育するといわれており、10月の調査により、ヒメフラスコが水深約14mまで生育していることを確認した。
東湖、西湖、北湖に広く分布する種が多かったが、バイカモは北湖のみで確認された。バイカモは一般に冷水・流水域に生育するといわれており、北湖の生息域は河川水や湧水の影響を受けている可能性が考えられる。







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