・エゾヤナギモ
写真:十和田湖(東湖)のエゾヤナギモ
(2003年10月撮影)
本州中部以北と北海道の湖沼に産する沈水植物である
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・バイカモ
写真:十和田湖(北湖)のバイカモ
(2003年10月撮影)
北海道と本州の河川、水路、湧水池などに生育する常緑の沈水植物。冷水を好むため本州西南部の生息地は河川の上流や湧水のある水域にほぼ限られるが、北日本では低地の水路などにも見られる。水位低下時には陸生形をつくる
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・カタシャジクモ(絶滅危惧I類)
写真:十和田湖(東湖)のカタシャジクモ
(2003年10月撮影)
北海道から本州北中部の湖沼に広く見られたが、現在では、阿寒湖、十和田湖、蔦沼、中禅寺湖、湯ノ湖、山中湖、芦ノ湖、河口湖の8湖沼でしか確認されていない。本種が生息する湖沼では比較的多数の個体あるいは群落が確認されている。富栄養化の進行、ソウギョの放流や埋め立てが消滅や減少の要因と考えられる
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