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中川氏
いろんな意見、いろんな見方があっていいのではないかということですね。それでは、会場の皆さんから、今日この話をきいていての情報や協働に関するご意見、お考えを聞きたいと思います。
会場C氏
インターネットのホームページで問題といえば、輻輳する。その辺をいつも考えておかないと災害のときはその辺が非常に大きいと思います。同時アクセスで何人が来るのかを最初から考えておかないと、全く情報が流れないということがある。
中身については、皆さん一生懸命お考えいただいているので、意見はないのですが、その辺がわれわれの体験上、非常に必要だと思うんです。
中川氏
Cさんのところは、輻輳対策はどうされているのですか
会場C氏
ドコモにお願いしてサーバーの数を増やしました。そういう事が出来ているサイトへお願いして、情報を流さないと、自分たちでサーバー作ったから大丈夫、と思っているととんでもない話になります、ということです。
天野氏
これをどういうように運用していくか、まずは愛知県で考えて、ゆくゆくは東海地震ドットネット−静岡県で行なっている東海地震の地域に関連するポータルサイトの中に入れていただこうと。われわれは愛知の為の東海地震のサイトを立ち上げたが、東海地震ドットネットのほうが回線もしっかりしているし、その意味ではそちらのほうと連携して一緒にやっていきたい。
どのくらいのアクセスがあるかは、まだ未知数ですので、そこまでまだ検討できる段階ではありません。今後はしっかり考えていかないといけない。
市川氏
私が、提案していきたいのは、いくらサーバーを強化しても、そこが潰れなければいいのですけども、きりがない。そうではなくて、災害の時っていうのは、協力したい人は山ほどいるので、いかにそのコンテンツを災害時に動かせるようにするか。民間企業でもいいし、大学の研究用サーバーでもいい。有珠山ネットは、当時は一度もお金を払わなかったのですが、使ったサーバーは大学とプロパイダーと3箇所のサーバーで連携して動かしましたから、そういうものを今からつくればいい。
そういう話をするために、コンテンツをしっかりしておかなければいけないので、こういうものを東海地震のときに使うのだったら、これはうちは協力しますよといえるものにならないといけないと考えますし、そのためには、静岡県とか愛知県が公認する必要があるし、公認のサイトだったら大学や企業がよしということで、どこかのプロパイダーや海外ならもっといいと思いますけど、そういうところの膨大なサーバーで、どうぞお使いくださいみたいな話になるといいと思っています。
塚本氏
一応、県の立場でいいますと、やはりそこを一番問題視していて、特に東海地震ですと静岡県自身が被災しますので、サーバーを新しくすると同時に、やはり県外の東海地震の影響のないところにミラーリングが必要あるのではないかということで、災害に備えようと考えています。そうやって考えると、全国規模のサーバーのネットみたいなものが必要になってくる。そうなると、ある程度、県というより国にそういう提案を今後していく必要があるのかなと思います。
会場D氏
アマチュア無線をやっています。先ほど言われましたように、とんでもない人がとんでもない情報を流してくるのではないかということも一応念頭に置いて、常時、顔の見える関係でいつも聞いている声の人、それ以外の人でかかってきたら警戒しようと話し合っています。
天野氏
基本的に災害時に、常にパソコンを持っているということはあまり考えられない。今、提案している仕組みは、自分がいる地点での情報を携帯電話で発信しようと。
本来、アマチュア無線が有効と思われますが、免許の問題もあって、多くの人が使えるツールではないのではないでしょうか?しかし携帯電話なら持っているかもしれないという希望的な願いの中で考えています。予備の電源においては乾電池でも可能なので、今、具体的に対策は考えていないのが現状です。
中川氏
被災地内でパソコンが使えないというのは、どこの時間で考えるのかということですが、警戒宣言が出て発災するまでの間というのは、屋外にいるから電源が使えないということですね。避難所とかになると、何らかの電源は来るようになるだろうとも言えます。どの段階の時間を想定するかですね。まさにアマチュア無線が活躍する時間帯ですが、携帯電話で考えているということですか?
会場E氏
被災者という立場になった時に、コンピュータも人間と一緒で、ライフラインがなければただの箱になってしまう。そういったことについて、どうやって発信していくのかということを考えているのかなと思いますので、教えていただきたい。
中川氏
それは事前に想定されることなので、できれば静岡県みたいな大災害がいずれは確実に来るという所には、輻輳が出ない様にいっぱいアンテナを事前に作っておくとか、非常用のアンテナ設備を集結させておいて、いざというときに情報のインフラを厚くする。そういうことを提言していくことも考えてはどうでしょうか。
答えは難しいのですけど。
被災したってことはマイナスだけど、逆に、地域の情報インフラが飛躍的に高くなることで、その地域が新しいITを武器にして何かを見つけることができるかもしれない。
市川氏
ニューヨークのビル爆破のときに輻輳が起こりまして、かかりませんでした。代替手段はなくて、かかるまで待って、ともかく携帯電話で連絡を取った。公衆電話数はごく少ない。会社などが個人を捕まえようと思ったら、個人の携帯しかない。本人側が誰かに何かを訴えようと思っても、携帯しかない。
現在において、アメリカよりも日本のほうがパケット通信は進んでいます。パケットは輻輳が少ないので、少なくともここ数年の中で考えられる、個人と会社、個人と個人をつなげるものは、圧倒的に携帯しかない。ただ、不完全なので、絶対に連絡を取れなくてはいけないという立場の人が、携帯しか持っていないのでは困りますけど、一般の人が考えるツールとすれば、携帯電話しかない。
逆に、災害時に携帯がそれほど大事だということが社会的に高まれば高まるほど、災害時のコンテンツがどんどん広がりますし、災害時に市民が情報通信に使うのは携帯ですよとなればなるほど、ライフラインとしての各通信キャリアに対する責任はもっと増しますから、彼らにどんどん示せます。
災害時の中継車は、彼らは赤色灯を持っていますから、移動中継車を緊急車両として入っていくわけですから、あの緊急車両を何台持つのか。静岡は台数を増やしてくれということでいいのではないかな。
会場F氏
阪神・淡路大震災で、携帯とかネットワーク関係の通信網が地域的に使えなくなってしまったというのは時間的にどのくらいですか。
会場B氏
阪神・淡路大震災のときと現在の携帯電話のシステムはまるっきり変わってしまいました。アナログの携帯しかありませんでした。3日後には使えました。基地局が倒れたわけでなくて、電気がなかった。
静岡県においては、防災用の赤色灯がついている災害用の移動無線車というのが、かなり配備されています。車の形をしたものとコンテナの中に入っているものがある。問題は基地局のアンテナが折れるということ、電池がどれだけ持つかということ。発電車に関しても配備を進めていると聞いています。
中川氏
時間がなくなってきました。最後に、パネラーの皆さんから一言ずつ、災害と協働についてのポイントをコメントいただきたい。
阿部氏
たくさんあるけれど、災害は時無し、場所なし、予告なしです。
ですからその場に遭遇したときにどういうふうに臨機応変にやっていけるか、が決定的に重要です。そのためには日常の細かい積み上げを重ね、そして後輩に知識をゆだねていく努力を忘れるなということです。皆さんとともにがんばっていきたいです。
塚本氏
皆さんから意見をいただきまして、今後の政策に生かして行きたいです。
天野氏
仕組みのことが今回中心でしたが、本当は協働が一番大きくて、その上で、普段の役割分担が一番大切だと思います。そのような観点から、今回は、やっぱり仕組みでなくて、「人とのつながり」だなと言う事が、改めて実感した事であります。
人とのつながり、顔の見える関係イコール信頼。
災害ボランティア団体が継続することによって、それが可能になってくる。今後は災害Vネットあいちも「継続性」を持ってやっていきたいと思いました。
中川氏
今日の話の中では、人の大切さ、イマジネーションの問題、人が大事だということが議論されました。一方で、信頼も大事で、いろんな人がいていろんなアイディアがあることも前提で、日頃からどんな協働の仕組みを作っていくかということが大切です。今日の議論からイマジネーションしていくことで、情報の協働についての仕組みも見えてくるでしょう。
ありがとうございました。
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