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会場B氏
愛知RBのBです。一緒に検討させていただいています。私からは、天野さんの発表された内容について補足をさせていただきます。
まず一つ目、情報の入力、出力ということをしっかり検討していかなければいけないだろう。たとえばインターネットでよく問題になっている、悪意あるユーザーや本当の情報でないものを、皆さんの共有のスペースに挙げてしまった場合に、その情報に対する真偽のほどはどうか、というところが議題としてあがりました。
その出力のところ、たとえばボランティア、防災NPO、そういったところが情報を出していくことに関して、そういった情報を、どういった形で情報に対する責任を持っていったらいいのだろうかという議論もされた。
結論は、入力というほうはあらかじめ登録された人である。どこの誰がどんな情報を、という形であげてもらう。その情報を誰が使うのか。誰が発表するか。その部分で、この情報は誰が取ってきた情報ですよというようにヘッダーをつけて皆さんに投げていく確かに情報の質というものがあって、情報の種類によっては、かなり人命に関わるものであったり、あるいはお金に関わる情報が含まれている。そういった情報で混乱がおきないように、どう集めて、発表していったらいいのかということを中心に議論しました。
最終的な目標は、たとえば行政にここの情報は確かだといってもらえるような情報ができればいいとか、新聞社に情報を振ってもらえるとかいろんなレベルであると考えています。今のところ、情報を集めるということに関して、きちっと統制をとるために集めたいということが今の課題です。
それから二つ目の話ですが、日ごろから使える情報ということが大変重要です。
先ほどの内容ですと、企業をターゲットにした情報があると思ったのですが、愛知県の防災ボランティアの集まりは、それをボランティアレベル、いわゆる非営利レベルに落としていった時にどういった情報の塊ができるかということを考えました。
携帯電話ということで話をしますと、統一された規格がないというところがひとつの問題だ、ということはよく言われますが、逆に言うとそれぞれの特色を使えるのではないでしょうか。民間のボランティアレベルで考えた時に、それらの情報機器をどう活用していくかということが非常に大きな課題に、もしくは非常に大きな期待になっている。今、地域の皆さんに便利な形で使っていただけるために、民間に偏ったコンテンツや携帯電話の使い方だとか、パソコンの使い方を模索している最中です。
何かいいアイディアありましたらぜひ教えてください。
中川氏
情報部会の考えた仕組みについて、追加してのプレゼンがありました。今の提案に対して課題を指摘していただくようなコメントをお願いします。
塚本氏
課題といいますかですね、どのシステムでも運用するのは人ですので、今のところ登録をした方が入力をする。それを掲示する段階で、一応の管理をする人たちが必要です。やはりそこのどういった人たちがそれをチェックするかということは重要で、そういった方と日ごろから顔の見える間柄、そういったものを築いておく必要がある。
特に東海地震を考えますと静岡県全域被災しますので、そのレベルになりますと、もう静岡県だけの話ではなくなって、たとえば愛知のこちらのシステムと、だんだんつながるというか連携をせざるをえなくなるだろう。
人と人のつながりをどうやって築いていくか。チームをつくる、そういったことがどうしても必要でそこを築いていく、ということが大変重要になってきます。
もうひとつ、行政と民間が、情報ということで、もうちょっと行政の生の情報といいますか、マスにならない情報が手に入らないかということもあります。静岡県の場合、県の災害対策本部の中に別室がありまして、ライフラインが入る部屋があって、そこに県のボランティアの本部の方が中に入って、必要に応じて県のほうから情報を持って行っていただくことになっています。もちろん、自由に出入りというわけではないのですけど、少なくとも、ライフラインと同レベルの情報をそこから持っていって活用してもらうという、そんな仕組みは何とかつくりました。
実際、訓練レベルの話なので、実際問題どこまで機能するかわかりませんが、そんな形でやって行きたいと思っております。
阿部氏
情報で私が感じましたのは、名古屋での東海豪雨が起こりましたときに三重県がどう対応しようかとしたかです。
せっかく三重県で防災のネットワークができているならば、それをすぐに立ち上げましょうということで、東海豪雨三重情報センターを津のNPOセンターに立ち上げました。そこで感じたのは、名古屋の救援体制でもどんどん状況が変わっていく。
私はできるだけセンターにいて、状況把握に努めました。ある日突然、指示がきたりするけど、にわかに信用できない。たとえば、枇杷島のほうにセンターをおくと言っておいて、それが途中でなくなって、また置くとなって。なぜだと理由を聞いても返事が返ってこない。指示情報が信用できない、確認しなければいけない。
そこで、普段から付き合いがあって、信頼できる女性に本部のほうにずっといてもらって、指示があるときには、必ずその人を通じて、今の情報の確かさみたいなものを確認して、人を動かしたということがありました。
実際100人以上の人を動かすときに間違いますと、それがエネルギーの大きなロスになります。情報の中身の確認の問題です。
市川氏
皆さんおっしゃるとおり、IT、情報も結局は人だと思います。
行政に求めるのはお金でも人を出すことでもなくてそういう連携にお墨付きを与えること。そのお墨付きがあると、その下で民間はみんな、動きやすくなるということを話していて、努力いただいています。
三宅島のときもそうですが、被災者からいろんなニーズがあってこういうのが欲しいと言うと、企業には答えられる体制があります。ただ、企業としては行政からの要請が欲しい。災対本部付けの何かを出してください、とか。そういうのがないと、あっちから来た要請にこたえたら、次はこっちから来た要請をどうしたらいいのかという事になってしまうので、闇雲に応えられない。
欲しいというニーズと出せるというものがそろっているにもかかわらず、つなげられないというのがよくある。その辺もやはりお墨付きというのは大事かなと思います。一方で、このお墨つきを与えるとその代わり遅くなってしまうという難しさがある。
三宅の時、子供たちが小学校に入った時に上履きを用意してきたんですけど、学校始まってみたら体育館履きというのが別途いるということになりました。靴屋さんに相談したら、すぐに寄付してくれます。これを行政がやるときっちり一個も無駄にならにないようにまとめなさいということが学校側にいってしまう。こうなってしまうとまた何週間もかかる。企業の方としては、実はそんなことどうでもいい。
こういうのを、今までと違って、行政経由でなされる作業ではなくて、ITの上での情報共有で出来ないか。いい面と悪い面、いろいろあると思うのですが、そんなことを感じました。
後もうひとつ、皆さんと情報共有するとなると、先ほどBさんの話で誰がどう情報を管理するかという話しがありましたけど、とても大事だと思います。
有珠山の時も三宅島の時も、もちろんルールはそれなりにありましたけども、ルールを厳しくしてしまうと、あまり生の声のないつまらないものになってしまう。そこが非常に行政の絡んだお墨付きのあるサイトだと、管理者というのは、意識しないといけないのでおのずと管理が厳しくなって、割とつまらないというか生情報のないサイト、情報になってしまう。非常にゆるくすると、荒れていってけんかがしょっちゅう起こる。これは日常生活にもあると思いますが、ネット上というのは顔が見えないので、特にこれが激しく起こるために、その辺の管理と仕組みが非常に難しい。
そう考えると、一つのこの地域での災害を、すべてここでまとめるというのは無理ではないかと私は思います。
いろんな人がいますから、システムの仕組みとか標準さとか、情報はこういう風につなぎましょうとか、そういうものは一つにまとめていく必要はある。その下でそれにのっとったルールや仕組みを使った上で、いろんな人がいろんなところでいろんな掲示板を運営したり、ある地域でフリーになってディスカッションできるところがあったり、行政がかっちりやるところがあったり。そういう情報を連携できる仕組みがどっかにあればいい。仕組みは1個にする必要があるけれども、運営自身はいくつもないと、とてもじゃないけど、これほど人間が多様化している中で、その人たちにひとつのルールでみんなで情報をこれで話し合いなさいというのは無理でしょうし、不自然ではないかなというのが今までの経験から思うことです。
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