棘皮動物(きょくひどうぶつ)ってなあに?
五角形(ごかっけい)をした海(うみ)にだけいる動物(どうぶつ)。ヒトデ、ウニ、ナマコの仲間(なかま)
アカヒトデ
(1)さわってみよう。コブのところは、どんな感じかな?
・石灰質(せっかいしつ)の殻(から)におおわれているので硬く(かたく)ごつごつした感じ(かんじ)がする。
・コブの中(なか)には、アカヒトデヤドリニナという貝(かい)が住んで(すんで)いる。
(2)足(あし)はどこにあるかな。
・五本(ごほん)あるのは腕(うで)。水の中(みずのなか)でヒトデをひっくり返す(かえす)と裏側(うらがわ)に小さな(ちいさな)吸盤(きゅうばん)のような足(あし)がいっぱいある。(足(あし)は水圧(すいあつ)で動かす(うごかす)ので、水(みず)から出す(だす)と動け(うごけ)なくなるよ)
(3)ヒトデを裏返し(うらがえし)ておくとどうなるかな。
・しばらくじっとみていると、おきあがるよ。
ムラサキウニ
(1)トゲに輪(わ)ゴムをはめてみよう。トゲは動く(うごく)かな?
・自分(じぶん)でトゲをいろいろな向き(むき)にたおして輪(わ)ゴムをはずしてしまう。
(2)ウニを手(て)のひらにつけてみよう
・ウニは小さな(ちいさな)吸盤(きゅうばん)のような足(あし)で吸い付き(すいつき)、手(て)についたままになる。
(もっと知り(しり)たいウニやヒトデのこと)
(1)ウニやヒトデの祖先(そせん)のウミユリは5億年以上前(ごおくねんいじょうまえ)のカンブリア紀(き)に現れた(あらわれた)。
(2)石灰質(せっかいしつ)の棘(とげ)のある皮(かわ)で覆われ(おおわれ)ているのが特徴(とくちょう)。
(3)口(くち)は下側(したがわ)、肛門(こうもん)は上側(うわがわ)にある。
(4)頭(あたま)や脳(のう)がない。
(5)2つに切れ(きれ)ても再生(さいせい)する。
(そのほかの棘皮動物(きょくひどうぶつ))
マヒトデ
マナマコ
資料集
体(からだ)の表面(ひょうめん)は、ヨロイのような殻(から)で覆われ(おおわれ)、節(ふし)のある脚(あし)がある動物(どうぶつ)。(昆虫(こんちゅう)も節足動物(せっそくどうぶつ))
ほとんどが水中生活(すいちゅうせいかつ)し、鰓(えら)で呼吸(こきゅう)する節足動物(せっそくどうぶつ)。(ザリガニや陸(りく)に住む(すむ)ダンゴムシと同じ(おなじ)仲間(なかま))
オニヤドカリの仲間
(1)貝殻(かいがら)のなかのヤドカリをのぞいてみよう。
・貝(かい)と違って(ちがって)身体(からだ)の表面(ひょうめん)は殻(から)に覆われ(おおわれ)ているよ。
(2)ハサミの模様(もよう)が違う(ちがう)ものがいるよ。左右(さゆう)のハサミの大きさ(おおきさ)が同じ(おなじ)ものと違う(ちがう)ものがいるよ。調べ(しらべ)てごらん
ホンドオニヤドカリ・・・左右(さゆう)のハサミは同じ(おなじ)大きさ(おおきさ)で、横(よこ)のすじがあり、硬く(かたく)長い毛(ながいけ)が生え(はえ)ている。
イシダタミヤドカリ・・・左(ひだり)のハサミが大きく(おおきく)、横(よこ)のすじはない。付け根(つきね)がピンク色(いろ)で毛(け)がいっぱい生え(はえ)ている。足(あし)に石畳模様(いしだたみもよう)がある。
ヨコスジヤドカリ・・・左(ひだり)のハサミが大きく(おおきく)、横(よこ)のすじがあり、毛(け)は短く(みじかく)目立た(めだた)ない。
イソガニ
(1)カニは横歩き(よこあるき)しかしないのかな?
・前(まえ)にも歩く(あるく)よ。でも急いで(いそいで)逃げる(にげる)ときは、横歩き(よこあるき)だ。
(2)裏返し(うらがえし)てみよう。オスとメスがわかるかな?
・フンドシの幅(はば)の狭い(せまい)のがオス、広い(ひろい)のがメス。メスはここに卵(たまご)を抱く(だく)。
(イシガニ)
シャコ
(1)どんな感じ(かんじ)かな?
・漁師(りょうし)さんは海(うみ)のカマキリと呼んで(よんで)いる。
・横浜(よこはま)の海(うみ)でよくとれる。
(イセエビ)
(もっと知り(しり)たい節足動物(せっそくどうぶつ)のこと)
(1)祖先(そせん)の「三葉虫(さんようちゅう)」(現在(げんざい)は絶滅(ぜつめつ))は5億年以上前(ごおくねんいじょうまえ)のカンブリア紀(き)に現れ(あらわれ)た。
(節足動物(せっそくどうぶつ)の代表的(だいひょうてき)なグループ)
(1)鋏角類(きょうかくるい) クモ、ダニ、サソリ、カブトガニの仲間(なかま)と絶滅(ぜつめつ)した海(うみ)サソリ。
(2)甲殻類(こうかくるい) シャコ、フナムシ、カニ、エビ、ヤドカリ、フジツボの仲間(なかま)おもに水(みず)の中(なか)にすみ、エラをもつ(陸(りく)にすむダンゴムシは、レアもの)
(3)単枝類(たんしるい) 昆虫(こんちゅう)、ムカデ、ヤスデの仲間(なかま)
体(からだ)の表面(ひょうめん)を直接(ちょくせつ)覆う(おおう)殻(から)はなく、節(ふし)のない軟らかい(やわらかい)体(からだ)をしている動物(どうぶつ)。ヒザラガイ、まき貝(まきがい)、二枚貝(にまいがい)、ウミウシ、イカ、タコの仲間(なかま)(カタツムリやナメクジも陸(りく)に棲む(すむ)「まき貝(まきがい)」の仲間(なかま)だよ)
マダコ
(1)体(からだ)にさわってみよう。どんな感じ(かんじ)かな?
・体(からだ)の表面(ひょうめん)には、殻(から)はなく、軟らかい(やわらかい)体(からだ)をしている。
・おどろくとスミをはく。
(2)足(あし)にさわってみよう。どんな感じ(かんじ)かな?
・吸盤(きゅうばん)が付いて(ついて)いて、吸い(すい)ついてくる。
(3)足(あし)の数(かず)をかぞえてみよう。
・タコは8本(はっぽん)、イカは10本(じっぽん)。
(4)目(め)を観察(かんさつ)してみよう。どんな目(め)かな?
・四角い(しかくい)瞳(ひとみ)をしているよ。
(5)口(くち)はどこにあるのかな?
・足(あし)の付け根(つけね)にあるオウムのくちばしのようなのが口(くち)。
タマキビ
(1)見つけ(みつけ)られたかな?
・水(みず)から少し(すこし)離れ(はなれ)た壁(かべ)に群がって(むらがって)はりついている。夏(なつ)はこうやって夏眠(かみん)し、冬(ふゆ)になると水(みず)にはいってえさの藻(も)を食べ(たべ)ている。
(2)殻(から)のまき方(まきかた)は時計回り(とけいまわり)、それとも反対(はんたい)回り(まわり)?
・時計回り(とけいまわり)だよ。
(アカニシ)
(もっと知り(しり)たい軟体動物(なんたいどうぶつ)のこと)
(1)軟体動物(なんたいどうぶつ)の祖先(そせん)のオキナエビスガイは5億年以上前(ごおくねんいじょうまえ)のカンブリア紀(き)に現れ(あらわれ)た。
(2)ほとんどが、外套膜(がいとうまく)から分泌(ぶんぴつ)される炭酸(たんさん)カルシウムからなる貝殻(かいがら)を持つ(もつ)。
(3)口(くち)には、舌歯(ぜっし)とよばれるやすりのような歯(は)をもつ。
(4)現在(げんざい)の「まき貝(まきがい)」は、右巻(みぎまき)のものがほとんどですが、化石(かせき)には左巻(ひだりまき)のものもたくさん見られ(みられ)ます。
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