2)第2気筒横ブロック
第2気筒横ブロックでも第2気筒ヘッドと同じように、吸気弁、排気弁の着座のタイミング(図内赤丸部)で、正常時には見られなかった振動が時間データ上で検出された(図2.5.2.1-8参照)。
しかし、第2気筒横ブロックの振動を時間ゲートをかけずに周波数分析し、RMS値を求めると各筒の爆発による振動等の影響で、有意な差が出なかった。(図2.5.2.1-9、-10参照)
そこでヘッドでの信号処理と同様に、吸気弁着座のタイミングで時間ゲートをかけて周波数分析をし、RMS値を求めると、有意な差が得られた(図2.5.2.1-11、-12参照)。
図2.5.2.1-7 第2気筒横ブロック(負荷0%)正常時
図2.5.2.1-8 第2気筒横ブロック(負荷0%)摩耗時
図2.5.2.1-9 第2気筒横ブロック(負荷0%)比較
(時間ゲート:無し)
(拡大画面:105KB)
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図2.5.2.1-10 第2気筒横ブロック(負荷0%)RMS値の比較
(時間ゲート:無し)
(図2.5.2.1-9の赤丸部分:1.3〜2.2kHz,
3.8〜4.4kHzのパーシャルオーバーオール)
図2.5.2.1-11 第2気筒横ブロック(負荷0%)比較
(時間ゲート:第2気筒吸気弁着座タイミング)
(拡大画面:108KB)
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図2.5.2.1-12 第2気筒横ブロック(負荷0%)RMS値の比較
(時間ゲート:第2気筒吸気弁着座タイミング)
(図2.5.2.1-11の赤丸部分:1.3〜2.2kHz,
3.8〜4.4kHzのパーシャルオーバーオール)
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