プレジャーボート海難の再発防止に向けて 第4回
○発航前の準備不足が海難発生にかかわった事件○
−海難審判庁「プレジャーボート海難の分析」2002.6から−
平成8年から5年間のプレジャーボート海難のうち、発航前の準備不足として、「水路調査不十分」40件、「気象・海象の情報収集不十分」17件、「機関・船体点検不十分」9件の66件について海難の審判が行われています。しかしながら、プレジャーボート海難の審判開始の申し立ては、死傷者を伴う事故、大型船との衝突事故など、社会的影響の大きい事件について行われており、発航前の準備不足に起因した数多くのプレジャーボート海難の限られた数の審判でありますが、その分析結果、提言は再発防止に大いに参考になります。
[事務局]
〔発航前の水路調査不十分が海難原因となった事件〕
1 海難発生の状況
プレジャーボートでは、他の船舶に比べ、「発航前の水路調査不十分」による乗揚、施設損傷が多い。
【水路調査不十分により発生した海難]
図1 用途別の内訳
図2 事件種類別の内訳
図3 乗揚の海難原因
(発航前の水路調査不十分により発生した海難)
図4 施設損傷の海難原因
(発航前の水路調査不十分により発生した海難)
発航前の水路不十分から死亡事件も発生している
・発航前の水路調査不十分が海難原因となった事件において、死亡3人、負傷8人が発生している。
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