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「ゆうゆうマーシー」の変遷
H10年度 行政の留萌支庁国保安定化特別支援チーム(増毛町は医療費が高い)の中で、住民主体の地域づくり活動の支援について話し合われていた。  
     
H12年度 町でボランティアを盛り上げていく事業を実施することになる(地域住民グループ支援事業)。上記の流れもあり、支庁・保健所・町の協働で取り組むことになる。住民と行政の協働でまちづくりを考える事業を計画。 ボランティアセンター・保健所・支庁・町の共催
6月 「ボランティアのつどい」支援チーム結成
(ボランティアセンター、保健所、支庁、役場の関係者)。住民と行政の協働で事業を進める。会議8回実施(つどいの企画・運営・反省等)
 
8〜1月 ボランティアのつどいを6回開催
ボランティアに興味のある人で集まり、小グループに分かれて、「増毛にあったらいいな、こんなボランティア」をテーマについて話し合う。最終的に3本の柱にまとまる。話し合ったことを夢で終わらせず、出来るところから実現していくための推進役(企画委員会)を募ることになる。
 
2月 支援チーム解散(この役割は企画委員会に移行)  
H13年度 継続して支庁・保健所・町の協働事業として支援。 保健所・支庁・町共催
4月 企画委員会結成
参加者の中から、有志でボランティアのつどい企画委員会を立ち上げる。月1回会議を行い、方向性を検討。当面はお助けマンボランティアのしくみづくりに着手する。
企画委員
11名
8月21日 「お助けマーシーの会」を立ち上げる
ボランティアのつどいで、「してほしいこと」「できること」を登録してお互い助け合う“お助けマーシーの会”の立ち上げを決めた。
 
9月 広報誌に、お助けマーシーの会参加申込書を折り込む
(「してほしいこと」「できること」の登録)
 
10月 登録の反応が少ない。 登録11名
11月 生きがいデイサービスや保健事業で「してほしいこと」「してあげられること」の聞き取り調査を行う。 登録75名
1〜2月 個別マッチングを開始
登録内容から、「してほしいこと」「できること」のマッチングを行い。
8事例について実践活動を行う(図書館の本の貸出・返却、絵手紙、包丁とぎ講習会、除雪、小学生の高齢者訪問等)。
登録90名
2月25日 地域通貨の利用について検討
お助けマーシーのつどいで実践報告を行う。やってもらう側の気兼ねの問題について話し合う。
 
H14年度 支庁・保健所の支援事業としては終了。町は引き続き支援事業として、協働してやっていくことになる。
日本財団から、ボランティア助成金を受けることになる。
(H14年度のみ。89万円)
マーシーの会、町(支援事業)
8月 栗山町で開かれた地域通貨国際会議に4名出席 山郷・羽豆・堀・佐々木
9月26日 お助けマーシーのつどい:地域通貨を試験活用してみることを決める。  
11月1日〜 地域通貨マーシー、試験流通開始(広報周知・登録者に通貨配布)。名前も「お助けマーシーの会」から「ゆうゆうマーシー」に改称。(「お助け」が一方的なボランティアをイメージするため。ゆうゆうには、優・遊・勇・雄大・悠々・YOUなど様々な意味を込めている) 登録者152名
12月7日 ゆうゆうマーシー・フェスティバル(地域通貨を使ったイベント) 138名
2月22日 つどい:春から地域通貨の本格活用を決める  
 
 
H12年度実施状況
 
(1)ボランティアのつどい(ボランティアに関心のある方が集まり、目指す姿を話し合う場)
話し合い順番 日程 内容・話し合いのテーマ 参加人数
各々のボランティア
活動の体験・考え
第1回12、8、10(木)18:30〜21:00 趣旨説明/話し合いの進め方について6グループに分かれて話し合う。
「ボランティアをやっていて良かったこと・やめたいと思ったこと、活動のきっかけ・思いなど」
ミニ講座「高齢者の状況について」(石坂)
計50名

住民33
行政17
ボランティア活動の
理想の姿
第2回12、9、14(木)18:30〜21:00 話題提供「ボランティアって何だろう・・・?」
 海東定一氏(喫茶店ポルクマスター)
 武岡勇氏(留萌支庁地域福祉係長)
「増毛にどんなボランティアがあったらよいか?〜あったらいいな、こんなボランティア活動〜」
(グループで興味ある活動1つを選ぶ)
「理想のボランティア活動を達成するために必要な条件を考える〜どういう条件が整えば実現に近づけるか?〜」
計46名
住民27
行政19
ボランティア活動の理想の姿の達成条件

ボランティア活動の現実・理想の姿とのズレ

実現のための目標

方法
第3回12、10、19(木)18:30〜21:00 計42名
住民25
行政17
第4回12、11、16(木)18:30〜21:00 実践報告「栗山町の取り組み」
 栗山町(社会教育課長)吉田義人氏
「実現できそうなことについて、どうしたら実現できるか、その方法を話し合う」
〜具体的な方法について〜
計41名
住民24
行政17
第5回12、12、14(木)18:00〜21:00 (テーマ毎にグループ合体→4グループ)
「来年にむけて、実現可能な具体的方法について考える」〜どこから取り組んでいけるか
全体討議「来年出来ることを全体の中で考える」
計35名
住民20
行政15
第6回13、1、29(月)18:00〜20:45 全体討議「来年度の、ボランティアのつどいの活動について」
講演「住民がまちづくりに主体的にかかわることの意義について」
 講師:東京都立大学大学院
  教授 星旦二氏
計53名
住民22
行政31
参加者:実46名、のべ151名 行政:実26名、のべ116名 計:実72名、のべ267名
 
(2)支援チーム(地域住民と行政職員が一緒になって、つどいの企画・運営を行う会議)
<会議>8回実施
<メンバー>24名 スーパーバイザー:札幌医科大学(佐伯助教授)
ボランティアセンター(豊川・海東・池田・上田・多田・本間)、社会福祉協議会(平松)
留萌保健所(堀井主査・大作企画調整係長・中川健康増進係長・佐藤保健指導係長)
留萌支庁(高林国保係長、中林主任、武岡地域福祉係長、森主査)
増毛町役場(廣谷係長、大文字係長、石坂係長、保健婦佐々木・横野・酒井・小野・須田)







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