・NPO・企業の自己評価の結果は、評価者によって異なる。謙虚に付ける人もいれば、できるだけよく付ける人もおり、調査員が内容を判断しながら調整。各調査員によっても差はあるので、全体のすり合わせも行った。
・企業の社会貢献意識が高いことも大事だが、事業を進める上で、NPOのイニシアチブが高い点を高く評価したい。NPOのアイデアや視点がきっちりと企業側に伝わり、よく生かされている事業はポイントが高い。NPOの存在感が薄いところは評価しにくい。
・協働事業を進めることによって多くの人にインパクトを与えるという波及要素があることは重要。他のNPOや企業のモデルとなり得る事業、事業に直接関わらない一般社員の意識改革につながるものや、地域の第三者に対して利益をもたらす事業は高く評価できる。
・1次審査の書類レベルでアイデアや事業の仕組みを評価された事業も、実際にはまだ始まったばかりのところがいくつかあった。実績が伴わないところは、さらなる発展に期待する。
・長年続いており、企業内や受益者への浸透度がかなり高くなっている事業もあるが、事業の内容にもステップアップを期待したい。受益者のニーズ分析を進めることも大事。受益者の追跡調査、ニーズ分析を進めることも大事。
・NPOとの協働によって、企業の本業にもプラスの効果をもたらしている事業は高く評価できる。
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