挨拶を行う山崎幹事長
壇上からの発言のあと、場内から二人の代表の発言があった。熊本の角さんは一般財源化絶対反対を訴えた。大阪の永野さんは、国会のみでなく地方の政治に積極的に働きかけていこうと呼びかけた。
十五時を目やすに、全国保育関係議員連盟の議員が来賓席に着きはじめ、議長団から再び司会者にマイクが移った。
山崎拓自由民主党幹事長が到着し早速挨拶を行った。
「保育所は、昭和二二年の児童福祉法制定以来、半世紀以上にわたり、家庭の保護者にかわって児童を保育し、児童の心身の健全な発達を図る施設として、児童の福祉の向上に寄与してこられました。また、各家庭の事情に応じた子どものニーズにあわせ、延長保育や一時保育など多様な保育サービスの提供を行うとともに、地域の子育て支援の拠点として極めて重要な役割を果たしてこられたと確信いたします。これもひとえにここにご参集の皆様方をはじめといたしまして、関係者各位の献身的で愛情深い努力のたまものであると深く感謝するとともに、敬意を表すものであります。
幹事長に署名を手渡す
昨今の少子化の進行や、家庭における子育てをめぐる環境の変化には厳しいものがございます。このため、小泉政権においては、仕事と子育ての両立を積極的に支援するため、明確な目標と実現時期を定めた保育所の待機児童ゼロ作戦を推進することとしております。
また、自由民主党においても政府と一体となりまして、安心して子どもを産み育てることができる社会を創るための対策を一層進める所存であります。この中で、子どもたちの福祉を守り、健やかな成長を支える保育の充実は一層重要な政策課題になってくると考えており、更なる対策の充実に向けて、我々としても全力を挙げて取り組んでいく決意でございます。保育の後退につながるような誤った政策選択は決して行う考えはございません。
皆様方におかれましても、これまで培われた経験・知識を生かして、引き続きご尽力を賜りますようお願い申し上げます。」
フロアーからの発言(1)
このたび各県支部に実施をお願いした「こどもを守るための保育の推進運動」に賛同した国会議員の署名は、一六四人分が集まった。
そこで、この機会に山崎幹事長にお願いをするため、幹事長の地元、福岡市の永野繁登支部長が趣意書を朗読し、署名を手渡した。
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