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――大会ダイジェスト――
こどもを守る総決起大会(概要)
――日本武道館に全国から八○○○人――
講演する清水さん
 
 五月二七日、日本武道館は八○○○人の保育関係者の熱気につつまれた。
 第一部「保育者のためのフォローアップセミナー」の講師にはタレントで自然暮らしの会代表の清水國明氏を迎え、十三時から約一時間の講演は「自然楽校」をテーマに行われた。自然体験活動のビデオと、幼児の自然体験をテーマにした曲(このセミナーのために作られたオリジナル曲)を紹介し、軽妙な語り口で参加者を引き込んでいた。
 第二部。時計は十四時を回ろうとしている。司会は第一部の若山望さんから第二部総合司会の阿久津均さんにバトンタッチした。「こどもを守る総決起大会」の大きな看板が下りてきた。
 司会の第一声は、拍手とシュプレヒコールのリハーサル。そして本日のために特注したサンバイザーの着用をうながした。
 会場は一転して張りつめた雰囲気に変わった。会場をうめつくした八千人の参加者の拍手、そしてシュプレヒコールのリハーサル。その間に壇上には主催者、来賓、発表者等一〇〇人が登壇し、準備はととのった。
 
斎藤会長が挨拶
 
 
正面入口にむかう参加者
 
 司会者の「こどもを守る総決起大会を開催します」のことばと、ピンク地に「こどもを守る総決起大会」の文字を入れたサンバイザーをいっせいに着けた会場の参加者と壇上の主催者の意気がピタリ合った。
 村上章公大会実行委員長(福岡県日本保育協会会長)の開会の宣言。「昨今の、政府内の各種会議における議論は、子どもの保育環境に対する重大な挑戦であり、これを容認することは断じてできません。日本保育協会は全国の支部も含め、総力を挙げて活動を展開して参りました。今ここに、全国から多数の保育関係の皆様の参加を頂き、『こどもを守る総決起大会』を開会することを宣言します」
 
 
 力強い宣言により大会はスタート。
 舞台上には、メインの大看板にあわせサイズアップした大きな日本保育協会の旗。まん中に大スクリーン。両サイドの大会スローガンがライトアップされた。
●こどもの幸せと笑顔は私たちの願いです
●保育に悪影響を与える一般財源化は絶対に阻止しよう
●財政問題を幼保の一元化に転嫁するのは間違いです
●調理室がなければ保育所とはいえない







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