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6. コーディネーターの感想
 
 「福祉」という分野で「教育」を行なうための企画をするにあたって、学生が今までの経験の中から何をどのように伝えていくのか、まったく開けてみないとわからないスタートであった。
 今回の主体企画団体のように、障害者の自立生活支援という形で地域福祉の考え方に触れ、実践しながら考えている学生は多くいる。福祉、障害、社会などの分野は、大学で多くの学生が学んでいる学問でもある。そのような現状における学生の可能性がひとつ、生かされた企画であったと言えるだろう。伝えるということは、自分自身または自分のしている活動を客観的に見直す作業でもあり、私たちは、話し合いの中で、お互いとても勉強になった。
 もちろん今回の企画を通して、学生の限界、様々な立場の考え方の違いからくる福祉教育の難しさなどもよくわかった。今後一人一人の人間が大切にされ、多様なニーズが多様な人どうしで満たされていく社会が実現されていくために、子どもたちと、そして大学や地域の方々とともに活動し、考え続けていける人間でありたい。
参考文献:安藤博「学校・地域・ボランティア−生徒と教師のための福祉教育−」茨城NPOセンターコモンズ、2001
 
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フォーラム写真館(2)〜スタッフ〜
 
直前の打合せ
 
ちょっと緊張
 
あわてて準備
 
木村亮介=通称キム







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