IV 添付資料
(1)「ウェルカム・イン予約センターのご案内」
本予約センター事業は日本財団並びに(財)鉄道弘済会の助成金を受けて実施されています。
ウェルカム・イン予約センターのご案内
財団法人 国際観光サービスセンター
ウェルカムイン予約センターのご案内
国際観光振興機構(Japan National Tourist Organization[JNT0])の調査によると、日本の物価の印象について訪日外客の60%近くもが「高い」と感じており、これが海外に増幅されて伝わり、訪日旅行意欲を萎縮させている大きな要因の一つとなっています。こうした訪日外客の指摘に対処するためには、旅行者の支出の大きな割り合いを占める宿泊施設について、経済的で手頃な料金の施設の利用の拡充と広報を強化する必要があります。
そこで当(財)国際観光サービスセンターは、運輸省(当時)並びにJNTOの全面的な支援を受けて、訪日する外国人旅行者の利用に適し、かつ、外国人旅行者を積極的に受入れる低廉な宿泊施設を組織化することとしました。そしてそれら施設を、外国人旅行者を暖かく歓迎する意味を込めてウェルカム・インと称し、それら施設の広報及び予約代行サービスを行うために、平成3年4月1日にウェルカム・イン予約センターを開設致しました。
当センターでは、ウェルカム・イン全加盟施設を紹介した英文利用案内を作成し、主にJNTOの海外事務所及び国内のツーリスト・インフォメーション・センターを通じて配付、広報を行い、国内6ヶ所の予約センターで実際の予約代行業務を行っております。また平成14年8月よりはインターネット簡易応答システムを稼動し、インターネットを通じての予約及び宣伝に力を入れております。
また、平成15年4月より、国土交通省が外国人旅行者誘致事業「ビジット・ジャパン・キャンペーン」をスタートさせます。このキャンペーンは、2010年までに訪日外国人旅行者を1,000万人とするグローバル観光戦略にあわせる目標の下に、旅行・観光産業を活性化し、観光立国を目指すものです。
ウェルカム・イン予約センターは宿泊業界の皆様と共に手を携え、訪日外客の利便増進と訪日外客数の増大を目指し、「ビジット・ジャパン・キャンペーン」に積極的に協力してまいります。
ウェルカム・イン予約センター加入施設の要件
1. 基本事項
(1)低廉な費用での旅行を希望する外客に対し、低廉でしかも快適な宿泊施設を提供できること。
(2)外客接遇に誠意と熱意を持ってあたり、人種、国籍、性別、宗教等を理由に差別しないこと。
(3)外客への宿泊施設の提供を通して、国際親善に寄与するよう努めること。
(4)外客に日本及び日本人に対する正しい理解が得られる様、積極的に対応すること。
2. 宿泊施設と宿泊料金
(1)宿泊施設
a. 旅館業法に基づく営業の許可を取得していること。
b. 宿泊施設名をアルファベットで、道路から見えるところに表示していること。
c. 宿泊客が安眠、休息できる良好な宿泊環境であること。
d. ファックスを所有していること。
e. 客室
1)内外に施錠装置があること。
2)換気、採光が十分であること。
3)適当な冷暖房等の設備があること。
4)施設の利用案内、緊急時の対応等を英文で明示したものを常備すること。
f. 共同浴室
1)男女の区別があること(同であっても時間により区別ができれば可)。
2)温水と冷水の水栓があること。
3)シャワーの設備を持ち、原則として常時使用できる態勢にあること。
g. 洗面設備
充分な手洗い設備を有すること。
h. 共同便所
1)水洗設備であり、洋式も付設されていること。
2)入口及び内部が男女別になっていること。
3)防虫、防臭、脱臭の設備が十分であること。
i. リネン類
1)衛生的で清潔であること。
2)浴衣、布団カバー、シーツ、タオル等身につける物についてはそのつど交換すること。
(2)宿泊料金
a. 洋室、和室を問わず、素泊まりの税・サービス料別建て客室料金が一人宿泊時で8,000円以下、或いは二人宿泊時で13,000円以下である客室を有すること。
b. 季節料金等を設定している場合は、8ヶ月以上が上記規定に合致していること。
c. 和室の場合は1人利用、2人利用、3人利用等と客室の利用形態により料金を提示出来ること。
d. 宿泊料金は客室料金と食事料金(朝食、タ食等)を分けて表示ができること。(食事を取るかどうかは宿泊者が自由に決められること。)
e. 直接予約を受けられる施設は、ウェルカム・インの施設案内を見て直接予約してきた外国人客(実際に宿泊する人が外国人であれば、日本人の代理予約も同様)に対しては、ウェルカム・インに提示している料金を適用すること。
f. 宿泊料金、税及びサービス料金、又その他料金がある場合は宿泊客の見やすいところに表示或いは明示したものを客室内に常備すること。
3. 防災及び衛生等
a. 建築基準法、消防法令の規定に適したものであること。
b. セイフティーマーク対象施設については、これを取得していること。
c. 館内に避難経路案内図を英文で明示すること。
d. 非常時の対応策を和、英両文で説明したものを客室に常備すること。
e. 旅館賠償責任保険等に加入し、万一の事故に対し十分補償できること。
f. 貴重品を預かる設備を設けること。
g. 飲食を供する施設に於いては、飲食店営業許可を取得していること。
h. 食品衛生法、環境衛生法等の基準に合致していること。
4. 苦情処理等
宿泊施設側の責任により発生した不都合に対し苦情があった時は、誠意をもって対応すること。
5. 加入に際しての経費
(1)新規加入資料整備費(初年度のみ):2万円
(2)Webサイト使用料:年間3万円(初年度は月割り)
(3)「Directory of Welcome Inns」広告掲載料(2年目以降)
当予約センターから斡旋した宿泊総額に応じて、以下の通りとする。
タイプ |
掲載サイズ |
掲載料金(消費税別) |
A |
3cm×9cm |
2万円 |
B |
6cm×9cm |
4万円 |
C |
12cm×9cm |
8万円 |
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*
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途中で脱会又は休会される場合でも、経費の払戻には応じかねます。 |
6. 加入手続き
財団法人国際観光サービスセンター内のウェルカム・イン予約センターから「ウェルカム・イン予約サービス参加登録申込書」及び「宿泊施設調査票」を入手し、必要事項を記入の上、本センターに提出していただきます。(郵送可)
その際には、次の書類の写しも併せてご提出いただきます。
1. 旅館営業許可証
2. 飲食店営業許可証(飲食を供する施設のみ)
3. 旅館賠償責任保険証
4. セイフティーマーク又は消防法令適合書
(セイフティーマーク対象施設はその証明書、対象外施設は消防法に適合した設備であることを証明する消防署発行の文書)
ご提出いただいた書類を審査の上、原則として施設を事前に見せていただいた後に参加登録の受け入れの可否をご連絡いたします。新規加入資料整備費等のお支払いについては、登録通知後となります。
*登録後も状況に応じて、当センター職員が予告なく視察させて頂くことがあります。
注:加盟要件は諸般の事情を考慮し、変更することがあります。
7. 休会・脱会手続き
(1)建物の一部の改築で、閉鎖期間が1年未満の場合は休会とし、予約斡旋を停止致します。改築中は、改築期間の情報をホームページ及びカウンターで広報致します。改築終了のご連絡あり次第、施設情報を更新し、予約斡旋を再開致します。
(2)建物全体の改築は、脱会とさせていただきます。新しい施設が完成された時点で新規登録の手続きをお願い致します。
(3)脱会又は休会は書面にてお知らせ願います。
(4)次にあげる場合において、当予約サービスから脱会していただくことがあります。
a. 外国人利用者からの苦情、トラブル等が多く、改善指導後も改善されない場合。
b. 施設内の設備と清掃状況が登録基準を満たしていない場合。
c. 値上げにより、客室料金が登録基準を満たさない場合。
d. 前年度の経費支払いが、所定の期間を6ヶ月過ぎても確認できない場合。
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