◆高潮・波浪から防護&海とのふれあい 別府港海岸整備事業
別府市は豊かな温泉や自然を観光資源として年間1000万人を越える観光客が国内外から訪れています。
国際観光港等の港湾整備に着手し観光事業の振興に貢献している一方、海岸護岸は港の拡張整備に伴い築造されてきましたが、老朽化や越波、高潮による被害で背後の住民に不安を与えています。こうしたことから早急に防災機能を有する整備が要請されています。また当地域は昭和53年に地震予知連絡会から大規模な地震災害に見舞われる可能性のある「特定観測地域」に指定されています。護岸線を耐震強化する必要と阪神淡路大震災の教訓から港湾施設の液状化現象による被害から護岸背後の多くの人命、財産を守るという責務があります。
本整備にあたっては親水性などの海域利用への配慮や可能な限り水産協調型の構造を追求し海とのふれあいの場が身近になるよう整備します。
◆空の玄関口・観光需要ものばす 大分空港
国東半島の東端に位置する大分空港は昭和46年に開港。中型ジェット機が就航できる空港として供用開始しました。その後航空需要に応じ、昭和57年に滑走路を2500mに、昭和63年には3000mに延長しました。
大分空港は観光リゾート地大分県の空の玄関として、年間約200万人の国内外の観光客が利用しています。
また国内において都市と空港とを結ぶ路線にホーバークラフトが就航しているのはここ大分空港だけです。最近は空港周辺に集積する先端企業の製品輸送拠点としても大いに利用されています。
国東半島の海上に浮かぶ大分空港
西海パールシーリゾートを訪ねて
九十九島遊覧船パールクィーン船長
赤石茂美氏に聞く
九十九島位置図
今回お訪ねしたのは、佐世保から車で約25分のところにある西海パールシーリゾートです。ここは平戸諸島・五島列島を含む日本本土最西端の海の国立公園「西海国立公園」の中にあります。
西海国立公園は佐世保の北25km、平戸瀬戸まで連なる大小208もの島々からなり、島の密度の大きさは日本一と言われています。とりわけ佐世保近海の島々は「南九十九島」と呼ばれ、細かな島の表情の豊かさ、夕映えの景色の素晴らしさなど、美しい海域として知られています。
九十九島遊覧船パールクィーンは西海パールシーリゾートから出航しています。その船長をつとめるのは赤石茂美さん。赤石さんは3ヶ月の操船研修を終えて、この6月から船長として乗船しています。遊覧船船長としては珍しい女性船長であり、みんなの人気者です。
赤石さんが船長をつとめるパールクィーンは約50分かけて南九十九島の島々を巡ります。ここは牡蠣、真珠の養殖が盛んな所であり、いたるところに養殖の筏が見られ、そのすぐそばを船はすべるように進んでいきます。筏を揺らすと牡蠣や真珠の発育に悪いので、出来るだけ波をたてないよう、筏を揺らさないように注意しているそうです。
また、このクルージングは島と島の間のようやく船が通れるような狭い所を通っていきます。パールクィーンの航跡が岩のすぐそばに見えます。船を岩にこすらないように操船しなければならない、船長の腕の見せ所です。島の狭い入り江でUターン、よくこんな所で旋回できるなと思うような狭い所ですが、彼女は緊張した面持ちではあるものの平然と操船しています。
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