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(5)いわし漁・とり貝 他
50 山口 浩平 「いわし漁」
青井小学校5年
 舞鶴の田井、朝の四時―
 僕達五、六年生はサマーキャンプに来ています。船に乗りこんで、いわし漁を見学しに行きました。
 しばらく船で走っていると、朝日を背に、黒いぼうのような物が見えてきました。「あみをささえるぼうかなあ?」と思っているとだんだんはっきりと見えてきました。それは、やはりあみをささえていたけれど、竹でした。
 「どんなふうにイワシを取るんかな。」ワクワクしながら待っていると、二隻のモーターボートがやってきました。そして、うきの囲いをはさむようにして止まりました。すると、青いカッパのようなものを着たおじさん達があみのはしを持って引き始めました。
 「何をやるのだろう。」
 しばらくすると、海に白い物が浮き出てきました。あまりにも大きくて、何なのか分かりませんでした。でも、少しするといわしのかたまりということが分かりました。
 「すごいなあ。」
 本当にそれしか言葉が出ませんでした。
 おじさん達があみで何百ぴきもすくっているのをみて、ものすごく力がいるだろうと思いました。みんなびしょびしょになって、漁をしていました。
 まだまだ僕の知らないことばかりでおどろきの連続です。カモやカモメがいわしを食べに来ていました。僕はたまにしかイワシは食べないのにこんな苦労が裏にかくれているんだと分かりました。
 今、日本の近くから魚が減ってきているので、あれだけ取って心配な所もあります。でも田井は漁業で栄えている村なので、これからもがんばって下さい。
 
51 嵯峨根 逸美 「海を大切に」
青井小学校5年
 この青井校区は、とてもきれいな海があります。でも海岸には、つり客がすてていった、ゴミがあり、どんどん海がよごれます。夏休み前に、高学年でかん板を作りました。
 「ゴミを捨てるな」
 と言うかん板です。道路にゴミをすてるのも悪いけど、海にすてるのも、もっと悪いと思います。それは、海には生きものが多くいるので、ゴミをすてるだけで、みんなが食べている、魚達にも、えいきょうをあたえます。ゴミをすてていないつもりでもすてていると思います。今は、食器用洗ざいや、洗たく用せんざいがあって、それが海に流されるのでほとんどの家が、粉石けんになったらいいのになあと思います。昔は洗ざいがなかったから海がきれいだったのかもしれません。学校の授業で舞鶴わんをクルージングした時に、行った所で水深をはかったけれど、全部水深がちがいました。白杉のアンモと、クレインブリッジと、フェリーのり場をはかりました。一番フェリーのり場が、見たとおり、茶色がかった緑色で、にごっています。それにくらべて、白杉のアンモや、クレインブリッジの所の海は、きれいでした。私は、フェリーのり場がきたないのは、船がよく、止まっているし、行き来もよくしているからだと思います。それに油もういていたからだと思います。白杉のアンモは、それとちがって船もあまり通りません。フェリーのり場をきれいにするのはむずかしいです。でもゴミをしまつすることはできるので、海をきたなくするようなことは、やめてほしいです。それに、きれいな海を大切にしてほしいです。
 
52 戸嶋 優太 「楽しかったクルージング」
青井小学校2年
 ぼくが、朝からわくわく楽しみにしていたクルージング。モーターボートにのったとき、どんなところに行くのだろうと楽しみにしていました。モーターボートは、ぼうしがふきとばされるぐらいはやかったです。しお水が、しおっからくておいしかったけど、なめていたらゴミがあってきたないものをなめてしまったと思いました。
 そして、モータボートにのってとしまのちかくのいかだにいって、トリガイを見ました。トリガイが、しお水をだしていました。そのとき、ぼくはクジラがしおをとばしたみたいでした。そのあと、じえいたいのふねをみたとき、ふねのばんごうは230と174でした。フェリーはすごくみあげるぐらいたかかったです。つぎは、クレインブリッジに行ってはしをみるとつるみたいでかっこよかったです。学校のちかくまで帰ってきたとき、ふねから見ると学校が森の中にあるみたいでした。いろんなところに行って楽しかったです。
 
53 竹林 優子 「とり貝の観察」
福井小学校5年
 今日は、楽しみにしていた、とり貝の観察へ行く日です。朝から、船に乗る事を楽しみにしていました。一時間目、二時間目と、五、六時間目に近づくにつれて、ワクワク感が止まりませんでした。
 そして、やっと五、六時間目。「やったぁ。やっと、船に乗れる!!」楽しい気持ちで船に乗りこみました。
 乗って、ちょっと時間がたったら、船の中で海の色が、舞鶴はきたない方、という話を聞いていました。そしたら、あっという間に、とり貝を作っている所につきました。
 みんな、いかだの上に乗り、とり貝の養殖をしている方の、話を聞きました。
 私が話を聞いていて、きょうみをもった事が三つありました。その一つが、なぜ、とり貝というか?です。理由は、中身が、鳥の頭みたいな形だからだそうです。その時、「人間っておもしろい事で名前つけるなぁ。」と思いました。ちょっとさわらせてもらったけど、すごくプニプニしていて、気持ち悪かったです。
 次に二つ目は、貝がらについている横線です。横線は、成長が止まる時につく物です。つまり、養殖をしている方達が、今まで、育て始めてから、何回仕事をしたかが分かります。聞いた時に、「何回仕事をサボったかが分かるんやー!!。」とこっそり思っていました。
 そして、最後に、きょうみがあったのは、とり貝は、水面にあげられたら、なぜ動くか??です。そのわけは、もともと、水中にいるので、水面にあげられると、いきが、できなくなってもがくそうです。かん単に言えば、人が、水の中でこきゅうができないように、とり貝も、水面にあがったら、こきゅうできないのです。
 この時も、貝がらから、舌みたいに、中身を出してもがいていました。
 私は、この勉強をして、自分のためになりました。私は、こんな体験ができて、最高です。
 
54 坂口 友紀 「じびきあみのこと」
青野小学校5年
 6月26日にじびきあみをしました。じびきあみは、どんなことか最初はわかりませんでした。でも体験してみてわかりました。あみとあみの長さが100m以上だったのでとってもびっくりしました。最初は100m以上あっても、最後は10mぐらいになりました。
 あみをひく用意ができてひいてみると、とってもおもくて大変でした。私達は1日しかやっていないけど漁師さん達は毎日やっているからもっ〜と大変だなぁと思いました。
 最初の方はクラゲばっかりだったけどあとの方では魚がたくさんとれました。とれていくうちに楽しくなってきて、力がわいてきました。たぶんみんなもそうだと思いました。
 ひき終わるとみんな喜んでいました。私もうれしかったです。
 漁師さんが子ども達に魚の種類をだいたいおしえてくれました。とうめいのクラゲは、「さわってもささないからだいじょうぶ」といってくれました。だからみんなは、クラゲをもってなげていました。それとか、とってもきれいな魚がいました。黄緑とか、黄色と黒などがいました。タイもとれました。
 その日の夜にみんなで、食べました。ちょっとだけだったけどすごくおいしかったです。
 私は、じびきあみの体験をしてよかったです。じびきあみをして、一生けん命にできたから、とってもうれしいです。もし、またこんなことができるのならしたいです。
 
55 市川 木の実 「野外活動で行った海」
青野小学校5年
 私は野外活動に行って来た思い出で「海」について書きます。
 海で楽しかったことは5つありました。
 1つ目はいそ観察です。ひざまで海に入り、魚や岩にひっついている小さい貝の観察です。
 2つ目はいねわんめぐりで遊らん船にのって船屋がある方まで行きました。船にのるときカモメが2、3びきしかいないのが沖に出るほどカモメがふえていきました。えさのカッパえびせんを投げると、うまく空中キャッチしたり、えさを手に持って高く上げると食べにくるカモメもいました。船屋は人は2階に住んで、一階は船が入るように工夫してあり台風が来たときも安全だなと思いました。
 3つ目はカッター活動です。初めての経験でみんなとかいを合わせるのがむずかしかったり、へんな所に力が入り「つかれた」とほとんどの人が言っていました。2日目は、だいぶなれてみんなの号令で動いたときは、とても気持ちよく、「やったー」とさけびたいぐらいでした。一号、二号に分かれて競争しました。私は二号で少しの差で勝ちました。うれしかったです。
 4つ目は地引きあみをしたことです。力を合わせてがんばって引くと、魚がいっぱい見えてきました。
 タコ、イカ、タイ、アジ、キス等々、他にも名前を知らない魚がピチピチはねていました。その魚は、夕食でおいしく食べました。
 5つ目は最後の日の朝の散歩です。
 海の色は青くおだやかで、ふいてくる風はとても気持ちよかったです。
 私は海が好きになりました。またゆっくり海を見に行きたいです。
 
56 橋本 麻生 「やりがいのあった地引き網」
青野小学校5年
 六月二十五日から二十七日まで、わたしたち五年生は、野外学習へ行きました。その二日目に、地引き網を行いました。
 地引き網は、朝の十時半からやりました。
 まず、漁師さんと、あいさつをして、始めました。一・二・三班と、四・五・六班に分かれて、百メートルぐらいはなれた場所に、一列にならびました。わたしは、五班なので、四・五・六班のほうにならびました。漁師さんは三人で、ボートみたいなのに乗って、網を張ってくれました。そこまでは見ていたけれど、やっと、がんばるところが来ました。みんなで、かけ声をかけて、いっしょうけん命引こうと思ったけれど、引く力がたくさんいって、声もあまり出ませんでした。下はすなだから、がんばって力を入れて引いていると、足がうもれていきました。気持ち悪かったけど、がんばりました。思った以上に網が重くて、大変でした。やっと網が上がると、みんな、つかれた様子で、「ハー。ハー。」と言っている人も何人かいました。網が上がっていくにつれて、色々な魚などがついていて、喜んでいる人もたくさんいました。わたしもうれしかったです。たくさんの魚などがとれました。タコ、イカ、フグ、タイ・・・がんばったかいがあって、良かったです。たくさんとれて、本当にうれしかったです。タコなど、小さいものは、にがしてやりました。
 とれた魚など、食べられるものは、夜、ちょう理してもらって食べました。やっぱり買った魚より、自分たちでとった魚のほうが、だんぜんおいしかったです。とっても気持ち良かったです。地引き網も、一人では出来ないし、力を合わせてやらないといけないんだなぁ。と思いました。また、そんな地引き網が出来る日が来たらいいなぁ。と思いました。
 教えて下さった漁師さん、ありがとうございました。







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