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14 白岩 裕一郎 「うわぁ、すごい」
田村小学校5年
 ドドドドドドドドドドド!
 水あげされた魚が、台にのせられます。その数、500匹ほどです。アジなどが、たくさんとれていました。そして、たくさんの人に種類別に分けられます。その手の動きは、とても速くて、すごいなと思いました。そうしている間に、もう全てかたづけられました。ぼくは、感心してしまいました。その時、後から音が聞こえてきました。何かなと思ってふりむくと、大きな四角形の氷が上に運ばれていきます。どんどん上に上がっていって、見えなくなりました。と急に、ガリガリガリガリガリと、氷がくだかれる音がしました。ぼくは、びっくりしてしまいました。すると、太い管から、氷がザザーと出てきました。あの氷一つで、かご二つ分にもなるとは、思いませんでした。かごに入れてある魚の多さ、それから光平君の知識にびっくりしました。
 「これは、はまち。」「これは、太刀魚。」
 と、すらすら言える光平君は、すごいと思いました。
 せりが見れると聞いて、ぼくは楽しみになりました。でも、ちょっと予想とはちがいました。もうちょっと人数が多いかと思っていたけど、少なかったし、もう少しうるさいくらいかなと思っていたけど、ふつうに言っていました。
 質問では、いろんなことが分かりました。ぼくは、あみの大きさ、ねだんにびっくりしました。
 光平君は、漁師になりたいらしいけど、とってもお金がかかるんだなと思いました。いろんな発見もありました。
 
15 野村 光平 「大きくなるんだ、ヒラメ」
田村小学校5年
 「ボッボッボッボッ、ウィーン。」
 船が動き出した!。ぼくの夢は釣り漁師です。なのでヒラメの放流がとってもたのしみです。長い時間かけて、放流場についた。バケツにまんぱんヒラメを入れてもらった。このヒラメはぼくたちがえさをやったヒラメです。
 えさをやった時と今では大きさがけっこうちがいました。大きいのやえさをやった時くらいのが、たっくさんいました。
 「いっせいのうでぇー。」
 このいせいのいい声と同時に
 「ザー」
 ぴちぴちしたひらめがどんどん深い海の中へとびこんで行きます。何匹も何匹も・・・。
 そんなのを見ているうちに、
 「2はいめもやって下さーい。」
 と言われたので、
 「やったー。」
 と思いました。2はいめっ、3はいめっ。
 3回でストップ。とってもたくさんのヒラメが放流できました。海を元気そうにおよいでいるヒラメを見て、ぼくはほっとしました。それは、まるで
 「ありがとー。また会おうねー。」
 と言っているようでした。
 長いこと水面をおよいでいたので本当に、そんな感じでした。ぼくも心の中で「また会おうね。」と言いました。
 この体験は、ぼくにとって非常に大切な体験でした。前から漁師になる気は強かったけどもっと、もっとこの夢をかなわせたい気が心の底から出て来ました。
 ぼくは海がとても好きなのでやっぱり釣りに出かけた時また、本当ににがしてやったあのヒラメの育ってゆうゆうとしたすがたを、ぼくはしっかり見れたらいいなぁと願っています。
 
16 日下部 さつき 「元気に育っていたヒラメ」
田村小学校5年
 「早く出発してほしいな。」
 前にエサをやっていたヒラメを見るのは、楽しみです。どのくらいまで大きくなっているのか、ヒラメの色素はどうなっているのか、小さい時には、8万5千匹だったけど今は、どうなのか、が課題です。
 ヒラメを放流する場所に着きました。バケツの中には、たくさんのヒラメが泳いでいます。ヒラメの大きさは15センチメートルぐらいでした。小さかった時に、色素がなかったヒラメは、大きくなっても色素がありません。なんだか、かわいそうです。
 「放流するヒラメは、何匹ぐらいいますか。」
 「1つのいけすには、1万7千匹ぐらい。」
 足すと、3万4千匹なので、かなり減っているなぁと思います。でも、3万4千匹もいたら、ヒラメがふえると思います。たくさんのヒラメが、大きくなってほしいです。
 「放流してください。」
 バケツの中から海へ行きます。元気に、大きく育ったので行けます。ヒラメもうれしそうです。元気に泳いでいるのが見えると、私もうれしくなってきました。ほっとしました。上の方から落ちるので、ヒラメはいたくないのかなと心配です。
 漁師さんは、魚を取るだけでなく、放流したりしている事が分かりました。守り育てる漁業が大切という事も分かりました。放流しても、海がよごれていたら魚がかわいそうです。だから、環境の事を考えて、自然を大切にしたいです。そのために、ゴミを捨てないようにしたり、ゴミを捨てている人がいたら注意したいです。
 5月の遠足では、箱石の浜にかなりたくさんのゴミがあってびっくりしました。たくさんのゴミをみんなで拾ってきれいにしました。これからの海がきれいになるように、魚や貝がふえるように、これからも海岸や海に落ちているゴミを拾いたいです。
 
17 木下 未稀 「ヒラメの放流」
田村小学校5年
 この前、えさをやったヒラメ、どうなっているかなぁ。
 1か月たって、放流の知らせが入り、放流しに行かせてもらえることになりました。
 6月6日に初めて見たヒラメは、とても小さくて、5センチぐらいの体をくねくねと動かし、がんばって泳いでいました。色やも様もさまざまで、同じ種類とは思えませんでした。それに、私達は、すごく運がよくて、えさまでやらしてもらいました!!すごくかわいかったのです。そのヒラメ達は。
 放流って、どうするのかな。どのぐらいになったのかな、どうやるのかな、と、ぎ問もありました。中井先生が教えてくれたけど、ホースじゃ、ヒラメがかわいそうだなぁ、と思いました。
 そして、ついに、放流。ヒラメは、十センチにもなっていて、びっくりしました。船に乗って、久美浜わんの中で放流してやりました。水といっしょにヒラメがざぶーんと落ちて、海の中にもぐっていきました。私は、バケツで、2はいやらせてもらいました。ヒラメは、色素がぬけてるやつがいて、まだもとにもどっていないようなので、びっくりしました。ヒラメが、小さいうちに、大きな魚に食べられなかったらいいなと思いました。
 考えていたより、ちがったけれど、とっても楽しかったし、おもしろかったです。
 私達は、社会でも、そういう漁業の事を勉強したので、限りある資源と環境を大切にしたいです。それに、今の自然は、ゴミだらけでよごれているので、もっときれいになってほしいから、小さなことでも、ムダにしないようにしたいです。
 このヒラメたちが、とても大きくなって、また、この海に生き物がいっぱいになってほしいなぁ。と思いました。
 
18 志村 雄大 「大きくなってね」
田村小学校5年
 「ウィーン。」
 ぼくは前にエサをやったヒラメを放流しに行きました。田村小を合わせて久美浜の四つの学校で行ったけど船が大きかったので全員乗ることが出来ました。その船が今、出発したのです。
 その船の中には、ヒラメが沢山入っていました。
 船はどんどん海をわたります。カモメもいっしょについてきます。船が止まりました。
 「あれ?」
 「そうだ!!放流だ。」
 沢山ヒラメが入っている所にバケツを入れてすくい上げてもらいました。そのバケツは重たかったけど船のはしまでがんばってもっていくことが出来ました。そのバケツの中には予想通り十センチメートル位まで成長したヒラメが元気よくいました。
 そのヒラメを海ににがしました。(高い場所から落としてもだいじょうぶなのかな大きくなれよ)と三回放流することが出来ました。
 放流してひきかえす時カモメがヒラメの所にいたので、「食べられるなよ。」と言いました。
 浜公園に行くとき海にプカプカとゴミがうかんでいました。その時に(こんなによごれている中でヒラメもそうだし他の魚だって生きていけるのかな)と思いました。
 船に乗っている時見たのが養しょく業の様子です。ぼくたちがしたヒラメの放流はさいばい漁業の一つです。
 そんな漁業を手伝えたことがうれしいです。
 初めて見た時のヒラメは小さくてかわいかったけどもう1カ月たったら大きいかわいさに変わりました。
 ぼくたちの放流したヒラメがもっと大きくなって元気良く泳いでいる未来が見たいです。
 
19 白岩 裕一郎 「大きくなっていたヒラメ」
田村小学校5年
 「よっと。」
 ぼくは、船に乗りこんだ。今日は、昨日から楽しみにしていたヒラメの放流に来た。社会で前来た時、ぼくたちが、今日、放流するヒラメにえさをやらせてもらった。その時は、5cmぐらいだった。どのくらい大きくなっているか楽しみだった。いけすの中に、ヒラメがいた。でも、よく見ることができなかった。
 船が出発した。初めのうちは、ゆっくりすぎて、動いているか分からなかった。でもすぐに、動いていると分かった。海を見てみたら、しぶきをあびそうぐらいはいかないけど、とても、泡がたっていて、船が通った後は、波になっていた。その日は、波もなく風もなく、それに船も大きいので、ゆれるのを感じなかった。ぼくは、車によいやすいので、船よいを、少し心配していたけど、だいじょぶそうだ。そうやっていて、しぶきを見ているうちエンジンの音が、小さくなってきて、スピードが落ちてきた。そして放流する場所についた。
 ぼくは、ヒラメが、くまれたバケツをもらい、放流する準備をした。放送が流れ、そのかけ声で、四校の五年生は、一せいに、ヒラメを放流した。ぼくは、少しは自分の力で泳げるようになっていたと思っていたけど、まったく泳ごうとせず、ただ沈む一方だった。そして二はい目。全長15cm以上もありそうなヒラメが、入っていた。それを放流する時、ヒラメが手にあたってしまい少しヌルッと。ねん液で、おおわれているようなかんじがした。
 ぼくは、この前の社会で、とまった船には乗ったけど、動く船に乗るのは、今日がはじめてだったので、たのしかった。今日放流したヒラメが、とられるくらいに大きくなるには、あとどのくらいかかるのかなあ。それと、他の魚に食べられずに育てばいいなあと思った。
 守り育てる漁業をする人が、もっとふえて、たくさん魚がとれるようになってほしいです。
 
20 坂田 周平 「大きくなったなぁヒラメ。」
田村小学校5年
 「大きくなったかなぁ。」
 今日は、6月6日にえさをやったヒラメの稚魚を海へ放流する日だ。そして今日、7月15日ぼく達は、船に乗って放流地点に向かっていた。
 波は、そんなに強くなかったので、放流には最適だと思った。そして船で十分ほど走って放流地点に着いた。
 一人ずつバケツにヒラメを入れてもらった。とっても大きく育っていて、一匹一匹とても元気よくバケツを泳いでいた。予想通り十センチメートルくらいになっていて、かなりの成長ぶりがよくわかった。
 役場の人が、
 「海に放して下さい。」
 という合図で海に放した。ヒラメは元気良く広い海へ旅立って行った。
 ぼくは、ヒラメの新たな道が始まるんだなと思った。
 前の時のヒラメより今になれば、とってもたくましく、元気なヒラメに変わったと思う。そのヒラメにまた、いろんなしれんがあるかもしれない。けどそんな事も乗りこえて大人のヒラメになってほしいと思った。
 ぼくは、ヒラメに、
 「これからもがんばれよ。」
 と心の中でそう言った。
 帰る時に、今日の体験がとっても良かったと思ったし、ヒラメが元気でいてとってもうれしかった。
 これからもさいばい漁業を行い、久美浜わんの魚がふえていってほしいです。
 
21 船戸 孝展 「おおしきの感想」
橘小学校5年
 昨日おおしきに見学に行きました。
 ぼくは、漁を見るのが初めてだったので、きん張しました。ぼくは、初めのあいさつをしました。きん張したけど、うまく言えてよかったです。
 そして、漁に出ました。漁港を出て、1kmぐらい行くと、定ち網漁をはってあるところに着きました。おおしきの人が網を引くと、向こうの船も網を引いていました。ちょっとま見ていると、網目に魚がひっかかっていました。その魚を見てみると、頭の部分がありませんでした。するとおおしきの人が、
 「たこにくわれとるわぁ。」
 と、言っていました。それから、10分ぐらいたつと船と船の間の網に、魚がたくさん入っていました。中には、飛魚が入っていて元気に飛びまわっていました。おおしきの人が、網で、中に入っている魚をすくっていました。ぶりや、まだいや、あじや、飛魚や、いかがいました。
 漁港にもどると、トラックが来ていて、おおしきの人がトラックにのしていました。
 あじをもらって帰りました。
 昨日は楽しかったです。
 
22 沖野 文香 「漁港に行った」
橘小学校5年
 私たちは、6月5日に浜詰の漁を見せてもらいました。
 浜詰漁港まで、自転車で行きました。みんなで、自転車に乗って行くなんて初めてだから、すごくたのしかったです。
 浜詰漁港についたら、まず、救命具をきました。救命具は、暑かったけど、しょうがないなぁと思いました。
 救命具をきたら船に乗りました。船に乗っているときはとっても気持ちよかったです。
 漁をする場所につくと、漁師さんたちが、あみを引いていました。と中から、「だれか、あみ引くか」といったので、私は引かなかったけど、ほかの人が、あみを引かせてもらっていました。
 だんだん引いていったら、向こう側にいる船がだんだん近づいてきました。それで、あみにかかっていた魚を見て、とってもびっくりしました。それは、いろんな魚がいたからです。
 その魚は、「タイ」とか、「とびうお」とか「ブリ」とかがいっぱいいました。漁師さんたちは、その魚を船の中に入れてもって帰りました。
 船からおりると、漁師さんたちが、私たちに魚の「アジ」を分けてくれました。けっこうもらったのでとってもうれしかったです。最終にお礼をいって帰りました。
 学校に帰ってきたら、帰る用意がしてあったのですぐ帰りました。
 帰ったら、お母さんが料理をしてくれました。食べたらとってもおいしかったです。
 今日は、漁をするところをみれて本当によかったなぁと思いました。またみたいと思います。今日は本当に楽しかったです。







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