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19. 武昌造船廠
(Wuchang Shipyard)
所在地:湖北省武漢市武昌区紫路2号
Address: No2 Ziyang Road, Wuhan, Hubei, Prov.
郵便番号:430060
Tel: 027-6888-7174
Fax: 027-8880-7801
E-mail: wsjyjhcz@public.wh.hb.cn
 
企業形態:大型国有企業
創立:1984年
業務内容:8,000DWT以下の各種船舶の設計、建造及び鉄鋼構造物の生産。軍需の比率が高い。
会社概要:中国船舶重工集団公司(CSIC)傘下の中部地域で最大規模の造船企業。
法人代表:呂大長
董事長:
廠長:呂大長
従業員数:8,327人
敷地面積:45.5万m2
 
施設概要
スリップウエイ数:10
スリップウエイサイズ(最大船型、クレーン能力):
200m×24m(0.8万DWT、100t×2、40t×2)
116m×20m(0.5万DWT、100t×2、40t×2)
157m×30m(75t×4、15t×1)
181m×30m(75t×2、15t×l)
注)残りのサイズは不明
艤装岸壁 (クレーン能力):160m、150m、120m、80m
 
実績(船舶部門)
  2000年 2001年 2002年
受注(万DWT/隻) 0.91/6(-) 0.74/3(-) 2.30/5(-)
竣工(万DWT/隻) 0.53/3(-) 1.73/11(-) 0.93/4(-)
手持(万DWT/隻) 1.23/8(-) 0.74/3(-) 2.30/5(-)
生産額(億元) -(-) 14.673(6位) -(-)
輸出額 0(-) 0(-) 0(-)
注:2002年上期の受注5隻のうち1隻は自社用
 
財務(2001年)
登録資本金:1億元(約15億円)
売上高:15億元(約230億円)
当期純利益:277万元(約4,246万円)
固定資産:3.2億元(約49億円)
売上総利益:10,251万元(約15.7億円)
 
19.1 企業概況
19.1.1 沿革
1934年 「武昌造船廠」として創立。
1954年3月 中国初の機械化方式で艦船進水の問題を解決する施設を製造。
1969年10月 中国国内で設計・建造した最初の攻撃潜水艦(海外では「明級」と呼ばれる)の
 第1船233号が1971年7月に進水。同型艦船15隻を建造。
1980年 351号艦船に3基 C-801 ミサイル発射機を取付。
1984年 企業改革。
1996年 国家経済貿易委員会の承認を経て輸出貿易権を取得。
1998年 中国船舶重工集団公司(CSIC)の傘下企業となる。
2000年 GB/T19001-1994とGJB/Z9002-96認証を取得。
2001年2月 武昌造船廠装飾分工場QCグループが「2000年全国優秀品質管理グループ」を受賞。
2002年5月 材料及び構造物試験測定センターがCMA、CNACL資格を取得。
 
19.1.2 経営者及びその経歴
 
表19-1: 廠長の経歴
名前 呂大長
役職 廠長
性別
生年月日 1955年
学歴 大卒
職歴 期間 勤務先 役職
  1974年〜1989年 武昌造船廠 技術者、副廠長
  1989年〜現在 武昌造船廠 廠長
 
表19-2: その他主要責任者の名前及び職務
名前 役職
楊志鋼 副廠長(生産)
王渭齢 副廠長(経営)
余 明 艦船事業部部長
李国豊 艦船事業部副部長
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
 
19.1.3 従業員構成
 
図19-1: 従業員構成図(2001年12月31日現在)
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
 
 従業員総数は8,327人で、うち大学以上の学歴をもつ従業員が1,434人。
 技術者数は2,107人で、従業員総数の25%。
 管理職の従業員は215人で、従業員総数の8%。
 
19.2 会社組織
19.2.1 会社組織
 
図19-2: 会社組織図
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部の資料収集・整理により
 
19.2.2 関連企業
 
表19-3: 主要関連企業の名称及び会社概要
関係 関連企業 会社概要
出資者 中国船舶重工集団公司(CSIC) 国務院の承認により設立された大型国有造船企業集団。
国家重点企業として中央政府が直接管理。(「北方集団」とも呼ばれる)
出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
 
19.2.3 政府との関係
 湖北省政府及び武漢市政府との関係は良好。古い造船所であり、地元でもよく知られている企業として、政府の補助金、納税上の優遇政策を享受。
 設備調達部門は地元政府との関係が強く、湖北省政府、武漢市政府の指導者達が薦める製品もあるが、武昌造船廠では製品の品質を確認した上で仕入れている。







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