1.2 業務
1.2.1 業務内容
軍用・民用船舶の建造、海洋掘削プラットフォームの建造、舶用ディーゼルエンジンの設計・製造・保守、高層建築物、橋梁その他の大型鉄鋼構造物、公共施設建設、金属構造物、金属フレーム工事(一級)の建造・据付工事。
対外経済貿易部の承認により輸出入業務及び加工貿易、機械設備、一/二/三類の圧力容器の設計・製造、工業設備の据付・修繕、自動車の修理、一級クレーン機械の据付、舶用部品の設計・製造・保守及び修繕、鋳造鋼の生産等。
アジア、ヨーロッパ、アフリカ、オーストラリア、南アフリカ等30以上の国・地域に輸出。
建造実績
2,700TEU冷蔵コンテナ船 |
1.6万DWT多目的コンテナ船 |
5,340m3エチレン運搬船 |
2.02万m3化学薬品運搬船 |
4,200m3LPG船 |
1,104TEUコンテナ船 |
9,000DWT自己卸セメント運搬船 |
総合試験船 |
7万DWTばら積み船 |
エアクッション艇 |
海洋調査船 |
1,714TEUコンテナ船 |
電子捜索船 |
7,500DWT客船 |
2.7万DWTばら積み船 |
6.8万DWT油槽船 |
8,200DWTコンテナ船 |
科学調査船 |
7.45万DWTばら積み船 |
2.2万DWT RO/RO船 |
砕氷型目的曳船 |
作業船 |
ミサイル艦 |
6.3万DWT油槽船 |
税関艇 |
3,500DWT客船 |
ミサイル艇 |
2,000m3浚渫船 |
9,000DWT多目的貨物船 |
5.2万DWT石油貯蓄船 |
5,000DWTプロダクトタンカー |
7.1万DWTオイルタンカー |
4,100TEUコンテナ船 |
2.975万DWT石炭運搬船 |
5,618TEUコンテナ船 |
レジャー船 |
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1.2.2 設備
表1-4: スリップウエイ
長さ(m) |
幅(m) |
万DWT |
クレーン |
備 考 |
250 |
40 |
10 |
150t×2、100t×1 |
|
223 |
30 |
7 |
|
180 |
30 |
3 |
120t×2、80t×2 |
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145 |
22 |
1 |
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表1-5: ドック
長さ(m) |
幅(m) |
深さ(m) |
万DWT |
クレーン |
備 考 |
360 |
96 |
12.2 |
15 |
600t×2、40t×4 |
ドライドック |
284 |
90 |
12 |
12 |
600t×2 |
浮きドック |
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表1-6: 艤装岸壁
長さ(m) |
クレーン |
300 |
50t×1、20t×1 |
150 |
40t×1、20t×1 |
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表1-7: その他設備
設備名称 |
数量 |
備考 |
門型クレーン |
2 |
600t |
クレーン |
8 |
100t以上 |
プラズマ切断機 |
9 |
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液圧式・エレベータ・プラットフォーム |
|
400t |
大型デジタル制御門型フライス盤等のデジタル制御旋盤 |
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デジタル制御縦型旋盤 |
1 |
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水中プラズマ切断機 |
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出所:上海科学技術情報研究所市場調査研究部
1.2.3 受注・建造実績
表1-8: 主要受注・建造実績一覧表
(拡大画面:59KB) |
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1.2.4 その他
●設計レベル
国家レベルの技術研究センター、博士後期課程研究所及び7設計研究所あり。
各研究所合計の技術者は2,000人、中級以上の技術者は586人。
国家レベルの重点技術専門学校である「滬東中華造船集団技術学校」を自社で開設、在学中の学生は1,300人以上、専業教師は80人。「滬東中華造船集団技術学校」から造船技術を持つ人材が造船所に送り込まれる。
●日系・外国企業との提携
スウェーデンのTRIBONを導入。
1.3 経営・財務状況
1.3.1 資本金、出資者
表1-9: 主要出資者及び出資率
(2001年12月31日現在)
出所:国家工商行政管理局
1.3.2 売上げ
表1-10: 2001年売上げ額
単位:千元
年 度 |
売 上 高 |
2001年 |
4,069,582 |
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注:旧2社合計。現公司は2001年成立。 出所:国家工商行政管理局
1.4 今後
1.4.1 最近のトピック
1)中国最大のコンテナ船を起工(2002.05.20)
中国初の5,618TEUのコンテナ船が黄浦江東岸の新しくできた12万DWT乾ドックで起工。中海集団から受注した4隻のうちの第1船目。
2)中国初の「環境保全タンカー」を開発
オイル漏出防止及び環境保護の7.2万DWTプロダクトタンカーを開発、イタリアD'Amato Di Navigazione から4隻を受注。
3)LNG船建造を落札(2002.08.13)
オーストラリアLNG(ALNG)から広東省LNGプロジェクトのLNG船を受注。
14.5万m3で、2005年に引き渡し予定。
4)フランスGTT社とLNG船の建造技術で提携(2002.09.19)
5)5,668TEUコンテナ船が進水(2002.10.10)
6)海洋科学調査船―「大洋一号」の改造工事が終了(2002年12月)
海洋科学調査及び深海探査測定を行う5,600DWTの海洋科学調査船「大洋一号」の改造工事が終了し、中国大洋鉱産資源研究開発協会に引き渡された。
改造内容は動力位置保持システム及び先進調査設備の設置、甲板作業施設の更新、生活環境の改善、安全施設の強化、実験室の設備・配置更新、船舶情報ネットワークの設置、通信・性能のアップ、操縦の近代化等である。
1.4.2 事業計画
●滬東中華造船(集団)の「第10次5ヶ年計画」
「第10次5ヶ年計画」において、今までで最大規模の設備更新・改造を実施する計画。
7,000TEUの大型コンテナ船、LNG船、超大型油槽船等を開発し、2005年までに新造船120万DWT、新造ディーゼルエンジン100万馬力、売上高倍増を達成し、海外造船所と競争できる世界一流の大手造船企業グループとなる。
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