|
7.3 業務
7.3.1 業務内容
主に民用鉄鋼製船舶の建造・修繕、機械設備の加工、鉄鋼構造物の製造等を行う。
安徽省中堅造船企業であり、年間造船能力は2万DWTであり、5,000DWT以下の各種船舶の開発・建造能力を持っている。
製品は主にシンガポール、韓国、マレーシア等の国家・地域に輸出されている。
7.3.2 設備
表7-4: スリップウエイ数及びサイズ
スリップウエイ数：6
| 長さ（m） |
幅（m） |
DWT |
クレーン |
| 120 |
24 |
5,000 |
35t×1 |
| 120 |
24 |
5,000 |
| 80 |
20 |
3,000 |
35t×2 |
| 80 |
20 |
3,000 |
| 80 |
40 |
3,000 |
35t×2 |
| 80 |
40 |
3,000 |
|
出典：MIRU調査
表7-5: 艤装岸壁
| 長さ（m） |
クレーン |
| 60 |
20t×1 |
| 58 |
18t×1 |
|
表7-6: その他設備の種類
| 設備名称 |
能力 |
数量 |
備考 |
| クレーン |
5t、10t |
6 |
|
| デジタル切断機 |
|
2 |
|
| プレート・ベンダー |
（3つローラー、
4つローラー） |
2 |
|
| プラットフォーム車 |
100t、65t |
各1台 |
|
| 水圧機 |
800t |
1 |
|
| 油圧機 |
300t |
1 |
|
| 溶接設備 |
|
176台 |
手動式溶接機、アルゴン溶接機、CO2保護溶接機等の各種溶接機がある。 |
| カッティング機 |
|
1 |
3mm〜15mmの鋼板のカッテイング用。 |
| フォークリフト |
|
5 |
|
| 旋盤 |
|
7 |
ZC標準に準じる。 |
| ボール盤 |
|
7 |
|
出典：MIRU調査
7.3.3 その他
設計レベル
基本的な設計能力があり、簡単な設計図の設計はできるが、開発センター及び研究者がいない。
現在、設計者は8人いる。
新造船の設計図は、船主から直接提供されたり、または上海708研究所、武漢長江船舶設計院、江蘇船舶設計院等、船舶専門設計院に委託して作成される。
日系・外国企業との提携
中国国内の造船技術を使用し、海外企業との技術提携がほとんどない。
日系企業との提携もない。
7.4 財務状況
7.4.1 資本金、出資者
表7-7: 主要出資者及び出資率（2002年12月31日現在）
| 出資者 |
出資率 |
| 安徽新集煤電（集団）有限公司 |
53.3% |
| 陳喜栄 |
9.33% |
| 余鴻 |
9.33% |
| 曹典新 |
9.33% |
| 陳才朝 |
9.33% |
| 楊前坤 |
9.33% |
|
7.4.2 売上げ
図7-3: 最近5ヶ年の売上額の推移
7.5 今後
7.5.1 最近のトピック
1）長江河道砂取管理局の監督船10隻の入札に参加。（2002年8月）
2002年8月18日、他の造船所12社と共に長江河道砂取管理局の砂採り監督船10隻の入札活動に参加した。
7.5.2 事業計画
数年にわたって連続受注が少なく、経営状況が不安定であるため、設備の増設、生産能力の拡大等の計画はない。
|
