(1)電源スイッチ
レーダーセット全体の電源を切る。
マグネトロン、CRT等のヒーターが点灯する。3分後タイマー回路が動作してレディランプが点灯し、レーダー動作が準備完了となる。
マグネトロンが発振し、レーダーは動作状態となる。
(2)FTCスイッチ
雨、雪等で物標の映像がマスクされ識別が困難な場合、FTCスイッチを入れると物標との識別が容易になる。
(3)同調/輝度
二重つまみの外側が同調つまみとなっている。レンジスイッチをロングレンジにセットし、チェックメータースイッチを“TUNE”側に倒して、チェックメーターの振れが最大になるように同調つまみを調整する。
二重つまみの内側が輝度ボリュームとなっていて、CRT上の映像の輝度を調節する。時計方向一杯で輝度最大となり、反時計方向一杯で輝度最小となる。
(4)ゲイン/STC
二重つまみの外側が中間周波増幅器の利得調整つまみで、時計方向一杯で利得最大、反時計方向一杯で利得最小となる。
二重つまみの内側がSTC調整で、海面からの不要な反射を抑制する。
時計方向一杯でSTC最大となり、近距離感度が低下し、海面からの反射も抑制される。反時計方向一杯でSTCは最小となり、近距離感度が通常のレベルが上昇する。海面反射の抑制効果はなくなる。
(5)固定マーカー(固定距離環)輝度
固定マーカーの輝度の調整つまみで、時計方向一杯で輝度最大となり、反時計方向一杯で輝度最小となる。
(6)ズーム
0.5〜1マイルまでの連続可変レンジつまみで、時計方向一杯で1マイル、反時計方向一杯で最大0.5マイルまでレンジを可変できる。
(7)パルス幅
短パルスと、長パルスを切り替えて、高分解能(短パルス)か、高感度(長パルス)かを選択する。
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