日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 社会科学 > 教育 > 成果物情報

平成15年度 通信講習用 船舶電気装備技術講座(電気工学の基礎編、初級)

 事業名 船舶の電気装備に関する技術指導等
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


5・2 電圧, 電流, 抵抗, オームの法則
 直流発電機を電源として直流回路を設定し, これについて電圧, 電流, 抵抗, 及びオームの法則の関係をみよう。
 
図5・9
 
 図5・9の直流回路において, 直流発電機の起電力E〔V〕が発生し, 抵抗負荷R〔Ω〕にスイッチを閉じて, 電流I〔A〕を流したとする。
 この場合の電流I〔A〕は, 負荷に流す電流であるから負荷電流という。このように, 負荷電流は当然発電機内部にも流れるため, 起電力E〔V〕-Ir(発電機内部の損失電圧)=V〔V〕だけが発電機の端子電圧V〔V〕となって, 負荷R〔Ω〕と対立し合う。即ち負荷Rに流れる電流により, IR〔V〕の電圧と対立し釣り合うことになる。
 したがって, このことは次のような関係になる。
V=IR〔V〕・・・(5・1)電圧を求める式
 この関係式を1・9・1項で述べたようにオームの法則という。
 (5・1)式を変形すれば
 
 
また,
 
 
 以上3式は交流の場合にも使用される。また, 図5・9についていえば, 起電力E〔V〕-Ir〔V〕の式でIr〔V〕は発電機起電力を減ずる役目をするのでIr〔V〕だけ電圧降下又は電圧がドロップしたという。また, このIr〔V〕の電圧を降下電圧又はドロップ電圧という。したがって, 抵抗R〔Ω〕のある導体に電流I〔A〕の電流が流れれば, オームの法則にしたがって, 下記の電圧降下がある。
V=RI〔V〕・・・(5・4)
このオームの法則については, 1・9・1項において述べたので参照のこと。
注:電圧の量記号にはV・E・eなど使用されている。
〔例題〕図5・10において直流発電機の端子電圧がV〔V〕, 電流I〔A〕, 導線の抵抗r〔Ω〕, また, 電熱器の抵抗R〔Ω〕であるとき, 導線の電圧降下及び電熱器の電圧降下をそれぞれ計算せよ。また, 発電機端子電圧は何と何に対応しているか。
 
図5・10
 
〔解〕導線の電圧降下V1=Ir〔V〕・・・(1)
電熱器の電圧降下V2=IR〔V〕・・・(2)
また, 発電機の端子電圧〔V〕は(1)式と(2)式の和に対応している。
故に, V=V1+V2
=Ir+IR
=I(r+R)〔V〕である。
 即ち, 発電機の端子電圧は, 導線抵抗と電熱器抵抗の和に電流を流したときの電圧降下に対応していることになる。







サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
48位
(33,747成果物中)

成果物アクセス数
210,534

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2021年9月11日

関連する他の成果物

1.平成15年度 通信講習用 船舶電気装備技術講座(レーダー、機器保守整備編)
2.平成15年度 通信講習用 船舶電気装備技術講座(電気装備概論編、初級)
3.平成15年度 通信講習用 船舶電気装備技術講座(電気艤装工事編、初級)
4.平成15年度 通信講習用 船舶電気装備技術講座(電気機器編、初級)
5.平成15年度 船舶電気装備技術講座(GMDSS・レーダー、基礎理論編)
6.平成15年度 通信講習用 船舶電気装備技術講座(レーダー、装備艤装工事編)
7.平成15年度 通信講習用 船舶電気装備技術講座(レーダー、AIS・VDR・GPS編)
8.平成15年度 船舶設備関係法令及び規則〔資格更新研修用テキスト(強電用)〕
9.平成15年度 船舶設備関係法令及び規則〔資格更新研修用テキスト(弱電用)〕
10.平成15年度 船舶電気装備資格者名簿
11.平成15年度 船舶電装工事の技術革新のための調査研究報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から