(5)
標準和名 |
:シマハタ |
学名 |
:Cephalopholis igarashiensis(Katayama) |
↓
方言名:インディアンミーバイ
インディアンの羽根飾りに似ているから。昔は辻の美しい遊女(ジュリ)にかけて、ジュリグワミーバイといった。 |
(6)
標準和名 |
:ホウキハタ |
学名 |
:Epinephelus morrhua(Valenciennes) |
↓
方言名:オーナシミーバイ
(7)
標準和名 |
:スジアラ |
学名 |
:Plectropomus leopardus(Lacepède) |
↓
方言名:アカジンミーバイ
色の黒っぽいものはクルバニーアカジンミーバイと呼ばれる。ミーバイの中で最も人気があり、値が高い。 |
(8)
標準和名 |
:アザハタ |
学名 |
:Cephalopholis sonnerati(Valenciennes) |
↓
方言名:ジセーミーバイ
(9)
標準和名 |
:シロブチハタ |
学名 |
:Epinephelus maculatus(Bloch) |
↓
方言名:ハヤーミーバイ
斑点のあるミーバイを全体にハヤーミーバイと呼ぶが、この魚はとくに「ソー(本物の)ハヤーミーバイ」と呼ばれる。味がよく、おつゆにするのに適している。 |
3. 文化としての魚
珊瑚礁に囲まれた沖縄の海には色とりどりの魚がいます。このような魚を見たことのない人は、まずその鮮やかさや形のおもしろさにひかれるかもしれません。
しかし、長い間この魚とかかわりあいを持ってきた人々にとってこれらの魚は、ひとつひとつ名づけられ、独特の食べ方があり、薬として利用されるなどの、「意味」を持っています。これは、何百年ものあいだ漁に従事し、その魚を売って生活を営んできた海人の文化でもあります。
港川の市場では、魚と港川の人々とのかかわりが、今も脈々と生きているのです。
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