(3)サンゴの色
サンゴの共肉(きょうにく)は、骨が炭酸(たんさん)カルシュウムからできているからです。生きているときには色とりどりで鮮やかであったサンゴも、死んでしまうと白い骨が残ります。
ポリプや共肉も、さまざまな色のものがあります。同じ種類のサンゴでも、違った色のものもあります。同じ群体でも、条件によって色が変化することがあります。多くのサンゴが褐色にみえるのは、体内に共生している褐虫藻(かつちゅうそう)の色がすけて見えるためです。環境やサンゴの状態が悪くなり、褐虫藻(かつちゅうそう)が抜け出ると色が薄くなり、ひどい場合には骨が透けて見えるため真っ白になります。
アザミサンゴ
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