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(4)サンゴの一生・生まれてから死ぬまで
 サンゴは小さな受精卵(じゅせいらん)が発生してプラヌラ状になり、それが岩などに着底し、変態してポリプになります。これがサンゴとしての海底での生活の始まりです。また、群体(ぐんたい)の破片などから、新たな生活を始めることもあります。
 サンゴの寿命はよくわかりませんが、数百万以上も生きるサンゴもいます。ポリプが生み出した卵の多くは海岸に打ち寄せられたりして、幼生になる前に死んでしまいます。ポラヌラになっても、すべてが付着できるとはかぎりません。
 運良く付着できたとしても、砂に埋まったり動物にかじられて死んでしまうものもあります。このような危険から逃れて生長できるのは、ごく限られたものだけと考えられます。
 生長したサンゴは、成熟して産卵したり、破片になったりして、自分の子供や同じ仲間を増やしていきます。
 
いろいろなサンゴの一生
 
ハナヤサイサンゴの仲間
 
ワレクサビライシの仲間
 
ミドリイシの仲間
 
キクメイシの仲間
 
クサビライシの仲間







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