3. 推薦入試を受けるにはどうしたらよいですか。
全日制公立高校(ぜんにちせいこうりつこうこう)の普通科以外(ふつうかいがい)の学科(がっか)(工業科(こうぎょうか)・商業科(しょうぎょうか)・理数科(りすうか)・体育科(たいいくか)・総合学科(そうごうがっか)など)は定員(ていいん)の30%〜100%までの推薦入学(すいせんにゅうがく)を認めて(みとめて)います。
この場合(ばあい)の条件(じょうけん)として、その高校(こうこう)のその学科(がっか)への強い(つよい)進学意欲(しんがくいよく)があることと、成績(せいせき)や実技(じつぎ)などが各高校(かくこうこう)の合格基準(ごうかくきじゅん)に達して(たっして)いること、中学校(ちゅうがっこう)3年間(ねんかん)を通し(とおし)て生活(せいかつ)や行動(こうどう)がしっかりしていること、さらに各中学校(かくちゅうがっこう)の推薦委員会(すいせんいいんかい)の審議(しんぎ)を経て(へて)推薦(すいせん)に値(あたい)する人物(じんぶつ)であるとの認定(にんてい)が必要(ひつよう)になります。また、合格(ごうかく)した場合(ばあい)は必ず(かならず)入学(にゅうがく)しなければなりません。不合格(ふごうかく)の場合(ばあい)は新しく(あたらしく)願書(がんしょ)を出す(だす)こと(同じ(おなじ)学校(がっこう)や同じ(おなじ)学科(がっか)でなくても良い(よい))ができます。
私立高校(しりつこうこう)では学校(がっこう)によっては、推薦制度(すいせんせいど)や単願(たんねがい)といってその学校(がっこう)しか受験(じゅけん)しない場合(ばあい)、一般(いっぱん)の入試(にゅうし)よりも早く(はやく)(1月(がつ)下旬(げじゅん))入試(にゅうし)を行う(おこなう)場合(ばあい)があります。その場合(ばあい)、一般入試(いっぱんにゅうし)よりも合格(ごうかく)しやすいことがあります。ただし、この場合(ばあい)も合格(ごうかく)したら必ず(かならず)その高校(こうこう)に入学(にゅうがく)することが条件(じょうけん)になります。入学金(にゅうがくきん)もすぐに振り込まなければ(ふりこまなければ)なりません。
12月(がつ)以降(いこう)の中学校(ちゅうがっこう)での進路手続き(しんろてつづき)(概略(がいりゃく))
12月(がつ)から3月(がつ)にかけ、進路手続き(しんろてつづき)がどのように進み(すすみ)進路(しんろ)が決まって(きまって)いくか説明(せつめい)します
(各中学校(かくちゅうがっこう)によって若干(じゃっかん)の日程(にってい)の違い(ちがい)があります)
11月(がつ)
公立高校(こうりつこうこう)・私立高校推薦制度(しりつこうこうすいせんせいど)について説明(せつめい)(学活(がくかつ)で説明(せつめい)します)
12月(がつ)初旬(しょじゅん)
期末三者懇談(きまつさんしゃこんだん) (志望校(しぼうこう)の決定(けってい)・推薦希望(すいせんきぼう)の最終確認(さいしゅうかくにん))
出願手続き依頼書〆切(しゅつがんてつづきいらいしょしめきり) 推薦依頼書〆切(すいせんいらいしょしめきり)
12月(がつ)中旬(ちゅうじゅん)
公立高校(こうりつこうこう)・私立高校(しりつこうこう) 願書(がんしょ)の書き方(かきかた)指導(しどう)
推薦希望生徒校長面接(すいせんきぼうせいとこうちょうめんせつ)(中学校内推薦委員会(ちゅうがっこうないすいせんいいんかい)でも審議(しんぎ)されます)
12月(がつ)下旬(げじゅん)
推薦委員会結果通知(すいせんいいんかいけっかつうち)
3年(ねん)学年末(がくねんまつ)テスト範囲発表(はんいはっぴょう)(学年末(がくねんまつ)の評定(ひょうてい)に大きな(おおきな)意味(いみ)を持ち(もち)ます。しっかり学習(がくしゅう)を)
冬休み(ふゆやすみ) (時間(じかん)は短い(みじかい)ですが、しっかり学習(がくしゅう)に取り組み(とりくみ)ましょう)
1月(がつ)中旬(ちゅうじゅん)
3学期始業式(がっきしぎょうしき) 公立願書配付(こうりつがんしょはいふ)
(受験料(じゅけんりょう) 全日制(ぜんにちせい)2,200円(えん) 定時制(ていじせい)950円(えん)の北海道収入証紙(ほっかいどうしゅうにゅうしょうし)を北洋銀行(ほくようぎんこう)で購入(こうにゅう)しておく)
3年(ねん)学年末(がくねんまつ)テスト
私立高校願書配布(しりつこうこうがんしょはいふ)・受験料(じゅけんりょう)の振り込み(ふりこみ)
(多く(おおく)の私立(しりつ)は15,000円(えん) 学校(がっこう)によっては 16,000〜20,000円(えん)、銀行振り込み(ぎんこうふりこみ)の場合(ばあい)と郵便振替(ゆうびんふりかえ)の場合(ばあい)があります)
1月(がつ)下旬(げじゅん)
私立高校推薦入試(しりつこうこうすいせんにゅうし)・単願入試日(たんがんにゅうしび)(合格(ごうかく)したら入学手続き(にゅがくてつづき))
(私立入学金(しりつにゅうがくきん)20万(20まん)〜30万円(まんえん)、授業料他(じゅぎょうりょうほか)27,000円(えん)〜49,500円(えん)/月(つき))
公立高校出願変更受付開始(こうりつこうこうしゅつがんへんこううけつけかいし)(変更(へんこう)できない場合(ばあい)もあるので担任(たんにん)の先生(せんせい)に相談(そうだん))
2月(がつ)上旬(じょうじゅん)
公立高校出願変更〆切(こうりつこうこうしゅつがんへんこうしめきり)
2月(がつ)中旬(ちゅうじゅん)
公立高校推薦受検面接日(こうりつこうこうすいせんじゅけんめんせつび)(試験(しけん)は面接(めんせつ)のみ)
私立(しりつ)A日程校入学試験日(にっていこうにゅうがくしけんび)(17/18日(にち))
公立高校推薦受検合格内定通知(こうりつこうこうすいせんじゅけんごうかくないていつうち)(不合格者(ふごうかくしゃ)は再出願(さいしゅつがん)へ)
2月(がつ)下旬(げじゅん)
私立(しりつ)B日程校入学試験日(にっていこうにゅうがくしけんび)(20/21日(にち))
公立推薦入学確約書(こうりつすいせんにゅうがくかくやくしょ)・再出願提出(さいしゅつがんていしゅつ)
3月(がつ)上旬(じょうじゅん)
公立高校入試(こうりつこうこうにゅうし)
3年生(ねんせい)特別時間割(とくべつじかんわり)(卒業(そつぎょう)へ向けて(むけて))
入学意志確認書回収〆切(にゅうがくいしかくにんしょかいしゅうしめきり)(公立発表前(こうりつはっぴょうまえ)に、どういう進路(しんろ)を選択(せんたく)するか気持ち(きもち)を確かめ(たしかめ)ます)
3月(がつ)15日(にち)
中学校卒業式(ちゅうがっこうそつぎょうしき)
3月(がつ)16日(にち)
公立高校入試合格発表(こうりつこうこうにゅうしごうかくはっぴょう)10:00〜
入学意志(にゅうがくいし)の最終確認(さいしゅうかくにん)
(最終的に(さいしゅうてきに)どの高校(こうこう)へ進学(しんがく)するか確認(かくにん)します・公立高校(こうりつこうこう)を辞退(じたい)する場合(ばあい)は辞退届け(じたいとどけ)が必要(ひつよう)です)
3月(がつ)17日(にち)
有朋高校単位制入学願書〆切(ゆうほうこうこうたんいせいにゅうがくがんしょしめきり)(単位制課程(たんいせいかてい)の道立高校(どうりつこうこう)です。普通科(ふつうか)と事務情報化(じむじょうほうか)があります)
(公立高校合格者(こうりつこうこうごうかくしゃ)は出願(しゅつがん)できません。公立不合格者(こうりつふごうかくしゃ)と未受験者(みじゅけんしゃ)のみ出願(しゅつがん)できます)
(有朋単位制(ゆうほうたんいせい)はこの他(ほか)に、推薦受検(すいせんじゅけん)も可能(かのう)です。日程(にってい)は他(た)の公立高校(こうりつこうこう)の推薦受検(すいせんじゅけん)と同じ(おなじ)
3月(がつ)18日(にち)
有朋高校通信制入学願書〆切(ゆうほうこうこうつうしんせいにゅうがくがんしょしめきり)(通信制(つうしんせい)で自宅学習(じたくがくしゅう)が中心(ちゅうしん)で年何回(ねんなんかい)かのスクーリング、レポート提出(ていしゅつ))
公立高校追加合格発表(こうりつこうこうついかごうかくはっぴょう)13:00〜(この時(とき)に不在(ふざい)で進学意志(しんがくいし)の確認(かくにん)ができない場合(ばあい)は無効(むこう)となります)
私立高校入学手続き〆切り(しりつこうこうにゅうがくてつづきしめきり)(学校(がっこう)ごとに〆切日(しめきりび)は異なり(ことなり)ます。)
(追加合格(ついかごうかく)の発表(はっぴょう)を待って(まって)くれる私立(しりつ)や早く(はやく)しめきってしまう私立(しりつ)など様々(さまざま)です)
(私立入学金(しりつにゅうがくきん)20万(まん)〜30万円(まんえん)、授業料他(じゅぎょうりょうほか)27,000円(えん)〜49,500円(えん)/月(つき)
3月(がつ)下旬(げじゅん)
有朋高校単位制作文面接試験(ゆうほうこうこうたんいせいさくぶんめんせつしけん)
(合格発表(ごうかくはっぴょう)は3月(がつ)末日(まつにち)?)
公立高校二次募集受付開始(こうりつこうこうにじぼしゅううけつけかいし)(25日頃(にちごろ)?)
二次募集面接試験(にじぼしゅうめんせつしけん)(27日頃(にちごろ)?)
二次募集合格発表(にじぼしゅうごうかくはっぴょう)(28日頃(にちごろ)?)
※公立高校(こうりつこうこう)の入試日程(にゅうしにってい)・私立高校(しりつこうこう)の入試(にゅうし)の各校(かくこう)の概要(がいよう)についてはまだ発表(はっぴょう)になっていないところが多い(おおい)のでおよその日程(にってい)です。
下(した)は平成(へいせい)15年(ねん)の例(れい)です。
受検時(じゅけんじ)にかかるお金(かね)(ある学校(がっこう)の例(れい))
|
公立高校(こうりつこうこう)
(市立(しりつ)・道立(どうりつ)) |
私立(しりつ)の全日制高校(ぜんにちせいこうこう)の例(れい) |
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全日制
(ぜんにちせい) |
定時制
(ていじせい) |
通信制
(つうしんせい) |
単位制
(たんいせい) |
受検料
(じゅけんりょう) |
2,200 |
950 |
0 |
950 |
15,000 |
|
入学時(にゅうがくじ)にかかるお金(かね)(ある学校(がっこう)の例(れい))
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公立高校(こうりつこうこう) |
私立(しりつ)の全日制高校(ぜんにちせいこうこう) |
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全日制
(ぜんにちせい) |
定時制
(ていじせい) |
通信制
(つうしんせい) |
単位制
(たんいせい) |
入学金(にゅうがくきん) |
5,650 |
2,100 |
0 |
2,100 |
250,000 |
制服(せいふく)
(オーバーを除く(のぞく)) |
約(やく)
40,000 |
無し
(なし) |
無し
(なし) |
無し
(なし) |
約(やく)
40,000 |
体操服(たいそうふく)など |
約(やく)
20,000 |
約10,000 |
無し
(なし) |
無し
(なし) |
20,000 |
教科書(きょうかしょ)
・教材(きょうざい) |
約(やく)
10,000 |
約(やく)
8,000 |
約(やく) 8,000* |
約(やく) 10,000** |
約(やく)
10,000 |
その他(た) |
10,000 |
24,900 |
6,530 |
24,000 |
修学旅行費
(しゅうがくりょこうひ)
165,000 |
合計(ごうけい) |
約(やく)
100,000 |
約(やく)
35,000 |
約(やく)
14,530* |
約(やく)
36,100 |
約(やく)
500,000 |
|
* |
通信制(つうしんせい)の教科書(きょうかしょ)は、就労(しゅうろう)・求職中(きゅうしょくちゅう)であることや、健康状態(けんこうじょうたい)などの条件(じょうけん)によって無償給付(むしょうきゅうふ)の申請(しんせい)ができます。手続き(てつづき)は出願時(しゅつがんじ)に行い(おこない)ます。
|
** |
単位制(たんいせい)の教科書(きょうかしょ)は科目(かもく)と登録単位数(とうろくたんいすう)によって異なり(ことなり)ます。
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入学(にゅうがく)してからかかるお金(かね)
* |
通信(つうしん)・単位制(たんいせい)の授業料(じゅぎょうりょう)は4月(がつ)に全部(ぜんぶ)払い(はらい)ます。
|
生徒(せいと)の家庭(かてい)が次(つぎ)のような場合(ばあい)の、授業料(じゅぎょうりょう)や寄宿舎使用料(きしゅくしゃしようりょう)が免除(めんじょ)してもらえます。
1)災害(さいがい)や火災(かさい)などで、授業料(じゅぎょうりょう)が払えなく(はらえなく)なった時(とき)。
2)生活保護(せいかつほご)を受けて(うけて)いる時(とき)。
3)生徒(せいと)の保護者(ほごしゃ)が交通事故(こうつうじこ)で死亡(しぼう)したり、体(からだ)が不自由(ふじゆう)になったりして、授業料(じゅぎょうりょう)が払えなく(はらえなく)なった時(とき)。
4)その他(た)特別(とくべつ)な理由(りゆう)がある時(とき)。
くわしいことは通学(つうがく)している高校(こうこう)や、北海道教育庁生涯学習部高校教育課予算(ほっかいどうきょういくちょうしょうがいがくしゅうぶこうこうきょういくかよさん)グループ(電話(でんわ)231-4111内線(ないせん)35-717)に聞いて(きいて)ください。
(1)日本育英会奨学金(にほんいくえいかいしょうがくきん)
連絡先(れんらくさき):日本育英会北海道支部(にほんいくえいかいほっかいどうしぶ) 北(きた)4西(にし)ホワイトビル9階(かい) 電話(でんわ)271-4308
種類
(しゅるい) |
貸与月額
(たいよげつがく) |
条件(じょうけん)など |
返還義務
(へんかんぎむ) |
公立
(こうりつ) |
自宅通学
(じたくつうがく)
18,000
自宅外通学
(じたくがいつうがく)
23,000
|
永住資格(えいじゅうしかく)が必要(ひつよう)です。
成績(せいせき)は中以上(ちゅういじょう)。
収入(しゅうにゅう)の条件(じょうけん)もあります。 |
利子(りし)はかかりませんが、返還(へんかん)しなければなりません。 |
私立
(しりつ) |
自宅通学
(じたくつうがく)
30,000
自宅外通学
(じたくがいつうがく)
35,000
|
|
(2)北海道私立高等学校奨学生(ほっかいどうしりつこうとうがっこうしょうがくせい)
種類
(しゅるい) |
貸与月額
(たいよげつがく) |
条件(じょうけん)など |
返還義務
(へんかんぎむ) |
一種
(いっしゅ) |
14,000 |
生活保護(せいかつほご)を受けて(うけて)いる
市町村民税(しちょうそんみんぜい)を課税(かぜい)されない世帯(せたい)。 |
変換(へんかん)しなければなりません。 |
二種
(にしゅ) |
18,000 |
一種(いっしゅ)の条件(じょうけん)には当たらない(あたらない)が、経済的(けいざいてきな)な理由(りゆう)で高校(こうこう)へ行く(いく)のが難しい(むずかしい)人(ひと)。 |
|
連絡先(れんらくさき):北海道総務部学事課小中高校(ほっかいどうそうむぶがくじかしょうちゅうこうこう)グループ主査(しゅさ)(高等学校調整(こうとうがっこうちょうせい)) 231-4111 内線(ないせん)22-515
(財(ざい))北海道私立高等学校奨学会(ほっかいどうしりつこうとうがっこうしょうがくかい) 北(きた)2西(にし)6 ガーデンパレス内(ない) 222-6166
この他(ほか)に、北海道公立高等学校生徒学資金(ほっかいどうこうりつこうとうがっこうせいとがくしきん)、北海道公立高等学校定時制過程(ほっかいどうこうりつこうとうがっこうていじせいかてい)及び(および)通信制過程学資金(つうしんせいかていがくしきん)、札幌市奨学金(さっぽろししょうがくきん)など、いろいろな奨学金(しょうがくきん)があります。「進路(しんろ)のしおり」のp241〜242にくわしく書いて(かいて)あります。
入学(にゅうがく)が決まったら(きまったら)、すぐ高校(こうこう)の奨学金(しょうがくきん)の申込み(もうしこみ)について相談(そうだん)してください。
4. 入学(にゅうがく)する時(とき)にお金(おかね)がたくさんいります。そのためにお金(おかね)を借りる(かりる)公的(こうてき)な制度(せいど)がありますか。
生活福祉資金:入学(にゅうがく)の準備(じゅんび)をしたり、学校(がっこう)で勉強(べんきょう)するための費用(ひよう)を貸します(かします)。
種類
(しゅるい) |
貸与月額
(たいよげつがく) |
条件(じょうけん)など |
返還義務
(へんかんぎむ) |
奨学金
(しょうがくきん) |
公立(こうりつ)
18,000
(月額(げつがく))
私立(しりつ)
30,000
(月額(げつがく)) |
収入(しゅうにゅう) |
返還(へんかん)しなければなりません。 |
入学支度金
(にゅうがくしたくきん) |
公立(こうりつ)
75,000
(一時金(いちじきん))
私立(しりつ)
230,000
(一時金(いちじきん)) |
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連絡先(れんらくさき):各区(かくく)の社会福祉協議会(しゃかいふくしきょうぎかい)
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