VI. 高等専門学校(こうとうせんもんがっこう)
中学(ちゅうがく)から入学(にゅがく)できる5年制(ねんせい)の高等教育機関(こうとうきょういくきかん)です。5年間(ねんかん)の一貫(いっかん)した教育(きょういく)により、豊かな(ゆたかな)教養(きょうよう)と高度(こうど)な専門技術(せんもんぎじゅつ)を身(み)につけた技術者(ぎじゅつしゃ)を養成(ようせい)しています。全国(ぜんこく)に62校(こう)あり、北海道(ほっかいどう)には次(つぎ)の5校(こう)があります。
国立苫小牧工業高等専門学校(こくりつとまこまいこうぎょうこうとうせんもんがっこう):
機械工学科(きかいこうがくか)、電気電子工学科(でんきでんしこうがくか)、情報工学科(じょうほうこうがくか)、物質工学科(ぶっしつこうがくか)、環境都市工学科(かんきょうとしこうがくか)
国立旭川工業高等専門学校(こくりつあさひかわこうぎょうこうとうせんもんがっこう):
機械工学科(きかいこうがくか)、電気情報工学科(でんきじょうほうこうがくか)、制御情報工学科(せいぎょじょうほうこうがくか)、物質化学工学科(ぶっしつかがくこうがくか)
国立函館工業高等専門学校(こくりつはこだてこうぎょうこうとうせんもんがっこう):
機械工学科(きかいこうがくか)、電気電子工学科(でんきでんしこうがくか)、情報工学科(じょうほうこうがくか)、物質工学科(ぶっしつこうがくか)、環境都市工学科(かんきょうとしこうがくか)
国立釧路工業高等専門学校(こくりつくしろこうぎょうこうとうせんもんがっこう):
機械工学科(きかいこうがくか)、電気工学科(でんきこうがくか)、電子工学科(でんしこうがくか)、情報工学科(じょうほうこうがくか)、建築学科(けんちくがっか)
札幌市立高等専門学校(さっぽろしりつこうとうせんもんがっこう):
インダストリアル・デザイン学科(がっか)
定員(ていいん)は各学科(かくがっか)40名(めい)程度(ていど)です。札幌市立高専(さっぽろしりつこうせん)は定員(ていいん)80名(めい)です。
入学試験(にゅうがくしけん)は2月(がつ)下旬(げじゅん)の日曜日(にちようび)に全国共通問題(ぜんこくきょうつうもんだい)で同一期日(どういつきじつ)に行い(おこない)ます。学力試験科目(がくりょくしけんかもく)は5教科(きょうか)(国語(こくご)・数学(すうがく)・理科(りか)・社会(しゃかい)・英語(えいご))を原則(げんそく)としていますが、学校(がっこう)によっては3〜4教科(きょうか)のところもあります。
合否(ごうひ)の決定(けってい)は、学力試験(がくりょくしけん)のほか、面接(めんせつ)、健康診断書(けんこうしんだんしょ)・調査書(ちょうさしょ)などを総合判定(そうごうはんてい)して行い(おこない)ます。推薦入学(すいせんにゅうがく)は、調査書(ちょうさしょ)のほか面接(めんせつ)、作文(さくぶん)などにより判定(はんてい)します。推薦入学者数(すいせんにゅうがくしゃすう)は、定員(ていいん)の10%〜30%ぐらいですが、推薦入学制度(すいせんにゅうがくせいど)を実施(じっし)していない学校(がっこう)もあります。
経済的(けいざいてき)に修学(しゅうがく)が困難(こんなん)な学生(がくせい)に対して(たいして)、授業料免除(じゅぎょうりょうめんじょ)や日本育英会奨学金貸与等(にほんいくえいかいしょうがくきんたいよとう)の制度(せいど)があります。また、遠隔地(えんかくち)の学生(がくせい)のためには、学生寮(がくせいりょう)があります。
毎日(まいにち)の勉強(べんきょう)の他(ほか)に、文化(ぶんか)や運動(うんどう)などのクラブ課外活動(かがいかつどう)がさかんです。
高専卒者(こうせんそつしゃ)は、多く(おおく)の会社(かいしゃ)では、専門(せんもん)の技術者(ぎじゅつしゃ)として大学卒(だいがくそつ)と同様(どうよう)に高く(たかく)評価(ひょうか)され、大手企業(おおてきぎょう)、金融(きんゆう)、流通(りゅうつう)などいろいろな分野(ぶんや)からの求人(きゅうじん)があり、就職率(しゅうしょくりつ)はほぼ100%です。
また、高専(こうせん)を卒業後(そつぎょうご)、国立大学工学系学部(こくりつだいがくこうがくけいがくぶ)の3年次(ねんじ)に編入(へんにゅう)することもできます。
高校(こうこう)に行かない(いかない)で技術(ぎじゅつ)を習得(しゅうとく)するためには、専修学校(せんしゅうがっこう)、職業訓練施設(しょくぎょうくんれんしせつ)、職業能力開発施設(しょくぎょうのうりょくかいはつしせつ)などがあります。コンピューター・電気工事(でんきこうじ)・建築(けんちく)などの技能(ぎのう)のいろいろな資格(しかく)を取得(しゅとく)することができます。
専修学校(せんしゅうがっこう)は「職業(しょくぎょう)若しくは(もしくは)生活(せいかつ)に必要(ひつよう)な能力(のうりょく)を育成(いくせい)し、教養(きょうよう)の向上(こうじょう)を図る(はかる)」ことを目的(もくてき)にしています。工業(こうぎょう)、服飾(ふくしょく)、調理(ちょうり)などの8つの分野(ぶんや)で、専門教育(せんもんきょういく)を行い(おこない)ます。中学校(ちゅうがっこう)を卒業(そつぎょう)して入学(にゅうがく)する課程(かてい)は高等課程(こうとうかてい)で、高等専修学校(こうとうせんしゅうがっこう)にあります。3年(ねん)以上(いじょう)の修業年限(しゅうぎょうねんげん)の課程(かてい)を卒業(そつぎょう)した者(もの)には、大学受験資格(だいがくじゅけんしかく)が与え(あたえ)られる指定校(していこう)となっているところもあります。
学科(がっか)、費用(ひよう)、選考方法(せんこうほうほう)などについては、「進路(しんろ)のしおり」を見て(みて)ください。また、学校見学(がっこうけんがく)をしたり、学校案内(がっこうあんない)を送って(おくって)もらったりして、調べて(しらべて)みましょう。
問い合わせ先(といあわせさき):
札幌科学技術学園(さっぽろかがくぎじゅつがくえん)
札幌市中央区大通西(さっぽろしちゅうおうくおおどおりにし)17丁目(ちょうめ)1-22
電話(でんわ)011-631-8811
北海道文化服装専門学校(ほっかいどうぶんかふくそうせんもんがっこう)
札幌市豊平区豊平(さっぽろしとよひらくとよひら)4条(じょう)8丁目(ちょうめ)
電話(でんわ)011-811-0101
道央吉井式和裁専門学校(どうおうよしいしきわさいせんもんがっこう)
札幌市北区新琴似(さっぽろしきたくしんことに)10条(じょう)1丁目(ちょうめ)7番(ばん)10号(ごう)
電話(でんわ)011-757-6606
北海道吉井式和裁専門学校(ほっかいどうよしいしきわさいせんもんがっこう)
札幌市中央区南(さっぽろしちゅうおうくみなみ)1条(じょう)西(にし)22丁目(ちょうめ)
電話(でんわ)011-621-3308
修学院札幌調理師専門学校(しゅうがくいんさっぽろちょうりしせんもんがっこう)
札幌市中央区南(さっぽろしちゅうおうくみなみ)18条(じょう)10丁目(ちょうめ)
電話(でんわ)011-531-4455
札幌市(さっぽろし)の札幌高等技術専門校(さっぽろこうとうぎじゅつせんもんこう)には型枠施行科(かたわくせこうか)と木造建築科(もくぞうけんちくか)があります。専門学科(せんもんがっか)と基本実技(きほんじつぎ)の指導(しどう)を受け(うけ)ます。実技習得時(じつぎしゅうとくじ)(1年目(ねんめ)の10〜12月(がつ)、及び(および)、2年目(ねんめ))には実技手当(じつぎてあて)を支給(しきゅう)されながら、実際(じっさい)の現場(げんば)に出て(でて)仕事(しごと)の仕方(しかた)を習得(しゅうとく)します。
選考方法(せんこうほうほう)
数学(すうがく)、国語(こくご)、面接(めんせつ)
経費(けいひ)
2年間(2ねんかん)で約(やく)230,000円(えん)。
特典(とくてん)
実技習得期間(じつぎしゅうとくきかん)は実技実習手当(じつぎじっしゅうてあて)が支給(しきゅう)されます。
1年次(ねんじ) 月額(げつがく)50,000円(えん)、2年次(ねんじ) 月額(げつがく)75,000円(えん)
問い合わせ先(といあわせさき):
札幌高等技術専門校(さっぽろこうとうぎじゅつせんもんこう)
札幌市白石区栄通(さっぽろししろいしくさかえどおり)13丁目(ちょうめ)2-11
電話(でんわ)011-855-0738
大型船(おおがたせん)の船長(せんちょう)・航海士(こうかいし)・機関長(きかんちょう)・機関士(きかんし)を志望(しぼう)する若者(わかもの)のための学校(がっこう)です。修業年限(しゅうぎょうねんげん)は3年(ねん)で、高校生(こうこうせい)として必要(ひつよう)な科目(かもく)の他(ほか)に、航海士(こうかいし)・機関士(きかんし)になるための授業(じゅぎょう)と実習(じっしゅう)を行い(おこない)ます。
卒業(そつぎょう)すると、高卒同等資格(こうそつどうとうしかく)が得られ(えられ)、大学(だいがく)に進学(しんがく)することもできます。また、小型船舶操縦士(こがたせんぱくそうじゅうし)などの船舶関係(せんぱくかんけい)の技能資格(ぎのうしかく)が得られ(えられ)ます。
選考方法(せんこうほうほう)
国語(こくご)、数学(すうがく)、英語(えいご)、面接(めんせつ)
推薦入学(すいせんにゅうがく)の制度(せいど)もあります。
経費(けいひ) 授業料(じゅぎょうりょう)年(ねん)360,000円(えん)、他(ほか)に寮(りょう)に入る(はいる)場合は寮費(りょうひ)が月(つき)約(やく)35,000円(えん)
問い合わせ先(といあわせさき): 国立小樽海上技術学校(こくりつおたるかいじょうぎじゅつがっこう) 小樽市桜(おたるしさくら)3丁目(ちょうめ)21番(ばん)1号(ごう) 電話(でんわ)0134-54-2122
新規中学卒業者(しんきちゅうがくそつぎょうしゃ)が入学(にゅうがく)できる公共職業能力開発施設(こうきょうしょくぎょうのうりょくかいはつしせつ)は次(つぎ)の2種類(しゅるい)です。
○北海道障害者職業能力開発校(ほっかいどうしょうがいしゃしょくぎょうのうりょくかいはつこう)
心身(しんしん)に障害(しょうがい)がある人(ひと)を対象(たいしょう)に1年(ねん)の訓練期間(くんれんきかん)で基礎的(きそてき)な知識(ちしき)と技能(ぎのう)が習得(しゅうとく)できます。
○北海道立高等技術専門学院(ほっかいどうりつこうとうぎじゅつせんもんがくいん)
短期課程(たんきかてい)(道内(どうない)6カ所(かしょ))1年(ねん)、及び(および)普通課程(ふつうかてい)(道内(どうない)1カ所(しょ))2年(ねん)の訓練機関(くんれんきかん)で基礎的(きそてき)な知識(ちしき)と技能(ぎのう)が習得(しゅうとく)できます。建築(けんちく)、板金科(ばんきんか)、エクステリア技術科(ぎじゅつか)、溶接科(ようせつか)、配管科(はいかんか)、塗装科(とうそうか)、被服縫製科(ひふくほうせいか)などがあります。
選考方法(せんこうほうほう) 数学(すうがく)、職業適性検査(しょくぎょうてきせいけんさ)、面接(めんせつ)
経費(けいひ) 1年間(ねんかん)で約(やく)120,000円(えん)
障害(しょうがい)のある方(かた)、経済的困窮者(けいざいてきこんきゅうしゃ)、中国(ちゅうごく)からの帰国者(きこくしゃ)で帰国(きこく)5年以内(ねんいない)の方(かた)などには訓練手当(くんれんてあて)が支給(しきゅう)されます。また、技能者育成資金(ぎのうしゃいくせいしきん)(月額(げつがく)18,200円(えん))の貸付制度(かしつけせいど)もあります。
問い合わせ先(といあわせさき):
北海道立札幌高等技術専門学校
(ほっかいどうりつさっぽろこうとうぎじゅつせんもんがっこう)
札幌市東区北(さっぽろしひがしくきた)27条(じょう)東(ひがし)16丁目(ちょうめ)
電話(でんわ)011-781-5541
上記以外(じょうきいがい)に民間機関(みんかんきかん)による認定職業訓練施設(にんていしょくぎょうくんれんしせつ)があります。科目(かもく)、団体名(だんたいめい)、問い合わせ先(といあわせさき)など、くわしくは「進路(しんろ)のしおり」を見て(みて)ください。
札幌高等技術専門校
(さっぽろこうとうぎじゅつせんもんこう) (2年(ねん))
札幌板金高等職業訓練校
(さっぽろばんきんこうとうしょくぎょうくんれんこう) (2年(ねん))
札幌塗装高等職業訓練校
(さっぽろとそうこうとうしょくぎょうくんれんこう) (2年(ねん))
北海道タイル高等職業訓練校
(ほっかいどうこうとうしょくぎょうくんれんこう) (2年(ねん))
札幌左官高等職業訓練校
(さっぽろさかんこうとうしょくぎょうくんれんこう) (2年(ねん))
道央建築高等職業訓練校
(どうおうけんちくこうとうしょくぎょうくんれんこう) (3年(ねん))
北海道建設高等職業訓練校
(ほっかいどうけんせつこうとうしょくぎょうくんれんこう) (2年(ねん))
北海道管設備建設高等職業訓練校
(ほっかいどうかんせつびこうとうしょくぎょうくんれんこう) (2年(ねん))
北日本和裁高等職業訓練校
(きたにほんわさいこうとうしょくぎょうくんれんこう) (2年(ねん))
伊藤塗工部高等職業訓練校
(いとうとこうぶこうとうしょくぎょうくんれんこう) (3年(ねん))
札幌(さっぽろ)ブロック建築高等職業訓練校(けんちくこうとうしょくぎょうくんれんこう) (2年(ねん))
札幌(さっぽろ)ヘアーコレクションテクニカルカレッジ (1年(ねん))
サッポロビューティックアカデミイ (2年(ねん))
菅原塗装高等職業訓練校
(すがわらとそうこうとうしょくぎょうくんれんこう)
(3年(ねん))
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