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別添資料
平成15年6月30日
船標協第15-186号
 
各位
 
(財)日本船舶標準協会
会長 伊藤源嗣
 
「船舶関係工業標準化ニーズ調査」のためのアンケート調査について(お願い)
 
 拝啓ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
 本会の船舶関係工業標準化事業につきましては、平素格別のご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、本会では、平成15年度「船舶関係工業標準化ニーズ調査」事業の環として、今後の工業標準(国際規格並びにJIS等)作成の方向性や規格の適正化及び維持管理に資するため、標準化ニーズ及び標準の市場適合性のアンケート調査を実施することとなりました。
 つきましては、ご多忙中誠に恐縮に存じますが、別添同封資料をご参照の上、下記によりご提案・ご回答を下さいますようお願い申し上げます。
 なお、各位からご提案・ご回答いただきました事項につきましては、本会標準委員会傘下の各部会におきまして検討の上、平成16年度以降の本会事業に反映させていただきます。
敬具
 
 
1. 提出期限:平成15年7月31日(木)
2. 送付先:〒171-0031
東京都豊島区目白1-3-8
造船技術センタービル3階
(財)日本船舶標準協会 標準部 宛
Tel 03-3984-9051 Fax 03-3984-8994
3. 同封資料
(a)船舶関係工業標準化ニーズ調査に係わるアンケート
(1)ISO/TC8 Ships and marine technology 発行済/開発中/新規項目候補 規格一覧
(2)IECの船舶関係規格一覧(TC18、TC80関係)
(3)ISO/TC188(スモールクラフト専門委員会)傘下の発行規格及び作成作業中の規格案
(b)新規標準化希望調査表(調査表A)
(c)性能確認試験希望調査表(調査表B)
(d)調査表記載例
以上
 
船舶関係工業標準化ニーズ調査に係わるアンケート
 
1. アンケートの趣旨
 
 技術革新の進展、経済のグローバル化等に伴い、マーケット戦略における標準の重要性−産業競争力強化のための有効なツールとしての標準の活用−が飛躍的に高まっています。とりわけ国際標準は、1995年のWTO/TBT協定(貿易上の技術障壁を排除するため、各国の強制規則・任意規格を制定する際には、国際標準を基礎とすることを定めた協定)の発効以来、また、IMOがその規則に国際規格を引用するようになってきた最近の動向を受けて、その重要性が増大しています。
 
 これらの標準をめぐる動向に的確に対応するため、我が国船舶関係産業界の標準化ニーズを踏まえて、国際標準の場に積極的に国際規格を提案すると共に、JIS化が必要なものを積極的に取り上げ、我が国船舶関係業界の発展に資することが重要と考えています。
 
 そのため、船舶関係工業標準化に関し、今後の規格(国際規格、JIS等)作成の方向性や規格の適正化に資するため、国内関係者の市場ニーズ・社会的ニーズ(標準化ニーズ)を調査することとなりました。
 
2. 重点調査分野
 
 今回は、主として次の分野の標準化につきまして、標準化のニーズを調査することとしました。
(1) 国際競争力強化分野
(2) 環境・資源循環分野
(3) 安全等に係わる強制規則分野
(4) その他
 
(1)国際競争力強化分野
 
(1-1)トップランナー技術
 現在、経済産業省において、日本の産業競争力強化のため、最先端の技術―いわゆるトップランナー技術―を標準化して(JIS化或いはISO/IEC化)新たな市場の創造・獲得を目指す動きを積極的に進めております。
 貴社(所)関係分野において、トップランナー技術に相当する技術はございませんでしょうか?
 自社の技術で国際規格化し、市場を広げたいと考えておられる技術があれば、その技術についてお書き下さい。
 又は、自社の技術ではないが、こんな技術を国際規格化すれば良いのではないかと推薦される技術があれば、その技術をお書き下さい。
 なお、技術流出の懸念については、規格の内容を工夫することにより避けることができます。
 
(1-2)調査・研究開発関連
 貴社(所)関連分野における最近の調査・研究開発の中で、標準化して市場の創造・獲得を目指すに適したものはありませんでしょうか
 
(2)環境・資源循環分野
 国内外において、環境・資源循環分野の標準化は今後の重点項目となっております。
 現在、検討候補となっている項目には次のようなものがありますが、これらを含め、IMO或いは国内動向との関連で、近い将来標準化が必要と考えられるものはありませんでしょうか?
(検討候補例):
バラスト水交換、処理方法/船舶のリサイクリング/船舶からの大気汚染の防止/船底防汚塗料の有害影響/油汚染防止/船舶からの廃棄物/アスベスト/環境配慮型舶用機器の設計指針
 
(3)安全等に係わる強制規則分野
 IMOにおける各条約の技術基準が性能規定化される中、その技術基準に係わる解釈基準例として国際規格が引用され強制化されるようになってきています。
 強制法規化に伴い標準化が必要とお考えのものはありませんか。
 
(4)その他
 
(4-1)前記以外の分野で、新規に標準化(JIS化、ISO/IEC化)すべき分野はありませんでしょうか。
 
(4-2)JIS、型式承認基準等の国内基準で、国際競争力を強化する観点等から、国際規格化したいもの又は国際規格化すべきものはありませんでしょうか。
 
(4-3)新技術、新材料の採用や標準化への提案を行うため、或いは、規格の信頼性向上のために性能確認試験が必要なものはありませんでしょうか。
 
注:規格の内容は、当初の製品規格を主としたものから、最近では性能要件、判定基準、試験基準、システム全般にわたる規格を定めたもの或いはガイドラインといったものに変わってきています。
 
3. 参考資料
 ご参考用に下記資料を添付いたします。
 
(1)ISO/TC8 発行済/開発中/新規項目候補 規格一覧
(2)IECの船舶関係規格一覧(TC18、TC80関係)
(3)ISO/TC188(スモールクラフト専門委員会)傘下の発行規格及び作成作業中の規格案
 
4. 記入要領
 
(1)新規標準化希望調査表:調査表 A
 新規標準化希望項目をご提案ください。
 
《記入要領》
A. 標準化希望項目:ご希望の標準化テーマをご記入ください。
B. 重点分野:該当する番号に○印をつけてください。
C. 規格の種類:該当する番号に○印をつけてください。(複数○印可)
D. 規格の必要性及び内容:規格の必要性や背景、具体的な希望規定内容についてご記入ください。
E. 緊急度:該当する番号に○印をつけてください。
F. 備考:その他の特記事項をご記入ください。
 
(2)性能確認試験希望調査表: 調査表 B
 新技術、新材料の採用や標準化への提案を行うため、或いは、規格の信頼性向上のために性能確認試験が必要なものをご提案ください。
 
《記入要領》
A. 性能確認試験希望項目:ご希望のテーマをご記入ください。
B. 性能確認試験の必要性:必要性や背景についてご記入ください。
C. 性能確認試験の内容:具体的な内容及び予算規模等についてご記入ください。
D. 緊急度:該当する番号に○印をつけてください。
E. 備考:その他の特記事項をご記入ください。
 
新規標準化希望調査表
(拡大画面:16KB)
 
性能確認試験希望調査表
(拡大画面:8KB)







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