別紙3
船舶技術分野における標準化戦略(H13.8)個別分野における重点事項
重点分野 |
主な例 |
安全・環境など強制法規の解釈基準例として活用が可能な分野 |
(1)航海機器関係
・自動船舶識別装置(AIS)
・トラックコントロール装置
・船首方位信号伝達装置
・汽笛受信装置
・高速船用ヘディングコントロールシステム
(2)消防設備関係
・船舶用消防員装具
・非常用呼吸具
(3)海洋汚染防止設備関係
・オイルフェンス
(4)舟艇関係
・舟艇の構造、スカントリングス、復原性等 |
社会的ニーズに密接に関連した分野 |
(1)環境保護・資源循環関係
・FRPリユース
・船用アルミニウム合金押出形材(パイセクション)
(2)PL関係
・各種の安全対策等
(3)高齢者対策関係
・表示方法の統一などによる誤操作防止対策など。 |
IT等先端技術の活用に対応した分野 |
(1)船舶の建造関係
・船舶の区画・配置情報、配管情報、船体構造情報、機関システム情報等のSTEP(Standard for the Exchange of product model
data:製品モデルデータの交換及び表現に関する標準)の船用応用プロトコル(規約)。
・船舶関係機器図面データ検討標準
(2)船舶運航関係
・フリートマネージメントシステム(FMSN)
・舶用プロダクトストラクチャーディレクトリー標準 |
産業基盤の強化に対応した分野 |
・基盤的・共通的な用語等
・船舶の海上試運転方法
・機器やシステムのモジュール化を容易にするための標準化(航海機器類、ポンプシステムなど)
・マン・マシンインターフェイス関係(船員教育用シミュレータの機能標準)
・固定温度計、丸窓用強化安全ガラス等 |
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(ISO/TC8 "Ships and marine technology" Status report N1000R7 draft 2003-06-10 から)
SC2(海洋環境保護分科委員会)
○新作業項目に係わる予想提案:38項目
・可及速やかに作成すべき提案:0項目
・優先度の低い検討中のその他の提案:4項目
[02.24]バラスト水の管理及び非土着の迷惑な水生種の制御
[02.28]防汚塗料
[02.33]油流出対応機器の試験のためのエマルジョン油水
[02.36]HNS防止、対応及び清掃
・休眠中の不活発な項目:15項目
[02.03]飲料水供給システム及びドレインシステムに係わる環境保護
[02.05]グレイ・ウオーター処理
[02.06]ブラック・ウオーター処理
[02.07]サンドブラスト代替方法
[02.09]押し固め
[02.11]粉砕、溶解
[02.12]スラジの収集及び処理
[02.18]艀で運搬する
[02.20]他に環境的にやさしい造船及び修繕
[02.23]造船所に入るまでの環境評価
[02.32]油流出海岸線被害評価
[02.34]油流出リモートセンシング及び監視技術
[02.39]油流出に係わる化学的分散剤
[02.40]流出油の現場焼却
[02.41]油流出の生物的修復
・廃止又は他の分科委員会への移転が提案されている項目:19項目
(省略)
ISO/TC8/SC3(配管及び機械分科委員会)
○新作業項目に係わる予想提案:18項目
・可及速やかに作成すべき規格:9項目
[03.48]可燃性液体配管系統の機械的接続部の飛散防止シール
[03.52]機関排気中のNOxレベルの監視及び記録装置
[03.54]船舶からのNOx排出を低下させる方法の同等性決定の方法
[03.55]xxx方法によるNOx排出の低減
[03.56]船舶排気ガスクリーニングのための基準
[03.57]xxx方法によるSOX排出の低減
[03.58]ビルジ警報に関する仕様
[03.58]ビルジ監視装置に関する仕様
[03.62]タンカーの貨物区域からの排出監視装置に関する性能基準及び試験方法
・優先度の更に低いその他の検討中の提案:5項目
(注記:環境・資源循環分野とは関係ない項目であるので、省略する)
・廃止又は他の分科委員会への移転が提案されている項目:4項目
[03.51]船内の燃料油の代表試料採取に関する方法
[03.53]連続排出物監視装置(CEM)の仕様
[03.60]船舶用汚染防止装置に関する性能基準(例、油水分離器)
[03.61]船舶用汚染防止装置に用いる標準試験液体
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