5.5.14 Event (IS-4.2.33)
Eventは、ある一時に起こった何かに対する識別である。そして、ある理由のためにある人または組織によって起こされる。Eventは、以下のうちの1つである。
check (IS-4.2.17)、
Versionable_object_change_event (IS-4.2.121)
Approval_event (IS-4.2.4)
Eventと関連するデータは、以下の通りである。
- caused_by
- caused_when
- description
5.5.14.1 caused_by (IS-4.2.33.1)
caused_byは、Eventを生み出している人または組織について記述する。
5.5.14.2 caused_when (IS-4.2.33.2)
caused_whenは、イベントが起こった日付について記述する。
5.5.14.3 description (IS-4.2.33.3)
descriptionは、Eventのために追加された情報について記述する。
5.5.15 Revision (IS-4.2.83)
RevisionはVersionable_object (IS-4.2.120)の1タイプで、構成要素と付随するメンバーのDefinitionsと重要なobjectの関連のために働く。Revisionは自動的にはつくられないが、それらが必要であるたびに明白につくられなければならない。
それぞれのRevisionは、Revision_with_context (IS-4.2.84)であるかもしれない。
例)重要なオブジェクトは、同じバージョンに属しているとは限らない、プレート定義のmemberである船体横断面でありえる。
Revisionと関連するデータは、以下の通りである。
- members
- name
5.5.15.1 members (IS-4.2.83.1)
membersは、RevisionのVersionable_objectsについて記述する。application assertions (IS-4.3.82)を参照のこと。
5.5.15.2 name (IS-4.2.83.2)
名前は、特定のrevisionを識別するためのラベルついて記述する。
5.5.16 Revision_with_context (IS-4.2.84)
Revision_with_contextは、Revision (IS-4.2.83)の1タイプで、重要な対象、前後関係と、構成要素と関連するメンバーのDefinitionsの間の関連付けとして機能する。それぞれのRevision_with_contextは、Ship_moulded_form_revision (IS-4.2.94)であるかもしれない。Revision_with_contextと関連するデータは、以下の通りである。
- context_of_revision.
5.5.16.1 context_of_revision (IS-4.2.84.1)
context_of_revisionは、revisionによって定義されるDefinable_objectとの関連付けについて記述する。application assertions(IS-4.3.83)を参照のこと。
5.5.17 Version_history (IS-4.2.117)
Version_historyは、Versionable_objects(IS-4.2.120)オブジェクトと、前のもの、各々の後のもの、そしてお互いに関連するものの、役割に関するVersion_ relationships (IS-4.2.119)の識別である。Version_historyは、非周期的な図表によって指示される。
注)従ってVersion_historyは、お互いに関する選択肢とみなされるVersionable_objectsを含むかもしれないし (Versionable_objectは、1つ以上の継承者を持つ)、Versionable_objectsを統合するかもしれない (Versionable_objectは、1つ以上の前任者を持つ)。
Version_historyと関連するデータは、以下の通りである。
- current_version
- relationships
- versions
5.5.17.1 current_version (IS-4.2.117.1)
current_versionは、Version_historyの中で現在のバージョンの役割を実行するVersionable_objectについて記述する。application assertions (IS-4.3.115)を参照のこと。
5.5.17.2 relationships (IS-4.2.117.2)
relationshipsは、Version_historyを構成するVersion_relationshipsについて記述する。application assertions (IS-4.3.114)を参照のこと。
5.5.17.3 versions (IS-4.2.117.3)
versionsは、Version_historyを構成するVersionable_objectsについて記述する。application assertions (IS-4.3.115)を参照のこと。
5.5.18 Version_relationship (IS-4.2.119)
Version_relationshipは、Version_historyに関する同じタイプの2つのVersionable_objectsの関係について定義する。
Version_relationshipと関連するデータは、以下の通りである。
- predecessor
- reason
- successor
5.5.18.1 predecessor (IS-4.2.119.1)
predecessorは、後継者を生じるVersionable_objectについて記述する。application assertions(IS-4.3.115)を参照のこと。
5.5.18.2 reason (IS-4.2.119.2)
reasonは、ある一時に、ある人が新しいバージョンをつくった理由について記述する。
5.5.18.3 successor (IS-4.2.119.3)
successorは、前任者が以前のバージョンであるVersionable_objectについて記述する。application assertions(IS-4.3.115)を参照のこと。
5.5.19 Versionable_object_change_event (IS-4.2.121)
Versionable_object_change_eventはEvent (IS-4.2.33)の1タイプであり、効果的にDefinition、Item_structureまたはItemの関係を変えているEventオブジェクトの概念である。
Versionable_object_change_eventは、Envisaged_version_creation (IS-4.2.32)、Version_creation (IS-4.2.115)、Version_deletion (IS-4.2.116)またはVersion_modification (IS-4.2.118)であるかもしれない。
5.5.14〜5.5.19で解説した6つのアプリケーションオブジェクト、
- Event
- Revision
- Revision_with_context
- Version_history
- Version_relationship
- Versionable_object_change_event
に関する、ARM EXPRESS-Gを図5.5-3示す。
図5.5-3 configuration_management ARM EXPRESS-G diagram (3)
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