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5.5.6 Change_plan (IS-4.2.14)
 Change_planは一種のChange_definition (IS-4.2.12)で、Change (IS-4.2.11)によって提案された解答を表現する。Change_planは、製品モデルでChangeを実行するために必要な活動のための基準である。Change_planと関連するデータは、以下の通りである。
 
- checks
- chosen_solution_for
- planned_impact.
 
5.5.6.1 checks (IS-4.2.14.1)
 checksは、Changeのために予定される確認について記述する。application assertions (IS-4.3.9)を参照のこと。
 
5.5.6.2 chosen_solution_for (IS-4.2.14.2)
 chosen_solution_forは、Change_planが適用できるChange_request (IS-4.2.16)の識別について記述する。application assertions (IS-4.3.10)を参照のこと。
 
5.5.6.3 planned_impact (IS-4.2.14.3)
 planned_impactは、評価されるか計算されたChangeの効果について記述する。application assertions(IS-4.3.8)を参照のこと。
 
注)このことによる影響は、通常Change_requestのsolution_alternativesのセットから選ばれる。
 
5.5.7 Change_realization (IS-4.2.15)
 Change_realizationは一種のChange_definition (IS-4.2.12)で、Change (4.2.11)によって実際に観察された効果について定義する。
 Change_realizationと関連するデータは、以下の通りである。
 
- checks
- impact
- realization_of.
 
5.5.7.1 checks (IS-4.2.15.1)
 checksは、Changeを実行する製品モデル改訂の組織的な承認について記述する。application assertions(IS-4.3.12)を参照のこと。
 
5.5.7.2 impact (IS-4.2.15.2)
 impactは、製品モデルに作られる修正の識別について記述する。application assertions(IS-4.3.11)を参照のこと。
 
5.5.7.3 realization_of (IS-4.2.15.3)
 realization_ofは、製品モデルの修正が実行されているChange_plan (IS-4.2.14)について記述する。application assertions (IS-4.3.13)を参照のこと。
 
5.5.8 Change_request (IS-4.2.16)
 Change_requestは一種のChange_definition(IS-4.2.12)であり、Change (IS-4.2.11)と解決可能な選択肢の必要性が確立される最初のフェーズについて表現する。
 Change_requestと関連するデータは、以下の通りである。
 
- addressee
- initiator
- problem
- solution_alternatives
- solution_description
 
5.5.8.1 addressee (IS-4.2.16.1)
 addresseeは、人と、あるいは宛名を依頼された人と組織について記述する。addresseeは、特定のChange_requestのために記述される必要はない。
 
5.5.8.2 initiator (IS-4.2.16.2)
 initiatorは、人と、あるいは要請が来ている人と組織について記述する。
 
5.5.8.3 problem (IS-4.2.16.3)
 problemは、要請を引き起こした問題の原文の記述について記述する。
 
5.5.8.4 solution_alternatives (IS-4.2.16.4)
 solution_alternativesは、問題を解決するために提案される代わりの解決案について記述する。解決案は、Versionable_objectオブジェクト(IS-4.2.120)に対する効果に関して記述される。application assertions (IS-4.3.14)を参照のこと。
 
5.5.8.5 solution_description (IS-4.2.16.5)
 solution_descriptionは、問題の1つ以上の可能な解答の原文の記述について記述する。solution_alternativesがまだ確立されないか、solution_alternativesによって提供される情報を強化しないならば、この原文の記述は存在しなければならない。solution_descriptionは、特定のChange_requestのために記述される必要はない。
 
5.5.9 Check (IS-4.2.17)
 Checkは、一種のEvent (IS-4.2..33)で、計画されているあるいは完了した、Change_planまたはChange_realization.のための組織と承認の詳細について定義する。
 
5.5.10 Envisaged_version_creation (IS-4.2.32)
 Envisaged_definition_creationは一種のVersionable_object_change_event (IS-4.2.121)であり、新しいVersionable_objectとなっているイベントである。イベントは、まだ起きていない了解されたイベントである。
 Definition、Item_structureまたはイベントの主題としてのItem_relationshipは、まだ存在しなくて、説明的な非公式な特性に関して記述される。Envisaged_version_creationと関連するデータは、以下の通りである。
 
- base
- category
 
5.5.10.1 base (IS-4.2.32.1)
 baseは、認識された新しいバージョンが生じるVersionable_objectsについて記述する。application assertions (IS-4.3.29)を参照のこと。
 
5.5.10.2 category (IS-4.2.32.2)
 カテゴリーは、認識された定義が属する分類について記述する。
 
5.5.11 Version_creation (IS-4.2.115)
 Version_creationはVersionable_object_change_event (IS-4.2.121)の1タイプであり、新しいDefinition、Item_structureまたはItem_relationshipを導くイベントについて表現する。
 Definition_creationと関連するデータは、以下の通りである。
 
- base
- subject
 
5.5.11.1 base (IS-4.2.115.1)
 baseは、従属が発生するVersionable_objectオブジェクトについて記述する。従属するVersionable_objectが、既存のVersionable_object.に基づく場合に、ベース属性が配置される。
 ベースになるVersionable_objectは、従属するVersionable_objectの直前のバージョンである必要はない。しかし、それは同じItemのversion履歴の中における過去の全てのバージョン、あるいは、従属するVersionable_object.の作成に貢献する別のItemのあらゆるVersionable_objectを参照することもあり得る。一つのVersion_creationに複数のbaseを持つこともありえる。application assertions (IS-4.3.112)を参照のこと。
 
5.5.11.2 subject (IS-4.2.115.2)
 subjectは、changeイベントによってつくられるVersionable_objectについて記述する。application assertions (IS-4.3.112)を参照のこと。
 
5.5.12 Version_deletion (IS-4.2.116)
 Version_deletionはVersionable_object_change_event (IS-4.2.121)の1タイプであり、Definition、Item_structureまたはItem_relationshipの削除を導くイベントである。
 Version_deletionと関連するデータは、以下の通りである。
 
- subject
 
5.5.12.1 subject (IS-4.2.116.1)
 subjectは、changeイベントによって、削除されたか、あるいは、削除されるVersionについて記述する。application assertions (IS-4.3.113)を参照のこと。
 
5.5.13 Version_modification (IS-4.2.118)
 Version_modificationはVersionable_object_change_event (IS-4.2.121)の1タイプであり、Versionable_objectのChangeとなっているイベントを表現する。
 ベースとなるVersionable_objectは、従属するVersionable_objectの直前のバージョンである必要はないが、同じItemのVersion_historyの中で、以前の全てのバージョンを参照するかもしれない。
 
例)Version_modificationの一例は、既存のもののための新しいバージョンの作成であるかもしれない。
 
 Version_modificationと関連するデータは、以下の通りである。
 
- base
- subject
 
5.5.13.1 base (IS-4.2.118.1)
 baseは、従属が発生するVersionable_objectオブジェクトについて記述する。application assertions(IS-4.3.116)を参照のこと。
 
5.5.13.2 subject (IS-4.2.118.2)
 subjectは、changeイベントによって、修正されたかあるいは修正されるVersionable_objectについて記述する。application assertions (IS-4.3.116)を参照のこと。
 
 5.5.3〜5.5.13で解説した、11個のアプリケーションオブジェクト
 
- Change
- Change_definition
- Change_impact
- Change_plan
- Change_realization
- Change_request
- Check
- Envisaged_version_creation
- Version_creation
- Version_deletion
- Version_modification
 
に関する、ARM EXPRESS-Gを図5.5-2示す。
 
図5.5-2 configuration_management ARM EXPRESS-G diagram (2)







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