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柔軟&ストレッチング
B&G FLOOR MOVEMENT
ライフサポート運動プログラム
柔軟&ストレッチングプログラム
■概要
 ストレッチは主に、準備運動として考えられていますが、LFプログラムでは主運動として行います。それはストレッチが筋肉や関節を伸ばすとともに、筋肉へ適度な刺激を与え血行を良くし、眠っている体を目覚めさせて、体の組織を新鮮にするという効果があるためです。体を動かすことに慣れていない中高年では、あえて激しい運動をして心拍数を上げなくても、ストレッチをするだけで、健康増進、疲労回復に役立ちます。
 ストレッチプログラムでは、自然に筋肉を意識して、しかも楽しく行えるようにタオルやボールを使います。参加者の中には、ストレッチを経験したことのない方々もいるので、はじめは簡単な動きから丁寧に行うようにしてください。
 
■準備
・1人1枚マットを用意する
・95拍/分程度の音楽を使用する
「Screen Music」, Della Inc.,1992
 
■プログラム構成
<タオルストレッチ>
タオルを使ったストレッチ運動で、硬くなった体を無理なく伸ばし、筋肉や関節をほぐします。
 
<ボールストレッチ>
ボールを使ったストレッチ運動で、硬くなった体を無理なく伸ばし、筋肉や関節をほぐします。
 
■注意事項
・十分にウォーミングアップをして無理をせず、自分のできる範囲で行う
・運動時間は20秒程度行う
・靴を脱いで行う
・呼吸を止めないように行う
・反動をつけないように行う
・伸ばしている部分を意識しながら行う
・ストレッチを続けることで、少しずつ関節可動域が広がっていくことを説明しながら行う
 
柔軟・ストレッチングプログラム
タオルストレッチ
ねらい タオルを使ったストレッチ運動で体を無理なく伸ばし、
     筋肉や関節をほぐし血行をよくする
部位 動作 ポイント
1 臀部〜大腿の後部 (1)閉脚で足を曲げ、両足の裏にタオルをかける
(2)タオルの両端を持って、膝をゆっくり伸ばし上体を前方へ倒す
(1)腰を伸ばすようにする
(2)余裕があれば、上体を倒してから、タオルの長さを少しずつ短くしていく
2 足の後部全体 (1)軽い開脚で、片足を曲げる
(2)曲げている足の裏を反対の足の大腿につける
(3)伸ばしている足の膝を曲げ、足の裏にタオルをかける
(4)少しずつ上体を倒す
(3)伸ばしている足の方に顔を向ける
(4)余裕があれば、上体を倒してから、タオルの長さを少しずつ短くしていく
3 股関節 (1)開脚で足を伸ばす
(2)タオルの両端を持って、腰からゆっくり上体を前に倒していく
(1)腰を伸ばすようにする
(2)頭から傾斜しないようにする
4 背中 (1)楽な姿勢で座り、タオルの両端を持って、両手をあげる
(2)背中を丸めながら、ゆっくり前傾する
(1)背筋を伸ばすようにする
(2)膝を少し曲げるようにする
5 体側 (1)立ってタオルの両端を持って、両手をあげる
(2)上体をゆっくり横へ倒す
(1)背筋を伸ばすようにする
(2)前傾しないようにする
6 (1)片手でタオルの両端を持って、肩から大きくゆっくりと前で回す (1)反動をつけずにできるだけ大きく回す
FJ-1
 
<負荷量>
・運動時間は20秒程度行う
・タオルは80cm程度を使用する
 
1−(2):臀部〜大腿の後部
 
2−(3):足の後部全体
 
3−(2):股間部
 
5−(2):体側
 
6−(1):肩







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