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音楽体操
B&G FLOOR MOVEMENT
ライフサポート運動プログラム
音楽体操プログラム
■概要
 音楽体操プログラムはウォーミングアップとして、適度に体を動かすことで組織への酸素供給をスムーズにし、血行をよくします。その結果、体を温め、運動しやすい状態になります。さらに、筋肉や靭帯の柔軟性が増し、動きやすくなり、怪我の防止にもなるのです。特に中高年の場合はウォーミングアップがとても重要です。運動の前だけでなく、一日を快適に過ごすには、日常的に行うことも必要です。
 B&Gライフサポート運動プログラムは音楽に合わせたオリジナル体操で全身運動を楽しく、しかも無理なく行うことができます。準備体操という意識を持ち、無理をしないで自分のペースで行うことが必要です。
 
■準備
・120拍/分の音楽を使用する
「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」,GINZA M-CARLO MIX,ビクターエンターテイメント株式会社,1995
 
■プログラム構成
・さわやか体操
<深呼吸>
運動前後の準備や整理として呼吸を整えます。
 
<背中>、<胸>、<腕>、<体側>、<アキレス腱>
筋肉や靭帯を無理なく伸ばし、血液循環をよくすることで、怪我を回避し、安全に運動が行えるようにします。
 
<手首足首>、<腰>、<肩>、<首>、<膝>
関節を無理なく動かし、摩擦抵抗を軽減します。
参加者が障害を多く抱えている部位の首(頚椎)、腰、膝(靭帯)などは十分注意して行います。
 
■注意事項
・参加者がリラックスして行えるように楽しい雰囲気をつくる
・運動経験や体力などの個人差を配慮して、参加者が自分に合ったペースで行えるようにする
 
音楽体操プログラム
さわやか体操
ねらい 音楽に合わせて無理なく、ウォーミングアップを行う
部位 内容 ポイント
1 深呼吸
8×2
(1)足を肩幅に開いて立つ
(2)両手をゆっくりとあげながら息を吸い、下ろしながら息を吐く
(1)背筋を伸ばし、あごを引き視線は遠くを見るようにする
(2)鼻から息を吸い、口から吐くようにする
2 手首足首
8×2
(1)軽く両手首を振り、片足ずつあげて足首を振る (1)バランスを崩さないように行う
3 背中
8×2
(1)両手を前で組み、息を大きく吸う
(2)吐きながら腕を前に伸ばし、背中をやや丸める
(1)息を吸うときは胸を開くように行う
(2)膝を少し曲げて、へそを見て行う
4
8×2
(1)両手を後ろで組み、息を大きく吸う
(2)吐きながら腕を後ろに引き、肩の力を抜き、胸を張る
(1)息を吸うときは胸を開くように行う
(2)腰を反らさないように、少し上を見ながら行う
5
8×2
(1)両手を腰につけ、ゆっくりと腰を回す (1)頭の位置を動かさないように行う
6
8×4
(1)片手を伸ばし、もう一方の手で手の平を返し、ストレッチする
(2)腕から肩を叩く
(1)(2)の動作を左右交互に行う
各8×2
7
8×8
(1)両肩のあげ下ろしを行う
(2)両肘を曲げて、肘を肩まであげる
(3)両肘を曲げて、肩を回す
(4)肘を伸ばし、腕を大きく回す
(1)下ろす時に肩の力を抜く
(2)首をすくめるように行う
(3)肘から大きく回す
(4)できるだけゆっくり大きく回す
8
8×4
(1)首を左右に倒す
(2)首を左右に回旋する
(1)肩の力を抜く 8×2
(2)後方は小さく回す 8×2
9 体側
8×2
(1)両手を横に開き、体を横に倒す
(2)もとに戻す
(1)(2)の動作を左右交互行う
各8×2
10 アキレス腱
8×2
(1)足を前後に開き、手を前の膝に置いて前傾し、後ろのかかとをつける
(2)左右交互行う
(1)つま先を真っ直ぐ前に向ける
11
8×2
(1)両膝の曲げ伸ばしを行う
(2)その場で歩く
(1)ゆっくり自分のペースで行う
(2)膝を高く上げてゆっくり行う
12 深呼吸
8×2
(1)足を肩幅に開いて立つ
(2)両手をゆっくりとあげながら息を吸い、下ろしながら吐く
(1)背筋を伸ばし、あごを引き視線は遠くを見るようにする
(2)鼻から息を吸い、口から吐くようにする
FO-1
 
3−(1):背中
 
4−(2):胸
 
6−(1):腕
 
6−(2):腕
 
10−(1):アキレス腱







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