表II.2.3.4-15(5)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第2航海:香港→神戸)
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実験港 |
Kobe |
実験日 |
Dec.28 |
分析検体数 |
2 |
サイズ区分(単位)\試料名 |
香港海水の排水時処理前 |
香港海水の排水時処理後 |
80μm以上(inds/m3) |
283500 |
24500 |
80μm未満−10μm以上
(inds/ml) |
11.493 |
2.388 |
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図II.2.3.4-14(5)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第2航海:香港→神戸)
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80μm以上(inds/m3)
80μm未満−10μm以上(inds/ml)
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注)図中の数字は、香港海水の排水時処理前に対する減少率
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表II.2.3.4-15(6)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第1航海:太平洋上交換→ロサンゼルス)
実験港 |
Los-Angeles |
実験日 |
Dec.1 |
分析検体数 |
3 |
サイズ区分(単位)\試料名 |
太平洋上海水の排水時処理前 |
太平洋上海水の排水時処理後 |
80μm以上(inds/m3) |
8333 |
<100 |
80μm未満−10μm以上
(inds/ml) |
1.535 |
0.890 |
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図II.2.3.4-14(6)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第1航海:太平洋上交換→ロサンゼルス)
|
80μm以上(inds/m3)
80μm未満−10μm以上(inds/ml)
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注)図中の数字は、太平洋上交換海水の排水時処理前に対する減少率
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表II.2.3.4-15(7)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第2航海:太平洋上交換→ロサンゼルス)
実験港 |
Los-Angeles |
実験日 |
Jan.7 |
分析検体数 |
1 |
サイズ区分(単位)\試料名 |
太平洋上海水の排水時処理前 |
太平洋上海水の排水時処理後 |
80μm以上(inds/m3) |
200 |
200 |
80μm未満−10μm以上
(inds/ml) |
2.475 |
1.500 |
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図II.2.3.4-14(7)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第2航海:太平洋上交換→ロサンゼルス)
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80μm以上(inds/m3)
80μm未満−10μm以上(inds/ml)
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注)図中の数字は、太平洋上交換海水の排水時処理前に対する減少率
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原生動物の個体数の動態に関しては、特異的な変化が観察された。 これは、漲水時処理の効果及び航海中の自然死滅によって発生した生物の死骸を餌として繁殖する、当該生物の生態が反映された結果であると考えられる。 つまり、漲水時や排水時の処理によって正常な原生動物数は減少するが、生き残ったものが航海中に増殖する。 また、処理されることによって数が増える場合も観察された。
(漲水時に処理し、排水港で未処理排出ケースも含む。)
表II.2.3.4-16及び図2.3.4-15には、漲水時と排水時の2回処理した第1航海のシアトルから東京(表II.2.3.4-16(1)と図2.3.4-15(1))及び第2航海のシアトルから名古屋(表II.2.3.4-16(2)))における原生動物の結果を示した。 第2航海のシアトルから名古屋(表II.2.3.4-16(2))では原生動物は検出限界以下であった。 第1航海のシアトルから東京(表II.2.3.4-16(1)と図2.3.4-15(1))では、サイズは80μm未満10μm以上のサイズ区分にのみ検出された。
シアトルでの漲水時処理及び東京での排水時処理効果によって、原生動物は減少している。 しかし、シアトルの漲水処理後では検出限界以下の密度であったにも係わらず、東京における排水時処理前には、実にシアトル原水の5900%にも増加している。 これは、漲水時処理によって多くの生物が死滅に向かう中で、ごく少数であった原生動物が、生物の死骸等を餌として航海中に繁殖したためと考えられる(表II.2.3.4-16(1)と図2.3.4-15(1))。
表II.2.3.4-16(1)漲水時と排水時の2回処理したケースにおける
動物プランクトン(原生動物)の変化
(第1航海:シアトル→東京)
実験港 |
Seattle |
Tokyo |
実験日 |
Dec.6 |
Dec.15 |
分析検体数 |
3 |
3 |
サイズ区分(単位)\試料名 |
シアトル原水 |
シアトル漲水時処理後 |
東京排水時処理前 |
東京排水時処理後 |
80μm以上(inds/m3) |
<100 |
<100 |
<100 |
<100 |
80μm未満−10μm以上
(inds/ml) |
0.001 |
<0.001 |
0.040 |
0.033 |
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図II.2.3.4-15(1)漲水時と排水時の2回処理したケースにおける
動物プランクトン(原生動物)の変化
(第1航海:シアトル→東京)
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80μm未満−10μm以上(inds/ml)
表II.2.3.4-16(2)漲水時と排水時の2回処理したケースにおける
動物プランクトン(原生動物)の変化
(第2航海:シアトル→名古屋)
実験港 |
Seattle |
Nagoya |
実験日 |
Dec.6 |
Dec.15 |
分析検体数 |
3 |
3 |
サイズ区分(単位)\試料名 |
シアトル原水 |
シアトル漲水時処理後 |
名古屋排水時処理前 |
名古屋排水時処理後 |
80μm以上(inds/m3) |
<100 |
<100 |
<100 |
<100 |
80μm未満−10μm以上
(inds/ml) |
<0.001 |
<0.001 |
<0.001 |
<0.001 |
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