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ロ. 排水時処理のケース
 
 表II.2.3.4-15及び図II.2.3.4-14には、排水時に処理したケースにおける全植物プランクトンに対する実験結果を示した。
 漲水時の原水のデータがあり、漲水から排水時処理後の減少率を算出できる第1航海のロサンゼルスからバンクーバー(表II.2.3.4-15(1)と図II.2.3.4-14(1))、シアトルから名古屋(表II.2.3.4-15(2)と図II.2.3.4-14(2))、第2航海の東京からロサンゼルス(表II.2.3.4-15(3)と図II.2.3.4-14(3))、バンクーバーから東京(表II.2.3.4-15(4)と図II.2.3.4-14(4))に関しては、80μm以上のサイズ区分の減少率は約97%〜100%、80μm未満10μm以上では79.2%〜99.8%であった。 80μm以上に対しては比較的効果があるが、80μm未満10μm以上に対してはやや低い効果であった。
 なお、第1航海のシアトルから名古屋(表II.2.3.4-15(2)と図II.2.3.4-14(2))において、原水よりも名古屋での排水時処理前の方が多数出現した結果となった理由は、漲水時の対象バラストタンクと排水時処理のバラストタンクが異なるためである。 これは、同じ港湾における同じ日の漲水でも植物プランクトン量が異なること示している。
 
表II.2.3.4-15(1)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第1航海:ロサンゼルス→バンクーバー)
実験港 Los-Angeles Vancouver
実験日 Dec.1 Dec.5
分析検体数 1 2
サイズ区分(単位)\試料名 ロサンゼルス原水 バンクーバー排水時処理前 バンクーバー排水時処理後
80μm以上(inds/m3 <100 <100 <100
80μm未満−10μm以上
(inds/ml)
1.180 0.393 0.029
 
図II.2.3.4-14(1)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第1航海:ロサンゼルス→バンクーバー)
 
80μm未満−10μm以上(inds/ml)
注)図中の数字は、原水に対する減少率
 
表II.2.3.4-15(2)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第1航海:シアトル→名古屋)
実験港 Seattle Nagoya
実験日 Dec.6 Dec.16
分析検体数 3 1
サイズ区分(単位)\試料名 シアトル原水 名古屋排水時処理前 名古屋排水時処理後
80μm以上(inds/m3 3400 900 100
80μm未満−10μm以上
(inds/ml)
0.660 1.399 0.137
 
図II.2.3.4-14(2)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第1航海:シアトル→名古屋)
 
80μm以上(inds/m3
 
 
80μm未満−10μm以上(inds/ml)
注)図中の数字は、原水に対する減少率
 
表II.2.3.4-15(3)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第2航海:東京→ロサンゼルス)
実験港 Tokyo Los-Angeles
実験日 Dec.27 Jan.7
分析検体数 2 3
サイズ区分(単位)\試料名 東京原水 ロサンゼルス排水時処理前 ロサンゼルス排水時処理後
80μm以上(inds/m3 535000 3500 <100
80μm未満−10μm以上 (inds/ml) 19.481 0.059 0.046
 
図II.2.3.4-14(3)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第2航海:東京→ロサンゼルス)
 
80μm以上(inds/m3
 
 
80μm未満−10μm以上(inds/ml)
注)図中の数字は、原水に対する減少率
 
表II.2.3.4-15(4)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第2航海:バンクーバー→東京)
実験港 Vancouver Tokyo
実験日 Jan.12 Jan.21
分析検体数 2 1
サイズ区分(単位)\試料名 バンクーバー原水 東京未処理排水 東京排水時処理後
80μm以上(inds/m3 3900 1600 <100
80μm未満−10μm以上 (inds/ml) 0.920 0.430 0.066
 
図II.2.3.4-14(4)排水時処理ケースにおける
全植物プランクトンの変化
(第2航海:バンクーバー→東京)
 
80μm以上(inds/m3
 
 
80μm未満−10μm以上(inds/ml)
注)図中の数字は、原水に対する減少率







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