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小規模自治体における自治の拡充に関する研究

 事業名 小規模自治体における自治の拡充に関する研究
 団体名 地方自治研究機構 注目度注目度5


2 職員調査
行政アンケート詳細まとめ
 
7-1. 現況における村づくりの問題点・課題−村行政の観点から−
少子・高齢化・人口減少
・少子化・人口減少が進み、学校などの集団活動が成り立たない。
・村が実施している各福祉施策の中で、遅れているのが児童福祉を含めた少子化対策であり、行政の基礎である「人」がいなければ村づくりは実現しない。今後「衣川村の福祉」を掲げる場面が多くなると推測されるが、そのためには、「老人福祉のレベル」まで向上させる必要がある。
・民間活力を利用する事はもちろんであるが、行政で実施しなければならない分野があると考える。なお、少子化対策は統一認識の下での全庁的な取組が不可欠であると思う。
・少子対策の遅れ。子供を産める環境づくり・支援など。子育てをしやすい行政からの支援。共働きを考えた子どもを守る方法。
行政・地域事業への参加者意識の低下
・事業等起こしても、住民が集らない。
村の計画、ポリシーの希薄さ
・ポリシーが無いように見える。
・村づくり計画が具体的、かつ明確となっていないので取組みにくい。
公の施設・村内施設の運営方法
・施設があるのに中途半端な建て方をされているのは残念と思う。管理体制が悪いのか、良くわからないけど。スキー場にしても、ナイター照明をして、仕事が終わってもリフレッシュできたりとか、ログハウスを国見平温泉の側に建設して、温泉につかりながら、自炊して夜空を眺めたりなんて。ボーダーの公認コースを作り、若者で溢れるスキー場にする。魅力的なところは沢山あるのに、どこか淋しい気がします。偉い事はいえない立場ですが。
・施設整備をしても、その後の維持管理がなされていない施設が多い。
特定の施策への重点化・特化
・福祉に力を入れるのは良いが、それは老後・病後も安心できるということであり、曲解すれば村民が衰退の方向に向かうのを助長しているということである。老齢人口が高い比率を占めるのは事実だが、それのみに重点化・特化して施策を行うのは多少危険な要素を含むように思われる。
精神保健福祉分野
・精神障害者の長期入院が問題になっている。精神病院に入院している患者の多くは退院したいと希望しているというが、退院後本人が安心して社会復帰していけるような社会の受け入れ体制が不十分であるため、思うようにいっていないのが現状である。このことにより医療費が村財政に大きな負担を強いられているだけでなく、精神障害者本人の社会復帰を遅らせている。
また、地域で生活している精神障害者にとっても、障害からくる暮らしにくさのほかに、偏見からくる無理解により社会復帰が思うようにいっていない状況がある。
 本村においても、官民一体となって精神障害者の社会復帰と社会参加をいっそう進める必要がある。それによってノーマライゼーション社会の実現を図ることが重要である。 また近年、精神医学の進歩に伴って、予防または早期発見が必ずしも夢ではなくなってきたので、村民に対する予防啓発などの第1次予防精神医学的活動を進める必要がある。
住環境の整備
・住環境の整備にあっては、住み良さはあるので、景観の観点から街づくり協賛金を得て景観を整える手法もある。
・基本となる衣、食、住からみると、まず住が先に目に付く。今、陣場下に新築の家がかなり、目立ってきている。しかも、他市町村からの転入者が魅力的な場所として選んできているのだろう。そのように、安い土地の提供で若者が、安く土地を購入し、衣川に根が張るような事を提案します。場所的にも、子育てにも、交通面でも良い場所と思う。また、住宅に入居する人は、転勤がある人を除き、永住を条件とすることで、10年間の入居で、家賃の10分の1は積み立てに回るような仕組として、家賃と一緒に納入し、退去の際には積立金を頭金として、衣川に家を建てるような考えをしてはどうかな。
行政職員人事・資質
・職員数、配置場所(えっ、この人がなぜここにいるの?)
・若者が少ない。村内の職員が多く、公私混同しがちだ。プライバシーが守られない。
・職員の多くが身に追っている問題としてあまり大きく感じていないのか緊迫して考えていないように思われる。
住民の行政依存傾向
・行政サービスに対し依存する傾向があるため、住民が自立できる方向性を示していく必要あり。
・本村は小さな村であり、村民は全て行政がやってくれると思い込み、甘えがある。何の会議でもバスを出してくれないなら参加・出席しない。村民総参加になる事業も参加率が悪い。
生活環境・ゴミ問題
・ゴミ
・交通安全等生活環境に関する事項(他人任せの個人や団体があまりにも多すぎます)
情報開示
・各課でどういう事をやっているのか村民はわかりにくいのではないか?
その他
・将来に引き継ぐべき財産の整理と共有と対策
・全村民が一様に誇れる「モノ」がない。
7-2. 現況における村づくりの問題点・課題−住民生活、住民活動の観点から−
少子・高齢化・人口減少
・少子・高齢化、人口減少が進んでおり、行政区単位での活動が困難になりつつある。
・高齢者が多いため、村づくりへの第1歩まで踏み出せない。
・少子化対策を「点から面へ」の全庁的な統一年式で実施すべきと思う。この分野の財政的な支援も比較的多い事もある事から取組やすい環境がある。
・若者が少ない。村内の職員が多く、公私混同しがちだ。プライバシーが守られない。
住民の自主的活動の強化・自立
・依存型地域づくりから自立型地域づくりへの更なる誘導が必要。
・住民が、自主的に活動するという考えが希薄。
・良い村づくりをするということに関して、全て行政に頼り切っている。
・住民の自主努力も必要。
・高齢者(老人クラブ)が行政等に頼る傾向が他市町村に比較して特に強い。
・村づくりは住民が率先して行動を起こす。住民ができる部分は住民、行政がやる部分は行政とはっきり区分する事により、行政負担が減る。
・住民一人一人が自分の家庭のみを重要視する。一人ひとりが活動して地域をつくり、それが年月をかけてよりよい村づくりになると思いながらもまず目の前の問題が多すぎるのか。
・今後ますます「住民自治」が求められる事から、本村の「行政区」を「自治会」に改め、「自分たちの事は(財源も含め)自分たちで可能な限りやる」という考え方に改めるべきと思う。
住民の健康管理・病気予防
・健康で生涯を終える事が村民のねがいであり、成人の健康づくり対策では、生活習慣病の予防や介護予防が重要である。高血圧の有所見者は以前から多かったが、大部分は服薬治療によって安定が図られている。近年は、糖尿病や高脂血症などの所見者が増えてきている為、糖尿病や脳卒中の発症を予防するため、生活習慣の改善による一次予防が重点課題となってきている。このため係では、食生活の指導に加え運動指導の事業を成人を対象に増やしてきている。また、要介護状態になることを予防するために高齢者に対する運動の普及も重点課題と考える。高齢者は、膝痛を抱えているので、
・水中運動の普及が必要と考えられる。
・健康づくりをもっと充実した方が良いと思う。
子育て・青少年教育
・母子保健事業では、未婚の妊娠やごく若い時期の結婚が増加し、幼児虐待や育児力不足のケースが出てきている。育児の相談やサポート体制がもっと充実される必要があると思う。衣川村の場合、児童福祉に関する分野や青少年に対する教育分野の施策が今後充実する必要があると思う。
公の施設の活用
・社会福祉、教育施設体育施設等をもっと自由に使用できるようにすること。
交通手段
・交通手段の確保
精神保健福祉分野
・上記を実現していくために、地域での精神保健福祉ボランティアや精神障害者家族会の活動は重要である。両者はこれまでも地域の精神障害者を理解し地域生活を支援してきているが、今後さらにこの活動が期待される。村はこれまで同様にこの活動を側面から育成していく必要がある。
 また、家族会には家族同士の支え合いの機能があり重要である。家族が障害を受容でき安定することで、当事者の状態の安定にもつながる。
 このことから、家族会未加入者の加入促進を図る必要がある。現在は6分の1程度の加入状況である。
 また、当事者の自主活動が育っていない状況にあり、今後当事者会の育成を図っていくことが必要である。このことにより、当事者の自己実現が図られていくと考える。
住環境の整備・定住促進
・少子高齢化が益々進む中で、若者の定住できる環境づくりが必要である。
・次・三男が本村に定住できるような住宅分譲地を日向周辺に造成しては。
・村営住宅不足(毎日と言っていいほど、空室情報の照会あり)
生活環境・ゴミ問題
・少子化対策の推進(幼稚園のスクールバス、学童保育の実施)
・ゴミ問題など、身近な生活に直結する諸問題の早期解決
・村営住宅における居住者のマナーの悪さ。
余暇・住民活動の促進
・年代に応じた余暇・住民活動の拠点がない。
・若年・・・他市町村に余暇活動の拠点求めている。
・中年・・・他市町村に余暇活動の拠点求めている。
・老年・・・温泉・ゲートボール(一部)で満喫
その他
・まず、衣川村の魅力を引き出してもらうには、衣川を知るに限る。バスを利用して何回かのシリーズで村内を観光してまわり、衣川の良さをPR。温泉で昼食をとりながら、語りあい、色々な情報の提供を呼びかける。これは、年寄りのみならず、若者も参加できるような形をとる。何が村には必要か、今後も継続すべきか。とても貴重な意見が聞けるであろう。また、管内の若者同士が積極的に交流できる機会を設け、そこから結婚まで結びつけばなお良い。
・各家庭の基本的な生計を立てるだけの経済は必要である。その上で、経済ばかりみるのではなく、文化面にも目を向けてほしい。
・アメリカスタイルの経済ではなく、熟したヨーロッパスタイルの生き方かな?余暇を楽しめるような生活が有ってもいいのでは。
・自給自足のできる村づくりのため、自主的な活動や地域とのつながりを確保し、PR活動を積極的に行っていく。
7-3. 今後の村づくり推進に向けての役場の行政組織(課・係)のあり方について (例:課間の連携、総合的企画力、課・係の統廃合など)
部門の統廃合
・現在の課は、統合されすぎて、課長が抱える範囲が膨大になっているのではないか。
・老人福祉センターと老人福祉係および老人保健係の所管課が異なるが、老人福祉センターで実施している高齢者の生きがい活動と老人保健・福祉事業は一体となって進めた方が有効ではないか。
・教育、保健福祉、産業経済、企画総務の大枠でいいのでは。
・組織の見直しと運用について、柔軟な対応がもっと必要と思われる。
・組織としての人の配置・機動的な組織運営・決裁と権能等 (例 産業経済、生活環境保健福祉、総務税務企画)
・思い切った課及び係の統廃合は必要なのかも(技術職の絶対数不足・臨時雇用の長期化)。
・道路愛護会と衛生組合を合併し、活動内容を点から面へ変えてはどうか(各民家の周辺が意外に汚れている)。
・課の体制が整っているようで、あまり機能していない部分もある。
・総合的なとりまとめをする機関が必要。
・本村の課は他市町村から見て適正な配置で課の連携は良いと思う。ただし、村の企画が弱いと思われる。
行政内部の連携・情報共有
・話し合い、全職員に周知する企画が必要と思う。
・各課や各係が抱えている課題や今後の方針の概要だけでも職員は知る必要があるし、互いの業務を知った上で連携が図られると思うが、現在は機会がない。年1回でもいいので、係長会議を開催して全庁の取組と課題を
・職員個々が衣川村の良い面・すばらしい面等の共有による企画総合力の発揮
・連携が取りにくい。
・障害者福祉分野においては、村では保健医療福祉サービスが一体的に提供されるような基盤ができて来ていることから、今後これを維持しさらに広域的に充実されてきている障害者支援体制とネットワークを組みながら、対象者にとってより適切なサービスを提供できるように対応していく必要があると考える。
・これからの村づくりを考えるうえで、一課にとどまらず総合的に企画しそれを基盤に村づくりを進めるような各課間の連携を図る組織づくりが必要である。
・村のビジョン統一を図り、課間連携による意識の高揚と住民への周知徹底をする。
・課の異動等により多くの知識を身につけているのだから、住民サービスが向上できるように課間、課外でも情報提供は必要です。一人の住民にいくつもの行政が係わっていても相手は一人なのですから。総合的に対応するべき。
その他
・役場内の行政組織は見直し済みであるが、住民サイドの方は手つかずであり、7-2でも述べたとおり「行政区」から「自治会」に見直し、「住民自治意識」を育成すべきである。このまま合併したら「合併ショック」が懸念される。
・公私混同せずプライバシーを守る。
・現状から考えてやはり役場職員の方が民間企業の職員より恵まれていると思う。余裕をもった仕事をしたいと思うものの、緊迫した物も感じられる。一所懸命さが欠ける時もある気がする。
・課の建物が離れているのが不便なので、1箇所に集中する方が良い。
8. 現況における村内各小学校区ごとの日常の住民生活に関わる問題点・課題
通学時の安全性
・道路に歩道のない所があるので、安全面を考えると歩道を付けて欲しい。広域農道も!!
・村外から来る車も多くなり、事故や事件等に巻き込まれないように注意する必要があるが、民家のない通学路等はどう注意すればいいか等安全面について。
・学校から帰宅した時に一人になる時が多い。
公共交通機関の確保
・北股、南股については交通手段の確保。
・北股、南股:公共交通手段が少ない。自家用車以外の交通手段の確保が必要
・北股、南股などは、交通手段の確保が必要と思われる。(特に冬期間)
地域拠点の設置場所
・学区の集会等の中心となる生活改善センターが中間点になく利用に不便。
・衣川小学校区以外は区の集会施設があるが、衣川小学校区にはない。中央公民館等の類似施設はあるが、夜間利用及び飲食禁止等で気軽に利用できない状況がある。
少子化・行事への関心の低下
・学区の行事への参加者数の減少。
・少子化の為か、子供がいないと運動会にも参加しない家庭が多い。
村内の清掃作業への参加者の負担感
・村民の高齢化及び家族構成員の減少により、地区で年間数回実施される清掃作業に負担の声が強くなってきているように感じている。また、早朝に行われるこの作業に中学生高校生の参加はほとんどない状況であるが、村民の高齢化に伴って中高校生にも参加を呼びかけていってもいいのではないかと考える。そうすることで、作業にも活気が出てくるし、ここで自然な形で世代間の交流が図られ楽しく作業ができるように思う。
ゴミ袋の検討について
・村のゴミ処理は地区の協力体制もあり順調に進んでいると思うが、ゴミ袋について検討して欲しいとの声が良く聞かれる。ゴミを入れた袋を結んで出しているが、結びにくいため、もっと結びやすくするよう袋の上部をひも状にした企画にして欲しいということである。
地区公民館での禁煙について
・公民館でタバコをすわないで欲しいという声がでているが、なかなか改善が難しい状況にある。
・体調の悪い人にとって、タバコの煙は辛いものであるが、健康な人には分かってもらえず、このために座談会等があっても公民館に足が遠のいてしまうという。地区だけでは人間関係も関係し、言いにくいという面があるため、村で指導して欲しいとの声もある。
学校と地域の関わり
・学校ごとに住民とかかわりを持とうと努力しているようだ。住民がもっと学校を利用することが大事かもしれない。日曜日とかの利用の方法が簡単にあればいいのかな。しかし、利用しようとする住民の活動がなければ意味がない。
・生徒と地域住民のふれあいがあれば昔の良さ、老人と子どものふれあいにより、善悪が自然と身に付くと思われるが、もっとふれあいの場を増やす事が理想であり。ただ、授業に影響があるのか、少ない先生方の理解がどうか。ボランティアも増やす事が望ましい。
初等教育の一括統合
・小学校・幼稚園・保育園の一括統合等、噂、今後しないといけない等色々ありますが、広域合併により日常生活が今以上に悲惨にならないよう配慮したい。
その他
・職員個々が衣川村の良い面・すばらしい面等の共有による企画総合力の発揮
・総合発展計画の小学校区版が必要である。今後、合併した場合に旧市町村単位で「自治会」が組織されると思われる。そうした組織の下部組織が必要である。
・特に感じられない。







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更新日: 2019年10月12日

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